中日本所属選手 5月の試合結果(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2021/06/03
5月21日 フェニックスバトル.77
東京都:後楽園ホール
■OPBF東洋太平洋/WBOアジア太平洋フェザー級王座統一戦
【フェザー級12回戦】
清水 聡(大橋) ○3-0(116-112、118-110、118-110) vs 森 武蔵(薬師寺)
距離を潰して互角に戦った前半、主導権を握られた中盤。
7,8Rを獲られれば、判定での勝利が難しくなる場面、
6Rで握られてしまった流れをこの6分間で取り返すことができず、
後半はKOしか勝利がない状態に追い込まれての、大差判定での敗北となりました。
頭一つ大きな相手に押し負けないフィジカル。
数々の猛者を沈めて来た清水のダイヤモンドレフトに耐えきるタフネス。
様々なものを証明した森でしたが、
世界の競合と渡り合い、五輪銅メダルを獲得したその経験を超えることはできず。
勝負どころの7、8Rが獲れなかったことが全てだったように思います。
結果的には大差となりましたが、勝負の綾はこの6分間に凝縮されていたようにも思える反面
ここを獲り切ることこそが強さだとも感じます。
何にせよ、二人の間にあるのが経験の差であるのならば、森にも経験が必要。
それには…ここから立ち上がらなければいけません。
プロではまだ1敗ですが、アマチュアでは何度も敗れた上で結果を残している清水。
負けや挫折や苦しみ…経験から来る強さはそういったものの上に成り立つものだと思います。
この負けは森がそれを手に入れる為の絶好のチャンス。
幼少から努力を重ね続けて来た森だからこそ、
想像もつかないほどの挫折感があるのでしょうが…。
自分というファンは、ただ期待するのみ。
これまでと変わらず、森の行く末を信じるのみです。
—
5月30日 千里馬Sファイト.62
兵庫県:神戸芸術センター
【58.0kg契約6回戦】
高原 裕之(千里馬神戸) ○6R判定 3-0(58-55、59-54、60-53) vs 三輪 珠輝(名古屋大橋)
初回にダウンを奪われながらも、
その力の片鱗はしっかりと魅せて来てくれた様子。
リターンの速さ、見応えのある駆け引き…。
しかししかし、三輪にはもう一つ、「撃ち合える」という姿も存在します。
6回戦は全国的に選手数が少ないこともあり、
ここを乗り越えるまでは敵地を飛び回っての試合も予想されます。
三輪のボクシングの魅力を振り撒きつつ、
より大きくなって中日本のリングに凱旋して欲しいと願っています。
【所感】
チャンピオンになる為には、もっと強くならないといけないのです。
きっとそうなれるのです。
頑張れ森 武蔵。
中日本選手5月の敵地戦績合計 2戦2敗
【カテゴリ別】
2021年中日本ボクシング観戦記一覧に戻る
中日本ボクシング観戦記一覧一覧に戻る
カテゴリ別記事一覧に戻る
【日付別】
【記事一覧】2021年6月に戻る
【記事一覧】2021年に戻る
【記事一覧】に戻る
各選手の戦績はこちら。
ボクシング選手名鑑
コメント