2024/12/01 -愛知・津島市文化会館- ファイナル(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

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【54.5Kg契約6回戦】
樫谷 樹歌(タイガーウイング) vs 橋場 大樹(宮田)

 

静かな立ち上がり、お互い前の手で距離を測り合うがかなり遠い。
樫谷の撃ち終わりに左ストレートを突き刺す橋場。
ラウンド終盤には踏み込んで右ストレートをヒットさせる樫谷。

2R後半に入ると、橋場の遠さが顕著に。
接触の機会は増えても、空振りが目立つ。
そんな中でも、橋場がジャブで、樫谷が鋭い踏み込みで時折ヒットを奪う。

橋場が足を使いながら左ストレートで待ち構える中、
樫谷がタイミングよく踏み込んでの右ストレート。
不意を突いた橋場のジャブも刺さる…タイミングの奪い合い。

試合終盤に入ると橋場が前に出て撃ち合う場面も。
樫谷は内側から鋭く短くパンチをまとめて優勢を印象付ける。

最終ラウンドは両者撃ち合いへ。
樫谷が打ち勝っているかに見えたが、橋場の左ストレートで樫谷が腰を落とす場面も。
テクニカルに戦ってきた二人が、熱い殴り合いの中で試合終了のゴング。

マイジャッジ、59-55 樫谷

公式ジャッジ

58-56 樫谷
58-56 橋場
59-55 樫谷

2-1 勝者:樫谷

これでA級昇格を決めた樫谷だが、A級戦線に行けば、
この日の橋場のようにクセのある選手がゴロゴロといる。
とにかく遠い距離を、思い切って踏み込んでいった。
さらにはリスクを最小限にタイミングを選び、被弾もかなり少なく抑えたように思う。
このクセモノに勝利してのA級昇格は大きいように思えた。

B級初勝利はならなかった橋場だったが、この先を期待させる戦いぶりだったようにも思える。
まだ、誰を相手にしても勝てるような選手ではない。
ただ、この先にA級に上がっても、しっかりと勝負論を提供していける選手。
後楽園ホールがあっと驚くようなオオモノ食いにも期待したいところ。

より強くなって、大きくなって、中日本のリングへまたやってきてほしい。

樫谷 樹歌 9戦6勝(1KO)2敗1分
橋場 大樹 10戦4勝(1KO)5敗1分

 

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