2025/08/16 -愛知・名古屋市露橋スポーツセンター- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【56kg契約8回戦】
中逵 友太(ディアマンテ) vs 武藤 涼太(松田)
中逵 友太 11戦6勝(2KO)5敗
西日本は大阪のディアマンテジム所属。
大阪府狭山市出身の29歳。
中日本のリングには初登場のために初見となる。
名前の読みは「なかつじ ゆうた」。
文字通り勝ち負けを繰り返してA級に登って来た叩き上げ。
武藤 涼太 10戦8勝(5KO)1敗1分
日本バンタム級7位、現日本バンタム級ユース王者
愛知県春日井市出身の20歳。
名前の読みは「むとう りょうた」
アマチュア戦績は29戦19勝10敗。
武藤は全日本新人王獲得後、上位ランカーへアタックしての敗戦。
そこから日本ユース王座獲得含め連勝中。
重みのあるジャブが特徴的なサウスポー。
C級デビューぎりぎりのアマ19勝に対して、
叩き上げの中逵がA級初戦でランカー挑戦に西日本から挑みに来る構図。
【48.5kg契約4回戦】
大久保 颯(とよはし) vs 奥田 一星(市野)
大久保 颯 3戦1勝(1KO)1敗1分
愛知県豊橋市出身の19歳。
名前の読みは「おおくぼ はやて」
今年の中日本新人王戦はデビュー戦で引き分けた相手に接戦での敗北。
来年の新人王戦を迎える時にはどの立ち位置か。
奥田 一星 デビュー戦
デビュー戦のために初見。
三重県津市出身の19歳。
名前の読みは「おくだ いっせい」
市野兄弟、中村三兄弟とともに練習を積んできた奥田三兄弟。
長男がいよいよデビュー戦のリングを踏む。
奥田の方が10cm以上の身長が高い戦いとなる。
キックの下地があり、既に3戦を踏んだ大久保が相手。
ニュースター誕生か…それとも大久保がプロの洗礼を課すか。
【スーパーフライ級8回戦】
■日本スーパーフライ級ユース王座決定戦
原田 怜(とよはし) vs 村田 碧(松田)
原田 怜 1戦1勝
静岡県出身の20歳。
名前の読みは「はらだ れん」
アマチュア戦績:35戦28勝7敗
デビュー戦では被弾もあったが適応力の高さを見せた。
将来の夢は競艇選手。
村田 碧 8戦8勝(5KO)
長崎県出身の20歳。
名前の読みは「むらた あおい」
アマチュア戦績:23戦18勝5敗
日本スーパーフライ級10位
リング上のすべてを支配するような戦いぶり。
伸びてくるストレート系のパンチは脅威。
最近、アマチュアで実績のある選手や、
ランキングに入った選手などに対しB級1勝でのA級昇格が認められた。
中日本ではおそらく初の適用となった原田。
23歳以下のA級ボクサーに権利がある日本ユース王座決定戦へ出場となった。
スーパーフライ級にホープが集結する中日本でも村田は新星の部類。
昨年の新人王トーナメントを圧倒的に制して注目を集めた。
それよりも後に出てきた原田とのタイトル戦。
スーパーフライ級ホープ大戦争の中でも新星vs新星の顔合わせとなる。
【55kg契約4回戦】
増本 雄大(ミサイル工藤) vs 藤川 晃成(名古屋大橋)
増本 雄大 3戦1勝1敗1分
西部日本は大分県のミサイル工藤ジムから参戦。
大分県大分市出身の21歳。
名前の読みは「ますもと ゆうだい」
中日本のリング初登場のために初見。
これまで3戦のキャリアながら、東京・大阪・地元九州と転戦している。
藤川 晃成 2戦1勝1敗
岡山県出身の21歳。
名前の読みは「ふじかわ こうせい」
アマチュア戦績:14戦11勝(6RSC)3敗
勝った試合も敗れた試合も接戦。
今年の中日本新人王戦は事実上の決勝と言われた準決勝を落とした。
動きパンチそれぞれ綺麗さを感じる選手。
各地を転戦する西部の刺客が中日本の期待選手の前に立ちはだかる。
また、新人王戦のトーナメントは戦績がいい方がシードに入りやすいもの。
ここでの1勝が来年に大きく影響を与える可能性も。
【スーパーフライ級8回戦】
■WBCスーパーフライ級ユース王座決定戦
藤野 零大(カシミ) vs 犬塚 音也(松田)
藤野 零大 8戦7勝(4KO)1分
石川県金沢市出身の20歳。
名前の読みは「ふじの れおん」
アマチュア戦績:13戦9勝4敗
日本スーパーフライ級8位
重たい威力を持つ前の手から始まる攻撃は脅威。
犬塚 音也 11戦10勝(4KO)1分
愛知県名古屋市出身の22歳。
名前の読みは「いぬづか おとや」
アマチュア戦績:9戦6勝3敗
日本スーパーフライ級7位
頑丈なフィジカルを持ち、撃ち合いの強さが目を惹くが、コンビネーションも多彩。
ここ数戦ではディフェンスも急上昇。
2023年新人王戦、全階級通じて最注目選手の大本命だった犬塚だが
その年の新人王戦でデビューした藤野に引分優勢点でトーナメント敗退。
注目度を一気に高めた藤野がそのまま大本命に成り代わり全日本新人王まで制した。
遠回りを強いられた犬塚はその後を全戦全勝。
ランカーも撃破し、先を行った藤野との対戦希望を口にする。
かたや藤野もまた、犬塚との再戦を希望。
10年以上見てきた中日本だが、これだけ滾るリマッチがあっただろうか。
両者がその拳で切り開いた物語がそこにある!
【フライ級8回戦】
■日本フライ級最強挑戦者決定戦
坂井 涼(畑中) vs 浅海 勝太(MR)
坂井 涼 10戦9勝(5KO)1敗
岐阜県大垣市出身の22歳。
名前の読みは「さかい りょう」
アマチュア戦績:24戦19勝(6RSC)5敗
WBOアジアパシフィックフライ級9位、日本フライ級2位
驚異の高速コンビネーションで圧巻の2連勝中。
浅海 勝太 26戦13勝(7KO)13敗
西日本は大阪のMRジム所属。
大阪市住之江区出身の30歳。
名前の読みは「あさみ しょうた」
日本フライ級3位。
中日本のリングでは畑中 建人(畑中)に1R差の判定まで粘る戦いを演じた。
前回登場時は日本7位の10勝10敗だった浅海。
そこから3勝3敗の五分ながら上位に食い込んでこのチャンスを手中にした。
敗戦した相手には現世界王者のタノンサック・シムシー(タイ)の名も。
強いやつに挑み、キャリアも戦いも異常なしぶとさで登って来た。
勢いに乗り、将来に期待のかかるホープと、酸いも甘いものベテランが激突。
日本の頂に挑む権利を賭ける。
【ミニマム級8回戦】
■WBCミニマム級ユース王座決定戦
イアン・アブネ(比) vs 宮澤 蓮斗(松田)
イアン・アブネ 13戦12勝(4KO)1分
フィリピンはミサミス・オリエンタル州出身。
IBF世界4位、WBO世界15位、OPBF東洋太平洋2位、WBO-AP13位。
無敗のまま世界ランキング上位に顔を出してきたフィリピン期待のホープ。
日本のリング初登場のために初見。
宮澤 蓮斗 11戦7勝(2KO)3敗1分
愛知県津島市出身の22歳。
名前の読みは「みやざわ れんと」
現在のランキングは日本9位
国内強豪と接戦を繰り返し、負けん気強い戦いぶりも全国区で認知。
日本ユース王座を巡りホープたちと激突する中、ここでビッグチャンスが訪れた。
勝てば世界ランキングまで手に入る一戦。
ピノイが猛威を振るうミニマム級、フィリピンが誇る次世代の世界王者候補撃破があれば
必然的に更なるチャンスへと…。
【スーパーフライ級10回戦】
畑中 建人(畑中) vs ディオネル・ディオコス(比)
畑中 建人 17戦16勝(11KO)1敗
愛知県名古屋市出身の27歳。
名前の読みは「はたなか けんと」
アマチュア戦績:43戦32勝(5KO)10敗
IBF世界8位、OPBF東洋太平洋8位、日本6位。
前戦は大逆転KOで勝利…艶っぽさも備えたメインイベンター。
父は畑中 清司(松田)。
ディオネル・ディオコス 29戦17勝(4KO)9敗3分
日本のリングには5度目の登場で初勝利を目指す。
ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)や比嘉 大吾(志成)など世界王者クラスとも対峙。
WBCアジア(ABCO)フライ級王座へ挑戦経験あり。
世界挑戦目前と思われた時期にWBOアジアパシフィック王座を陥落。
階級を上げてリスタートを飾った畑中。
SF級初戦はダウンを奪われる劣勢から大逆転のKO勝利。
前回よりフィットしているであろうSF級2戦目。
前座で熾烈な戦いを繰り広げる後輩たちに
畑中がメインイベンターとしての姿を見せつけてほしい。
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