WBC世界王座連続防衛回数ランキング(記録関連) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2016/12/29

WBC世界王座連続防衛回数ランキング(記録関連) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2016/12/29
 
 

 

防衛回数のランキングも3日目ですので、前置きはなしで…。
WBAの次に歴史を誇る世界王座管理団体、WBCのランキング。
 

WBC世界王座連続防衛回数トップ10
 

第1位 22度防衛 第5代WBC世界ミニマム級王者 

リカルド・ロペス(メキシコ)

ロペスに関しては前々回の世界王座連続防衛回数ランキングを見てくださいな。
(手抜きでゴメン)
 
 

第2位 17度防衛 第34代WBC世界フライ級王者 

ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)

在位期間は2001年3月2日 – 2007年7月18日。

マルコム・ツカニャオ(比)を瞬殺して王座を獲得すると、
初来日となった初防衛戦、浅井 勇登(緑)戦では5RTKOで、
当時日本のトップ選手だった浅井をズタズタに…。

まだ若かりし頃のポンサクに、解説席のファイティング 原田(笹崎)
「若いうちにベルトを取り上げないと、立ち打ちできない名王者になってしまう。」…と予言。
この予言は見事に的中。

次戦では世界フライ級タイトルマッチにおける史上最短KO記録を叩きだす。
相手は…日本のホープだった内藤 大助(宮田)
内藤の異名、”最短男”の由来を産んだのがこの試合。

本田 秀伸(グリーンツダ)、トラッシュ 中沼(国際)小松 則幸(エディタウンゼント)中広 大悟(広島三栄)
清水 智信(金子)…当時、人材豊富だった日本フライ級の選手たちをことごとく打ち倒し続けた…。

ポンサクさえいなければ…そんな選手数多…。
次第に対抗王者 ビック・ダルチニアン(豪)とのフライ級最強対戦が取り沙汰され…

当初の予定では3戦目となる内藤 大助との防衛戦後、
ポンサクに対して挑発を繰り返していた亀田 興毅(亀田)と戦い
20度目の防衛戦でダルチとの決戦に挑む予定だった。

しかし…世紀のビッグアップセット!
3度目の対戦にして、内藤がポンサクを討ち破るのである。
 

その後、内藤との再戦ではドローで王座の再冠は成らずも、暫定王座を獲得して再冠。
亀田 興毅に勝って正規王者へ昇格すると、2期目の王座でも暫定時代を合わせて6度の防衛。
日本人ファンの身近にいた”とんでも王者”の一人。
 
 

第2位 17度防衛 第4代WBC世界スーパーバンタム級王者 

ウィルフレド・ゴメス(プエルトリコ)
 

在位期間は1977年5月21日 – 1983年5月。
世界戦17連続KO防衛、31戦連続KO勝利と、軽量級ではあり得ないと思ってしまいそうな記録。
アマチュア時代から強打で鳴らし、全試合KOで世界選手権を制覇するなど、プロ転向前から
バズーカ砲と言われた、その強打はえげつないものだったよう。

2度目の防衛戦ではロイヤル 小林(国際)を葬り、
6度目の防衛戦では43戦全勝(42KO)無敗のカルロス・サラテ(メキシコ)との
「史上最高のKOキング対決」を制する。

この王座を返上後は、3階級制覇を達成。
引退後は薬物中毒だったと言いますが、晩年がどうあれ功績は変わりません。
 
 
 

第2位 17度防衛 第8代WBC世界ヘビー級王者 

ラリー・ホームズ(米)

在位期間は1978年6月9日 – 1983年12月11日。
WBCの王座は指名試合のファイトマネーに難色を示したホームズが
ジョー・フレージャー(米)の息子であるマービス・フレージャー(米)との
対戦を優先したことによって剥奪。
その後はIBFに乗り換えて防衛戦を行った。

モハメド・アリ(米)マイク・タイソン(米)の合間の時代。
ヘビー級の主役はこの男だった。

しかし、アリのコピーと呼ばれたそのスタイルは、ホームズを不人気王者へと仕立て上げる。
アリの終焉からタイソン登場までの長い期間、一人で牽引した圧倒的な実力とは裏腹に
一度目の引退の台詞は…
「誰も愛してくれなくたっていい、家族さえいてくれれば…」。

なんとも切なくなってしまうが、世界王座獲得時のケン・ノートン(米)との激戦や、
かつてのスパーリングパートナーでもあった衰えきったアリを徹底的に打ちのめした試合。
“ホワイトホープ”ジェリー・クーニー(米)を打ちのめし、ティム・ウィザースプーン(米)との激戦を制し…
そして、王座陥落後、ジョージ・フォアマン(米)に触発され、50代で戦う姿…。

引退間近に組まれたジェームズ・スミス(米)マイク・ウィーバー(米)などの
かつてのライバルとの時代を超えた大ベテラン対決や
エリック・エッシュ(米)との本当の引退試合に駆けつけるかつてのビッグネームたちなど。

見返してみると、魅力にあふれたホームズの戦歴があらわになったりする。
ヘビー級でこれほどの防衛を重ねた実力と、アリからタイソンへ時代をつないだ功績は
きっと誰にも否定できないだろうと思ってしまう。
 
 

さて、以下は下記のとおり。

第5位 15度防衛 第11代WBC世界ライトフライ級王者 チャン・ジョング(韓)
第6位 14度防衛 第14代WBC世界フライ級王者 ミゲル・カント(メキシコ)
第6位 14度防衛 第25代WBC世界バンタム級王者 ウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)
第6位 14度防衛 第5代WBC世界ライトヘビー級王者 ボブ・フォスター(米)
第9位 12度防衛 第21代WBC世界スーパーライト級王者 フリオ・セサール・チャベス(メキシコ)
第9位 12度防衛 第15代WBC世界ミドル級王者 マービン・ハグラー(米)
 

ずらりと並ぶ名王者の数々…
自分が好きな選手はWBCに多いな…なんて思ってしまう。
 

ジョングやカント、ウィラポンなんかは日本でもお馴染みの選手。
そして、フォスター、チャベス、ハグラー…と世界的ビッグスターが並ぶ。
 

現在のWBC世界王者で最も防衛回数が多いのは…現在11度防衛中の我らが山中 慎介(帝拳)

次戦でトップ10入りの可能性も高い。

次点には…長谷川 穂積(真正)
過去にバンタム級で10度連続防衛を行っているものの…
引退してしまいましたね…ほんとに寂しい。
 

これで今のところ日本人のWBC世界王者は1人のみ。
山中には是非とも記録更新を期待したい。

また、山中本人が望むような大きなカードの成立にも大きな期待しつつ…。
 
 

次回はIBFの一覧
 
 

※記録は2016/12/29時点
 
 

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