2024/8/11 -愛知・刈谷あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

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ついにやってまいりました、灼熱の中日本新人王決勝戦

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せきちゃんおしゃべり付きサブ配信

 

せきちゃんてきみどころ…の前に、
この日は我らが中日本新人王を、これからの全国の新人王達との戦いへ送り出す日。
この日、対戦相手棄権やエントリー1名での新人王獲得となった選手たち、
あわせて紹介して行こうと思います。

【ミニマム級】
エントリーなし

 

【フライ級】
小川 椋也(天熊丸木) 6戦4勝(1KO)1敗1分

対人恐怖症(わき見恐怖症)ボクサー。
Youtubeでボクシングに挑戦するところから自身の道のりを配信している。
話題性だけでなく、ボクサーとしての実力を着々と伸ばしており、
中日本を代表するインファイターへ駆け上がる姿も見えて来た。

エントリー1名での中日本新人王獲得。
フライ級での実績が0の状態ではあったが、
7月にはベテランの村松 政実(タキザワ)を破り、
しっかりと力を証明して、今後の新人王対抗戦に挑んで行く。

 

【スーパーフライ級】
村田 碧(松田) 4戦4勝(2KO)

今年の中日本新人王戦の目玉選手。
準決勝では桂 ケンシロウ(とよはし)の果敢なアタックを弾き返して
跳び抜けた実力をしっかりと誇示。

リング上の全てを司るような戦いぶりは、マザーと呼びたい。
新人王トーナメントの最中に松田ジムへ移籍。
名古屋の戦闘集団の中に身を置き、さらなる成長を目指す。

 

【スーパーフェザー級】
新田 晃生(カシミ) 5戦4勝(2KO)1敗

昨年に引き続き、中日本新人王を獲得。
西軍代表戦で敗れた前年のリベンジとなる。
分厚い上半身から見て取れるフィジカルの強さは抜群。
そのうえで、アマ実績15戦の土台に乗ったテクニックも持ち合わせる。

 

【スーパーライト級】
中里 雄大(中日) 5戦3勝2敗

こちらも昨年に引き続いての中日本新人王獲得。
独特のテンポで突き刺さる右ストレートは魔法のようにガードをすり抜ける。
やりにくさに特化したスタイルは、実績ある相手を喰っていく可能性充分。
昨年は西軍代表決定戦で敗退…昨年以上の場所を目指す。

 

【ウェルター級】
山中 圭市(中日) 戦績なし

決勝は対戦相手棄権により戦績の無いまま中日本新人王を獲得。
東京五輪代表のセムジュ・デビッド(中日)のスパーリングパートナーとして
実力を着々と伸ばすアウトボクサー。
ベールを脱ぐ日を待っている。

 

【ミドル級】
エントリーなし

 

というわけで、決勝戦の試合なく、中日本新人王を獲得した5名。
いずれも全日本を狙える選手たちであることは間違いない。
2023年に4名の全日本新人王を輩出し、注目を浴びる中日本新人王たち。
今年も遜色ない面々がその肩書を手にしています。

さて、ここからはいつもの見どころ紹介!

 

■2024年度中日本ライトフライ級新人王決勝
【ライトフライ級4回戦】
細川 弦汰(駿河) vs 大城 琉一(尾張水野)

細川 弦汰 2戦2勝(1KO)

「令和の永久機関」
まるで捨て身のようなハイテンポで4R12分間走り切る。
ズバ抜けたスタミナだけでなく、俊敏なポジション取り。
突如現れたとんでもねー奴。


大城 琉一 1戦1敗

愛知県愛西市出身の26歳。
デビュー戦は敗戦したものの、鋭く威力あるパンチを飛ばした大城。
見るからに一撃のある選手だった。


ゴングと共に猛ラッシュで12分間を疾走する細川。
ズバ抜けたスタミナに攻略法が思い浮かばない中…。
可能性を持つとすれば…一撃、そう考えたとき、
最もふさわしい選手が立ちはだかるように感じる。

全日本新人王候補に対し、大城が一撃で評判を覆すか…
細川がこのリスキーな相手を下して各地の新人王との対決に旅立つか。

 

■2024年度中日本バンタム級新人王決勝
【バンタム級4回戦】
中村 列亜(畑中) vs 小川 昂輝(駿河男児)

中村 列亜 3戦3勝(2KO)

準決勝では綾野 太晴(中日)を相手に抜群のジャブを突き刺して勝ち上がった。
相手の顔を跳ね上げて行く威力あるジャブは「44MAGNUM」なんて呼びたくなる。
アマチュア15戦の土台あり、ここまで危なげない試合でデビュー3連勝としている。


小川 昂輝 4戦4勝(2KO)

試合ごとに着々と力を伸ばすファイター。
近距離でのテクニックもみるみる向上している。
客席の多くのファンが優勝候補と目した林田 翔麗(三河)からダウン奪取で撃破して決勝へ。


4つ巴のバンタム級と称した激戦区をはっきりと勝ち上がった二人。
実力はもちろん、強者と対峙した経験値もストックされている。
トーナメント開始時、小川を優勝候補に挙げたが、どちらに軍配が上がってもおかしくないカード。

長い距離のジャブが映えれば中村、距離が詰まれば小川か…。
どちらの距離で試合が進むのか…から注目。

 

■2024年度中日本スーパーバンタム級新人王決勝
【スーパーバンタム級4回戦】
山本 愛翔(カシミ) vs 白井 優成(駿河男児)

山本 愛翔 2戦1勝1敗

準決勝では濱田 広志(天熊丸木)を圧倒し、強さを誇示して決勝へ。
アマチュア戦績は22戦、高校選抜出場の実績を持つ。
1敗はデビュー戦で全日本新人王候補とも言える村田 碧(松田)に完敗を喫したもの。


白井 優成 3戦2勝1分

準決勝では優勝候補の藤本 翔大(LUSH)をドロー優勢点で制して勝ち上がり。
デビュー戦から見せ続けている試合巧者ぶりが光った。
どんな相手からしてもやっかいな掴みどころのなさもまた魅力。


誰が出て来ても全日本新人王候補。
最激戦区のスーパーバンタム級はデビュー戦で辛酸を舐めた有望選手と
派手さなく、ラウンドを制することに長けたクセモノが雌雄を決する。
シルエットの濃い二人、これまでの道のりを見たとき、
格段に面白いカードとなる試合、今から楽しみで仕方ない。

 

■2024年度中日本フェザー級新人王決勝
【フェザー級4回戦】
鈴木 蒼平(とよはし) vs 木附 大己(LUSH緑)

鈴木 蒼平 1戦1勝(1KO)

今年の新人王戦でデビュー。
攻め込む相手を冷静に仕留めたKO劇で抜群のセンスを魅せた。
今年のニューフェイス。

木附 大己 5戦3勝(2KO)2分

愛工大名電で4番を打った男、ポテンシャルはずば抜けている。
「事実上の全日本新人王決定戦」とも言われた準決勝。
植松 風河(駿河男児)を右のカウンターで仕留めての1RTKO劇を演じた。


デビュー戦でセンスを魅せた鈴木だが、これまでのキャリア的にもポテンシャル的にも
木附有利予想は揺るがないだろうと感じる。
ただし、突如現れた新星が大躍進するのも毎年の事。
鈴木が今年のシンデレラとなるか…匂いのあるカード。

 

■2024年度中日本ライト級新人王決勝
バンザイ・リオン(天熊丸木) vs 田中 友介(西遠)

バンザイ・リオン 1戦1勝(1KO)

デビュー戦では衝撃のボディでKO勝ち。
フィリピン産まれで、フィリピンで競技開始。
一旦は離れるも、来日後に改めてボクシングを開始した。

田中 友介 3戦3勝(2KO)

デビュー以来2連続KO勝ちでスタートした。
先日の試合でも完勝したものの後半は消耗戦に持ち込まれた。
この階級の本命選手。


ニューフェイスだらけだったライト級も、各選手がインパクトを残した。
前戦を踏まえて田中のコンディションは…リオンの強打は爆発するか。
最後の1試合、何が起こるかわからない今年の中日本ライト級新人王トーナメントを
象徴するようなワクワクが詰まったカードとなった。

 

【バンタム級4回戦】
佐治 大輝(タイガーウイング) vs 山城 勇希(天熊丸木)

佐治 大輝 デビュー戦

至学館大3年、高校時代には陸上選手として活躍。
愛知県愛西市出身の22歳。
デビュー戦の為に初見。

山城 勇希 2戦1勝1敗

34歳でデビューしたオールドルーキー。
先月初勝利を挙げたばかりの山城、急遽の代役で2週間前に出場が決定。
初勝利はアウトボクシングで入ってくる相手を捉え続けた完勝だった。


山城にとっては2か月連続の試合、2週間での急遽の調整だが
30代での遅めのデビューとなった山城にとって試合のチャンスは是が非でもなところ。
実力未知数の佐治に対し、山城がどこまで仕上げてこられるか。

 

【バンタム級6回戦】
樫谷 樹歌(タイガーウイング) vs 酒井 大成(宇部BS)

樫谷 樹歌 7戦5勝(1KO)2敗

アマチュア戦績は13戦9勝4敗、2023年の中日本新人王。
昨年は西軍代表決定戦で涙を飲んだ。
刈谷の人気ボクサー樫谷がA級昇格を賭けてメインのリングに上がる。


酒井 大成 13戦5勝(2KO)6敗2分

中日本のリングには初登場だが、デビュー戦を後楽園ホールで観戦。
デビューから3連敗を喫したが、パンチ力もあり、なぜ負けていたか不思議な選手だった。
東京から地元へ戻るなどもありながら、粘り強く戦ってB級昇格まであと0.5勝。


恒例となっている「前年の中日本新人王がメイン」のリング。
今年は昨年の中日本新人王の中で、一、二を争う人気ボクサーの樫谷が登場。
凱旋やお披露目の色は全くなく、相手は西部の強豪。
出だしこそつまづいて負け越し戦績だが、実力は間違いなくA級クラスの酒井を呼んだ。
樫谷が人気だけでなく実力を証明する勝負の試合となっている。

 

 

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