IBF世界王座連続防衛回数ランキング(記録関連) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2016/12/31

IBF世界王座連続防衛回数ランキング(記録関連) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2016/12/31
 
 
 

連続防衛回数のランキングも4日目。
今回はIBFのランキング。

TVでやってる世界戦がにぎやかですが…
そちらの発信は様々な方がやってくれるでしょうから、
こちらはいつもと変わらずコツコツと…。
 
 

IBF世界王座連続防衛回数トップ10
 
 

 
 

第1位 21度防衛 第10代IBF世界スーパーミドル級王者

スベン・オットケ(独)
 

オットケがどんな選手だったかは世界王座連続防衛回数ランキングで取り上げたので割愛。
(毎度、手抜きでゴメン)
 
 

第2位 20度防衛 第6代IBF世界ミドル級王者 

バーナード・ホプキンス(米)
 

2位につけたのは、死刑執行人。
オスカー・デラホーヤ(米)に勝って史上初の4団体統一王者となったり、
最年長王座獲得記録と最年長王座防衛記録も保持していたり…
様々な記録を持つこの男が連続防衛数でもIBFの歴代2位。

後年、宇宙人とも呼ばれましたが…まさに常人と思えないとんでもないです。

アマチュアでは99戦95勝4敗。
エリートコースまっしぐらかと思いきや17歳から5年間服役…。
そしてプロデビュー戦では黒星。
世界挑戦も3度目にしてようやく獲得…。

するとこの王座を延々と防衛し、2001年には3団体統一トーナメントを勝ちぬき、
マービン・ハグラー(米)以来の3団体統一王者となる。
そのままWBA/WBC/IBFの3団体を守り続け、2004年にデラホーヤからWBO王座を吸収。

翌年、ジャーメイン・テイラー(米)に際どく敗れたものの、それまでに積み上げたIBFの防衛数は20。
在位期間:1995年4月29日-2005年7月16日と、10年を越えて王座に君臨し続けました。
その後もライトヘビー級で2団体を統一したり…
そしてまだまだ現役、12月には試合が組まれています。

現在51歳…。
どこまでやるつもりなのか…ロイ・ジョーンズJr(米)と同じくとことんやってほしい選手です。
 
 

第3位 18度防衛 第17代IBF世界ヘビー級王者 

ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)

在位期間は2006年4月22日- 2015年11月28日。
アマチュア戦績:134勝6敗
アトランタ五輪スーパーヘビー級金メダリスト。

初期は撃たれ脆さを指摘されたものの、クリス・バード(米)からIBFのベルトを奪ってからは盤石の強さを発揮。
体格にモノを言わせ、テクニックもパワーもある。
彫刻のような肉体を持ち、徹底的に勝つボクシングをする。

その結果…「ヘビー級が面白くない」
そう言われ続けて10年近く。

ボクシングの主役だったヘビー級を強過ぎるクリチコが主役から降板させた…。
そして昨年、クリチコが陥落し、盛り上がるヘビー級。
クリチコさん…不憫過ぎる。

しかしそんな彼もホームリングのドイツでは大スター。
果たしてクリチコは衰えたのか…タイソン・ヒューリー(英)との対戦は延期に延期を重ねていますが…。
再戦が待たれます。
 
 

第4位 16度防衛 第4代IBF世界バンタム級王者 オルランド・カニザレス(米)
第5位 15度防衛 第5代IBF世界ウェルター級王者 フェリックス・トリニダード(プエルトリコ)
第6位 13度防衛 第9代IBF世界スーパーバンタム級王者 ブヤニ・ブング(南ア)
第7位 12度防衛 第7代IBF世界ミニマム級王者 ラタナポン・ソーウォラピン(タイ)
第8位 11度防衛 第8代IBF世界フェザー級王者 トム・ジョンソン(米)
第8位 11度防衛 第7代IBF世界スーパーウェルター級王者 ジャンフランコ・ロッシ(伊)
第10位 10度防衛 第8代IBF世界ミドル級王者 アルツール・アブラハム(アルメニア)
第10位 10度防衛 第5代IBF世界ライトヘビー級王者 ヘンリー・マスケ(独)
 
 

WBAやWBCに比べるとまだまだ歴史の浅いIBF。
10位までの記録のうちほとんどが1990年代のものだったりします。
その反面、トップ3のうち2人はまだ現役の選手。
記録自体は途切れていますが…

現在の最多防衛は、ライトヘビー級のジャモール・チャーロ(米)
ウェルター級のケル・ブルック(独)の3度。
近々更新するような選手は出てきそうにありません。

ルール遵守に厳格なIBF、王座剥奪の頻度も他の王座に比べて高く感じるのが
そのあたりの原因かもしれないですね…。
意外ともっともアンタッチャブルなのがIBFの連続防衛かもしれません。
 

日本人では唯一、八重樫 東(大橋)がIBFを保持しており、昨日の勝利で防衛数は2度。
更新はまだまだ先か…。

日本人歴代では…八重樫と並んで高山 勝成(仲里)が2度達成した2回が最高…。
日本にとっては認可されてから時間が経っておらず…
まだまだ長期防衛の王者は出てきていない状態です。

これから…ってことは、夢も希望も満載!
 
 

 

次回はWBOの一覧
 
 

※記録は2016/12/31時点
 
 

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