2025/12/14 -愛知・刈谷あいおいホール- 第1試合~第4試合(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【女子スーパーフライ級4回戦】
大坪 真実(名古屋大橋) vs 高 のどか(ワタナベ)
4R判定 3-0(39-37、39-37、39-37)
勝者:高
スピードのある左ストレートを撃ちこんでいく高。
大坪は少し距離が遠いようにも思える立ち上がり。
3Rに入ると左ストレートを外せるようになった大坪が、
後の先をとる場面が目立ち始める。
最終ラウンドは両者好戦的に大砲をぶつけ合う中、
ポジションを変え続けた高がわずかに上回ったか。
マイジャッジも公式ジャッジと同じく39-37となった。
シャープにまっすぐ飛ばされる高の美しいとさえ言いたくなる左ストレートは魅力抜群。
タイミングも素晴らしかったが、3R目でそれを外して右ストレートをねじ込んた大坪。
彼女が蓄えた引き出しもまた素晴らしかった。
年齢制限でプロになれない時間を多く過ごした分、経験値は3戦目以上のものを持つ大坪。
高には彼女にあげた勝利を自信にして欲しいと感じた。
大坪 真実 4戦1勝(1KO)2敗1分
高 のどか 2戦2勝
【女子ミニマム級4回戦】
パッタラワディー・ソムケーオ(タイ) vs 谷原 羽奈(市野)
3RTKO
勝者:谷原
これまでにないほど好戦的に詰めていく谷原。
明らかにKOを狙って力強く撃ち込んでいく中、左フックで痛烈なダウンを奪う。
下がりながら撃ち返して捉える場面も作るパッタラワディーだったが、
3Rに綺麗な被弾を食ったところでレフリーがストップ。
積み重なる強打の中で試合が終了した。
実力差はあったが、劣勢の中でパッタラワディーは逆転の一撃を狙い続けていた。
KOを狙いすぎれば崩れるもの、はっきりとしたダウンを奪い、
TKOまでつなげた見事な戦いぶりだった。
これでB級昇格。
新たなグレードへと上がって、より厳しい戦いへ挑んでいく。
来年、まっすぐにA級へと登ることができるか。
その先にはタイトルが見えるはず…。
国内戦線にも一皮むければ世界へ飛び出しそうな選手がひしめいている女子軽量級。
B級の先にある戦いは熾烈を極める。
谷原がいつ、その手にチャンスを掴むか…。
彼女の描く濃厚な物語を楽しみにしている。
パッタラワディー・ソムケーオ 3戦1勝2敗
谷原 羽奈 4戦3勝(1KO)1敗
【49.5Kg契約4回戦】
羽田 翔太(名古屋大橋) vs 宮元 雄大(江見)
4RTKO
勝者:羽田
身長で一回り羽田を上回る宮元に対し、潜り込むわけではなく、
前に出させて撃ち終わりを狙う羽田。
しかし、ハンドスピードもあり、ガードごと持っていく宮元のワンツーは脅威。
踏み込み勝負となった2Rには宮元が痛烈なヒットを奪う場面が目立つ。
3R後半に入ると、羽田が猛烈に詰めて襲い掛かる。
嵐のような猛攻の中で宮元は痛烈なカウンターを浴びせるが羽田は止まらず。
最終ラウンドは宮元も前に出て撃ち合いへ。
お互いが強烈に捉え合う中、試合終了まで残り10秒…
羽田の右が宮元を強烈に捉えたところでレフリーが試合をストップ。
ラウンドごとに攻防の形が変わった試合。
どの形でも戦えることを見せた羽田。
そして鍛え上げられた肉体、体の強さ…。
面白みたっぷりの選手が登場したように思える。
死闘とも言える最終ラウンド、お互いに強打を叩きつけ合いながら、揺れたのは宮元だった。
宮元は痛烈に捉えていたが、羽田はびくともせず。
もらい方次第では立場は逆になっていたかもしれない。
尖った武器のある選手は、登っていく素養のある選手。
スピードも重さも感じるワンツーは、
デビュー戦黒星の宮元の先々を期待させてくれるに充分なものだったように思えた。
羽田 翔太 1戦1勝(1KO)
宮元 雄大 1戦1敗
【60kg契約4回戦】
佐藤 陽太(緑) vs 阿部 樹(changes)
2RTKO
ファーストコンタクトで左ストレートを突き刺してダウンを奪った佐藤。
1R中盤には阿部の踏み込んだところへまたも左ストレートで2度目のダウンを奪う。
立ち上がった阿部はそれでも恐れず踏み込んでいく。
2R開始早々、左で捉えた佐藤がパンチをまとめたところでレフリーが試合をストップ。
本来ならB級で戦えるはずの阿部が、4回戦に降りて戦ったリマッチ。
試合背景もそうだが、戦いぶりからも阿部の勇敢さが際立ったように思う。
だからこそ、佐藤の強さもまた際立った。
B級で戦える選手相手にこの圧巻の内容。
2026年の新人王戦へのエントリーがあるなら、中日本の大注目選手になると思えた。
佐藤が強くなって帰ってきた。
佐藤 陽太 4戦3勝(2KO)1分
阿部 樹 8戦2勝(1KO)2敗4分
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