2021/05/30 -刈谷・あいおいホール- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
緊張感に包まれながら車に乗り込む。
朝の7:00。
ブレーキを踏みながらエンジンの始動ボタンを押す。
鍵をまわすタイプに慣れ親しんだ自分は、ボタンでエンジンがかかる感じに不慣れ。
数か月ぶりの運転、数年ぶりの高速道路。
ようやくワクチンが出て来たと思いきや、今度は変異種が猛威を奮うコロナウイルス。
電車移動を避けて、車移動にすることにしたのはいいものの、事故で死んだら元も子もない。
頻繁に運転していた頃には1年に2度事故を起こしてしまったり…。
営業マン時代にはお客さんの家に車で突っ込んだこともある。
世界が震撼するほどの安全運転のつもりでそんな状況…
つまり、単純にひどく運転がヘタクソなのだ。
生唾を飲み込んで車を発進させる。
神様、どうか行きの道のりだけはなんとか…帰りは軽くなら事故ってもいいから…。
この日は4度目のプロボクシングライブ配信。
自分の役割は調整事と出来得る限りの宣伝。
できるだけ多くの人に試合を見てもらいたい。
なんとかやっとこさ会場に辿り着く。
もう、自分の役割を9割は終えた気分になっていたが、いやいや…と思い直す。
今回も撮影には福井からsakanaさんが駆け付けてくれた。
sakanaさんが会場入りした5分後くらいの時間に会場に入る。
まずは今回の主催、市野ジムの市野会長にご挨拶。
自分が放映権の話で一番に連絡を入れた人。
現状、放映権の取扱いがどうなっているか、教えてもらえないかという要件だったはずが…
その話を他の会長さんにも…、そう言って沢山の会長さん方につないでくれた。
お陰で、事前の根回しに繋がった。
今、沢山に人達にこの試みを受け入れていただいているのも市野会長のお陰だったりする。
思えば、岐阜・刈谷オンリーだったら中日本ボクシング観戦記が、
中日本全体の試合を網羅するようになったのも、きっかけは市野会長。
「三重にも来てください」の言葉で「全部書く」の心が決まった。
市野会長に会うと何かが動く…そんなワクワク感がいつもある。
自分より先にsakanaさんと撮影について打ち合わせたようで、その内容を伺う。
忙しい中、丁寧に注意事項等の認識を合わせてくれた。
撮影は初めての会場、コロナでの制限がある中での平場での撮影となる。
他のお客さんもいる中、”特別”なことは最低限であった方がいい。
自分達も、他のお客さんも観戦客。
自分達がはみ出したことをすれば、「ボクシング」に迷惑がかかることも考えられる。
市野会長に一通り打ち合わせてもらったあと、会場についてのツイートを繰り返す。
「コロナが明けたら三重も行きたい」なんて思ってくれる人がいたら嬉しい…。
きっと会場のお客さんが多いほど、選手のモチベーションに繋がる。
駐車場は無料、入り口横には喫茶店。
隣には女子レスリングの吉田沙保里の偉業をたたえたスポーツ施設「サオリーナ」。
そもそも大好きな会場の一つ。
連発ツイートがはかどりまくる。
そうこうしているうちにsakanaさんと合流。
sakanaさんとも打ち合わせ、ある程度のことが決まったところで、
PRになりそうなことを探しに会場を飛び出す。
再生回数が多ければ、これもまた選手のモチベーションに繋がってくれるはず。
しっかりPRしないと…そう思ってフラフラしているとトラブル発生。
…なんと、マスクのヒモがちぎれてしまう。
あたふたしながら、サオリーナの案内所でセロテープを借りれないか相談したところ、
こっちの方が…ということでホッチキスを貸してもらう。
応急処置でしっかりマスクのヒモをばっちん。
親切に対応してもらって本当にありがたい。
思ったより時間を消費してしまった…。
いそいそと会場のメッセウイングに戻ると、そこで既に引退した松下 拓磨(市野)と遭遇。
ボクサーの儚さを凝縮したような選手だった。
元気そうな姿にちょっと目頭が熱くなったが、
明るく挨拶してくれているところで泣き出してしまったらあまりにも変なおじさんがすぎる。
どうしようかと軽くテンパったところで、松下が隣にいた若い子を紹介してくれる。
「今日、第二試合に出場する賢さんです!」
初対面の塩田 賢(市野)。
目頭のごまかしで咄嗟に出た言葉が、「コメントもらえますか!?」。
もう…これがこの日の自分のベストプレイ。
元々のPRの目的も叶えつつ目頭の問題も解決。
塩田もいいコメントをくれて、動画でTwitterに。
沖縄出身の塩田がくれた決め台詞の「シーサー!」。
推しますね!と約束してその場を別れる。
さて、ここでいつもの言い訳前置き
自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。
先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識したうえで、読み進めていただきたい。
そんなこんなで開場時間を過ぎ、客席に座る。
チャット欄にやって来る方々を迎え入れる為、チャット欄に張り付く。
試合開始予定時間を少し過ぎ、眞野リングアナの声が響く。
さぁ、今年の三重がやっと始まる。
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