WBO世界王座連続防衛回数ランキング(記録関連) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2017/01/01

WBO世界王座連続防衛回数ランキング(記録関連) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2017/01/01

 

あけましておめでとうございます。
本年もよろしく…なんて挨拶はそこそこ。

昨日の世界戦の結果がいろんなブログに上がってますが…
昨日書いたとおり、こちらはいつもと変わらず粛々と続けます。

さて、本日はWBOの連続防衛回数ランキングに行ってみましょうか。 

WBO世界王座連続防衛回数トップ10

第1位 23度防衛 第3代WBO世界ライトヘビー級王者 

ダリス・ミハエルゾウスキー(ポーランド) 

4団体通じての最多がこのミハエルゾウスキー。
選手の詳細については11/23に書いた世界王座連続防衛回数ランキングで…。

第2位 21度防衛 第4代WBO世界スーパーミドル級王者 

ジョー・カルザゲ(英) 

4団体通じてのランキングでも3位に入っています。
こちらも、選手の詳細については11/23に書いた世界王座連続防衛回数ランキングで…。

第3位 17度防衛 第5代WBO世界ライト級王者  

アルツール・グレゴリアン(ウズベキスタン) 

3位に入ったのは「キング」

バルセロナ五輪にはソ連代表として出場。
1990年と1991年の世界選手権では銀メダルを獲得。
共産圏にはプロになるルートがない時代、ドイツからプロデビューします。

デビュー以来18連勝。
オスカー・デラホーヤ(米)が返上したWBO世界ライト級のベルトを
元IBF世界スーパーフェザー級王者のアントニオ・リベラ(プエルトリコ)と争って王座を獲得。

1996年4月13日 – 2004年1月3日…延々と勝ち続けて17度防衛。

最後は”ブラジリアン・ボンバー”アセリノ・フレイタス(ブラジル)に敗れて陥落。
フレイタスは2階級制覇を達成…ブラジルでは大スターだったフレイタス。
感激屋としても有名で、リングで涙を流す姿は猛烈に頭にこびりついています。

…と、思わずフレイタスの話をしてしまいましたが、
それだけフレイタスの勝利が印象的だったってこと。

当時は、海外の映像なんて簡単に見れない高校生だったので、
ボクシングマガジンの紙面上の話。

大人になってグレゴリアンやフレイタスの映像を見て、
想像通り強かったんだ!なんて思って感動したりしました。

第4位 16度防衛 第12代WBO世界フライ級王者 オマール・ナルバエス(亜)
第5位 15度防衛 第8代WBO世界フェザー級王者 ナジーム・ハメド(英)
第6位 14度防衛 第2代WBO世界スーパーミドル級王者 クリス・ユーバンク(英)
第6位 14度防衛 第18代WBO世界ヘビー級王者 ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)(2期目)
第8位 13度防衛 第4代WBO世界スーパーフライ級王者 ジョニー・タピア(米)
第8位 13度防衛 第9代WBO世界クルーザー級王者 ジョニー・ネルソン(英)
第8位 13度防衛 第13代WBO世界クルーザー級王者 マルコ・フック(独)

やはり欧州王者たちが中心となってきます。
そんな中で南米から唯一トップ10に入ったのがナルバエス。

フライ級の王座は返上し、スーパーフライでも11度防衛。
実質28回くらい防衛してるのと変わらないわけです。
参考記録ですけど、余裕の歴史上最多防衛ですね。

この王座をぶんどったのが井上 尚弥(大橋)
「伝説が咬ませ犬に見えた」…とは井上がナルバエス相手に圧勝した試合後に聞こえた言葉。

間違いなく、ナルバエスは伝説だったわけです。 

5位に入ったナジーム・ハメド(英)は、変則ボクサーの代表格ですね。

新興団体だったWBOがどうやって権威を手に入れて行ったか…。
チャンスに恵まれない欧州のプロモーターが重宝したことで
隠れた強豪をあぶり出し、メジャー4団体に加わるところまで権威を積み上げた。
その過程の中で大きく貢献したのがこのハメドだったんじゃないかなと思います。

日本はIBFとWBOを頑なに拒んでいましたが…もっと早くWBOが認められていたなら、
ハメドに挑む日本人…なんて言うのもあったかもしれません。 

6位のクリス・ユーバンクは、現在ミドル級の世界ランカーとして村田 諒太(帝拳)以上に
世界王者に近いところにいるクリス・ユーバンクJr(英)のお父さん。
名王者ですね…。
ユーバンクJrの対戦相手には、父ユーバンクのファンだった選手もいたんだとか…。 

そして同数で6位にはIBFでも連続防衛上位にランクされたクリチコさん。
二つの団体でトップ10入り…まさに最強だったことを感じさせます。 

8位にはやっとアメリカ勢が出てきて、ジョニー・タピア。
両親を惨殺され、ボクシングで成り上がり、最後は薬漬けで死んだ…。
ファイトマネーはホームレスにばら撒いたとも言われ…
ロックスターのような人生。
凄まじい男です。

同数で、”エンターテイナー”と言われたジョニー・ネルソン、”キャプテン”の異名を持つマルコ・フックと続きます。 

現在、現役での最多はテレンス・クロフォード(米)と昨年大みそかに防衛を追加した井上 尚弥の4度。
昨年11月にセルゲイ・コバレフ(ロシア)が9度目の防衛に失敗し、彼らがトップに躍り出ました。

ちなみに井上 尚弥の4度目防衛は日本人WBO連続防衛歴代最多記録でもあります。 

…さて、これ、階級ごともやってみますか。
ん…結構大変そう。

※記録は2017/1/1時点

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