2024/8/12 -愛知・名古屋国際会議場- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2024/8/12 -愛知・名古屋国際会議場- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

ロードワーク中の怪我で流れてしまった畑中 建人(畑中)の今年2月の防衛戦。
再セットされたこの日、刈谷あいおいホールより一回り大きな
名古屋国際会議場のメインイベンターとして、WBOアジア太平洋王者として、
畑中がアジアの強豪を迎え撃ちます。


前日の中日本新人王戦に続いて、熱い熱い夏の陣!
せきちゃんてきみどころはこちら!

 

【ライトフライ級4回戦】
岡田 駿也(西遠) vs 高橋 昭麿(ARITOMI)

岡田 駿也 2戦2敗

中日本初戦となった前戦では、細川 弦汰(駿河)の駿河フックに沈んだ。
デビュー戦ではダウンを奪いながらの逆転KO負けを喫しており、
惜しい試合は演じている。


高橋 昭麿 3戦3敗

前戦では敵地大阪のリングで0-2の接戦を落としている。
左ストレートから右の返しで相手をフリーズさせる場面も作った。
初勝利まであと僅か…、徐々に力は伸ばしてきている。


両者ともプロとしての実力はありながらも、初勝利に届かず。
際どい試合も残してきている二人。
よく似た立ち位置、そして同じサウスポー。

「勝つまでやれば勝てる」
粘り強く立ち上がる二人が、その瞬間を目指して激突する。

 

【ライト級4回戦】
久松 大輝(とよはし) vs 古川 修誠(杉田)

久松 大輝 3戦2勝(1KO)1敗

とよはしのおとぼけキングが登場。
怒涛の攻めで2勝を挙げている久松だが、昨年大阪で初の敗北。
1年の期間を空けてこの日のリングに挑む。


古川 修誠 5戦2勝(1KO)2敗1分

野性味あふれる格闘センスの塊。
そんな古川も伸び悩みの時期を迎えたか、昨年は苦しい一年になった。
戦績を五分として迎える2024年の初戦、野性復活なるか。


好戦的な二人の対決。
お互いに致命傷を与えるパンチは持ち合わせている。
スリリングな試合になることは請け合い。
期待値高くゴングを待ちたい。

 

【スーパーフライ級8回戦】
坂井 涼(畑中) vs 久保 春平(パンチアウト)

坂井 涼 7戦6勝(3KO)1敗

日本フライ級9位にランキングされる昨年の中日本新人王。
「強すぎて4回戦では相手がいない」と言われた男も、A級のリングへ。
左ボディが逸品。


久保 春平 12戦7勝(5KO)3敗2分

2020年全日本スーパーフライ級新人王。東日本新人王戦ではMVPも獲得している。
A級昇格後、2敗1分としてA級の壁にぶつかりランキングも失った。
前戦のランカー挑戦では負傷ドローでチャンスを逃している。


全日本新人王獲得後、対戦相手のレベルが急に高くなり、勝ち星が遠ざかるのはままあるケース。
いったんそのレベルに達するまでの期間を抜け、チャンピオンに登り詰めた選手も多くいる。
久保としては全日本新人王対決を制し、ラインキング再奪取を狙う立ち位置。

坂井はより高みを目指し、元ランカーを迎えてのA級初戦。
新たなグレードでの勝負となる。

 

【54kg契約6回戦】
大城 雄都(トコナメ) vs 犬塚 音也(松田)

大城 雄都 8戦5勝(2KO)3敗

B級初勝利を目指す「トコナメのエース」。
2022年の中日本新人王、西軍代表決定戦まで勝ち上がっている。
まだ粗はありながらもファイターとして着々と成長を続けている。


犬塚 音也 8戦7勝(3KO)1分

昨年の新人王戦は全日本新人王大本命ながら、ドローの優勢点で敗退した。
回転力があり、好戦的な選手。
そしてずば抜けた撃たれ強さも持ち合わせる。
普通なら効いたと思える角度でも、リアクションなくすぐに手が返って来る。


「絶対にやめておけと言った」とはトコナメジム、石原会長の言葉。
反対を押し切ってトコナメのエースが犬塚へと挑む。
既にA級昇格の権利を有しながらも、B級での戦いとなる犬塚。
A級戦線での戦いを陣営に認めさせる戦いともなる。

歴史ある名門ジム同士の戦い、現在快進撃を続ける松田の連続不敗記録を
トコナメのエースが止めにかかる…そんな構図もまた面白い角度。

 

■WBOアジア太平洋フライ級タイトルマッチ
【フライ級12回戦】
畑中 建人(畑中) vs タナンチャイ・チャルンパック(タイ)


畑中 建人 15戦15勝(10KO)

激戦を乗り越えてWBOアジア太平洋王座を戴冠した畑中が初防衛戦へ。
世界ランキングもWBO14位、IBF13位につけている。
親子世界王者も現実的になってきている。


タナンチャイ・チャルンパック 25戦24勝(15KO)1敗

WBOアジア太平洋フライ級2位。
日本のリングには初登場の未知なるタイの強豪。
WBCアジア王座を保持し、4度防衛中。
WBA/WBCの2団体で世界ランキングに名を連ねる堂々世界ランカーでもある。


この試合に勝利すれば、主要4団体でのランキング入りも見える。
父親譲りの左の強さもあり、デビュー15連勝で王座を戴冠した畑中。
初防衛戦はアジア王者対決であり、世界ランカー対決となった。
先を行く者を決めるアジア圏でのサバイバルマッチ。
世界戦線へ飛び出すのはどちらか…日本のホープと、タイのホープが激突する。

 

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