2024/12/21 -静岡・ツインメッセ静岡- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2024/12/21 -静岡・ツインメッセ静岡- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

この日は「3150×LUSHBOMU vol.3」
LUSHBOMUが3150FIGHTと合体して静岡に帰ってまいりました。

カードとしては、オープニングカードに
LUSH BOMU色が残るのみでほぼほぼ3150FIGHTのカード。
普段中日本で見られない選手たちに出会いに行くような感覚で楽しみたいと感じています。

 

【60.8kg契約4回戦】
月田 翔一郎(LUSH) vs 秋山 星也(名古屋大橋)

月田 翔一郎 4戦3勝(2KO)1敗

いつもどこでもグレネードランチャー!!
ミドルレンジの怖さは折り紙付きの男がこの日のオープニングアクト。
初夏に自ら秋山に対戦要求、前戦では逆転KO負け寸前。
相手にしがみついてこの戦いにこぎつけた。


秋山 星也 6戦3勝(3KO)3敗

今年の夏には3ヶ月連戦を乗り切ってB級昇格まであと1勝。
売られた喧嘩を真正面から買い、
8月にはKO勝利後の勝利者インタビューでは「倒して勝つ」宣言。


お互いにミドルからロングレンジで強さを発揮する噛み合うカード。
アマチュア時代の対戦は秋山が勝利してる。
何よりも二人のこの試合に対するワクワクが伝わってくる。
もうお前らお互い大好きじゃん!殴り合っちゃいな!

 

【スーパーライト級6回戦】
宮川 竜成(尼崎亀谷) vs テイティコーン・ラッタナクン(タイ)

宮川 竜成 4戦4勝(1KO)

昨年の西日本スーパーライト級新人王。
西軍代表決定戦では中里 雄大(中日)をダウンを奪ってのフルマークで下している。
全日本新人王決定戦まで勝ち上がるも、棄権によりトーナメント敗退となった。
中日本のリング初登場のために初見。


テイティコーン・ラッタナク 10戦5勝(5KO)5敗

中日本のリング初登場のために初見。
8月に後楽園ホールで戦い、1RKO負け。


ランキングの獲れる全日本新人王まであと1勝と迫りながらの棄権で
ノーランク6回戦からリスタートとなる宮川。
1年間のブランクを経て、まずはB級初勝利を目指す戦い。


【フェザー級8回戦】
中川 抹茶(スパイダー根本) vs ロッキー・オグデン(豪)

中川 抹茶 20戦16勝(6KO)2敗2分

日本バンタム級ユース王座を中村 祐斗(市野)と争って戴冠。
その後も強豪選手と拳を交えるも3年のブランクを作って昨年復帰。
英 洸貴(カシミ)とドローで再び浮上し、ピート・アポリナー(比)にも勝利。
現在OPBF、WBO-AP、日本の主要3王座で一けた台にランクされている。


ロッキー・オグデン 8戦7勝(5KO)1敗

デビュー2戦目で豪州フェザー級王座を獲得し、
続けざまにスーパーフェザー級も制した強豪選手。
今年7月に初の敗戦を喫したが、再起をかなえてこの日のリングに向かう。
日本のリング初登場のために初見。


抹茶が見たくて、大阪まで遠征したこともあるが、
その日は対戦相手の棄権で試合を見ることはかなわなかった。
あれから6年、ようやく抹茶の試合が見れる。

 

【53Kg契約8回戦】
森脇 龍星(KWORLD3) vs サルバドール・フアレス(メキシコ)

森脇 龍星 2戦2勝(2KO)

中日本のリングでデビューした森脇。
前回の試合では圧倒劇を見せた。アジアの選手相手に連勝。
暴風雨のようなラッシュが印象的。


サルバドール・フアレス 30戦19勝(4KO)9敗2分

WBCラテンアメリカスーパーフライ級王座も獲得しているベテラン選手。
WBCインターナショナル王座に挑んだ経験もある。
日本のリング初登場のために初見。


森脇が初のA級戦で、南米の選手と相まみえる。
KO率は低いがその中で19もの星を挙げている相手。
10倍以上の経験値に森脇が試される。

 

【フェザー級8回戦】
アンジェロ・ベルトラン(比) vs 亀田 京之介(TMK)

アンジェロ・ベルトラン 12戦10勝(8KO)2敗

ミンダナオ島の王者として、フィリピンのランキングにも名を連ねる。
日本のリング初登場のため初見。
高いKO率を誇る。


亀田 京之介 19戦14勝(8KO)3敗2分

日本ユース王座獲得以降、主要王座に絡むことはできず。
前戦で元世界王者を撃破して世界ランキングに名を連ねた。
ボクシングIQの高さは多くのマニアが認める逸材。
アジア圏のランキングも上位に位置し、タイトル挑戦が待たれる位置。


タイトルのチャンスに恵まれない中、ここまで浮上してきた亀田。
実力は間違いないが、過小評価気味と感じられ、頭脳派なボクシング自体はクセモノ感も強い。
チャンスさえ得れば、周りの評価を覆す可能性のある選手としては急先鋒。
来年か、再来年か…勝ち続ければ、近い将来のチャンスも見える。

 

【53.2Kg契約8回戦】
ナッタポン・ジャンケーウ(タイ) vs 健文 トーレス(TMK)

ナッタポン・ジャンケーウ 17戦13勝(9KO)4敗

中日本のリング初登場のために初見。
日本のリングでは矢代 博斗(帝拳)に7RKO負けを喫している。
アジア圏の王座には過去2度挑んでいる。


健文 トーレス 20戦15勝(10KO)5敗

世界1位を連続撃破し世界4団体でランキング入り。
しかし上位には食い込まず、見合う地位は得られていない。
かつて「天才」と言われたが、2度の犯罪で服役。
36歳と超ベテランの年齢になっての急浮上となっている。


大阪にいる天才…10年以上前からのボクシングマニアなら、
その名を聞いたことはあっただろう存在。
2度目の逮捕となったタクシー強盗で多くのファンが「終わった」と。
しかし、両の拳だけでそれを覆して現在の位置へ。
青年誌の漫画のようなキャリアもまた魅力。
世界へ向けて、勝ち続けられるか…。

 

【ヘビー級8回戦】
但馬 ブランドン ミツロ(亀田) vs ロスメン・ブリトー(ベネズエラ)

但馬 ブランドン ミツロ 11戦10勝(7KO)1敗

アジア圏での対戦相手の枯渇に苦しんだキャリア。
ようやく迎えた世界ランカーへの挑戦で圧倒的な敗北を喫した。
負けを知ったからこその強さを得られるか。


ロスメン・ブリトー 1211勝(9KO)1

日本のリング初登場のために初見。
母国ベネズエラで11連勝、今年9月にアゼルバイジャンで初の敗北を喫し、
この試合が再起戦の位置づけとなる。


初の敗戦からミツロの練習量は圧倒的に増えたと聞く。
相手はタイトルに絡んだ経験はないが、レジュメは綺麗だ。
両者ともに再起がかかる試合、改めて世界へ…ミツロの新章を楽しみにしたい。

 

■IBF世界スーパーフライ級王座決定戦
【スーパーフライ級12回戦】
ウィリバルド・ガルシア・ペレス(メキシコ) vs レネ・ビビアーノ(メキシコ)

ウィリバルド・ガルシア・ペレス 29戦22勝(13KO)5敗1分1無効試合

日本のリング初登場のために初見。
デビュー当初は3連敗を喫する時期もあり、
地域タイトル戦で世界トップ戦線の選手にはじき返される時期もあったが
10連勝の中でIBFラテンアメリカ王座も獲得、このチャンスを手中にした。


レネ・ビビアーノ 23戦23勝(9KO)

3150FIGHTの契約選手として、昨年から日本のリングに上がり続ける。
日本国内にも有望選手、ホープが多いスーパーフライ級。
ここで戴冠すれば国内ボクシングが大きく動く。


メキシカン同士の世界戦が3150FIGHTの舞台で。
ビビアーノが世界を獲れば、今後も日本を主戦場にこのベルトが動く可能性が高い。
日本人にチャンスが…とともに、この国のトップ選手との闘いの中で
ビビアーノ自身が知名度と人気を獲得していく未来も描いていける。
ビビアーノ戴冠があれば、今後の日本ボクシングに与える影響は大きいと感じる。

 

【スーパーフライ級8回戦】
横山 葵海(ワタナベ) vs デンマーク・ケビド(比)

横山 葵海 1戦1勝(1KO)

一昨年のアマチュア全日本王者。
アマチュア戦績:56戦44勝(12RSC)12敗
中日本のリング初登場のために初見。


デンマーク・ケビド 18戦13勝(7KO)3敗2分

前戦では花田 颯(KWORLD3)を相手に負傷ドロー。
再浮上を狙う一戦で消化不良の戦いとなり、改めて日本のリングに乗り込む。
OPBF東洋太平洋ランキングで5位にランクされている。


世界戦を差し置いてメインを飾るのは世界を期待させるアマ日本王者のA級初戦。
これから世界を狙う位置のスーパーホープ、
これから何年にも渡って楽しませてくれるだろう逸材の序章を確認したい。

 

 

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