2022/09/10 -三重・四日市市総合体育館- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2022/09/10 -三重・四日市市総合体育館- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

GREEN Dream vol.17
2022年9月10日(土) 15:30ゴング
三重:四日市市総合体育館

 

メインイベントには前WBC世界ライトフライ級王者 矢吹 正道(緑)の再起戦。
相手はWBO世界ライトフライ級4位と世界ランキング上位につけるタノンサック・シムシー(タイ)
世界戦線を戦う二人の激突がメインに据えられた興行。

セミ、セミセミには村上 勝也(名古屋大橋)溝越 斗夢(緑)
メインイベンター級の二人が勝負の色合い濃い戦いに挑みます。

超豪華なラインナップ、見どころ盛りだくさん!

 

【55.0㎏契約4回戦】
樋口 怜良(ARITOMI) vs リウ・ウェイリン(台湾)

樋口 怜良 3戦2勝(1KO)1敗

元々攻撃力の高い選手だったが、ジャブへの拘りを口にしていた。
一敗を挟んで前戦では、ジャブ、ワンツー主体に戦いフルマーク勝利。
大阪での試合だった為、内容は見れておらず。
そのボクシングをどう変貌させているか楽しみでたまらない。


リウ・ウェイリン 2戦1勝1敗

戦績的に普通の4回戦と思いきや、前戦はWBO-APユース王座戦。
肩から胸にかけて入った派手なタトゥーが印象的なサウスポー。
映像を見る限りでは、リスキーな位置取りも恐れずにやってくる度胸の据わった選手という印象。


「緑(GREEN Dream)は強い外国人を呼ぶ」は
毎度、中日本の現地観戦ファンで囁かれる共通認識事項ではあるものの
4回戦相手に8回戦経験者をぶつける恐ろしさ。
勝った暁にはそれはそれは大騒ぎしてやらにゃいかん!なマッチメイク。

 

【59.0㎏契約4回戦】
知賀 竜一(緑) vs 中根 一樹(天熊丸木)

知賀 竜一 デビュー戦

デビュー戦の為、初見。22歳。


中根 一樹 デビュー戦

デビュー戦の為、初見。
3回目のプロテスト、年齢制限ギリギリで合格した選手。
ジム会長よりも1歳年上のオールドルーキー。


22歳の知賀と35歳の中根の対戦。
先々を見据えられる若い知賀と、37歳定年制の現状、僅かな競技人生にかける中根。
あなたが感情移入するのはどっちだ!?

 

【フライ級6回戦】
東 健史(ARITOMI) vs ポッキー 西川(緑)

東 健史 17戦6勝(1KO)11敗

デビューから6年かけ、少しずつ少しずつ力を伸ばして16戦目でA級昇格した東。
キャリアもボクシングも粘りに粘る東。
一見して地味にも見える選手だが、丁寧にしつこくあきらめず…
噛めば噛むほど味が出る選手。


ポッキー 西川 19戦7勝(2KO)10敗2分

こちらもまた粘り強く戦って来た選手。
西のリングで長く戦ったあとブランクを作ったが、昨年緑ジムから5年ぶりに復帰。


昨年12月の再戦となるカード。
前回の試合では負傷判定で東が明確な勝利。
その後は両者とも西のリングで強豪選手に挑んで敗戦している。
A級ライセンスを持つ二人だが、ここはあえて前戦と同じ6回戦ということか。

頭の衝突により途中で終わってしまった前回の戦い。
あの続きがリングで待っている。

 

【50.0㎏契約6回戦】
鈴木 尊虎(トコナメ) vs 平井 雄士(宮田)

鈴木 尊虎 8戦4勝2敗2分

中日本軽量級4回戦の有望選手たちと次々に拳を合わせ、
その中を勝ち抜いてB級へ昇格した鈴木。

試合中盤でラッシュを仕掛けてもフルラウンド戦い抜くスタミナ。
もらった後のダメージを感じさせない素早い返し。
屈強という言葉がよく似合う選手。


平井 雄士 6戦4勝(2KO)1敗1分

中日本初登場の為、初見。
2020年東日本新人王戦のファイナリスト。
2階級近くウェートを上げての再起戦。
手数豊富なファイターのイメージ。


新人王戦以来の試合となる平井は初の6回戦。
とはいえ選手数、レベル共に最も熾烈な東日本新人王戦を決勝まで勝ち抜いた選手。
対する鈴木は、劣勢に陥ってもダメージブローひとつで一気に試合を盛り返した試合が複数。

昨今レベルが上昇した中日本の軽量級4回戦は
鈴木を中心にまわっていたと言っても過言ではないと感じる。
“俺たちの鈴木尊虎”が東からの強敵を迎え撃つ。

 

【女子バンタム級4回戦】
樋口 藍(ARITOMI) vs 村上 歩稔(升田)

樋口 藍 3戦1敗2分

アマチュア戦績は15戦10勝(3RSC)5敗。
インターハイ3位の実績を持ってプロデビューしたものの、3戦未勝利。
前戦で初の敗北を喫し、どう変化して来るか。
ステップ軽やかなサウスポー。


村上 歩稔 2戦2敗

中日本初登場の為、初見。
デビューから2連敗だが、どちらの試合の相手も、その後ランク入り。
愛媛県のジム所属選手としては初の女子プロボクサー。

 

高いポテンシャルを持ちながら
いきなりプロの壁にぶつかった樋口がトンネルを抜けられるかどうか。
地元のリングで多くの応援が駆け付ける様子。
両者、初勝利を賭けた一戦です。

 

【バンタム級8回戦】
仁平 宗忍(ワタナベ) vs 溝越 斗夢(緑)

日本スーパーフライ級13位
仁平 宗忍 18戦10勝(2KO)6敗2分

A級昇格以降敵地での試合を精力的に戦い、戦績的には五分。
中国ではWBAアジア王座へも挑戦している。
大阪でクロスカウンターを一閃しての勝利が印象的。


溝越 斗夢 13戦8勝(4KO)4敗1分

中日本きってのカウンターパンチャー。
日本ユース王座を戴冠したが初防衛戦では一撃に沈んだ。
再起戦ではアウトボクシングを完遂したが、アグレッシブを強く取られての判定負け。


回転力のある仁平とカウンターパンチャーの溝越。
仁平が詰めるか、溝越が斬って落とすか…。
通常ならばメインイベント級の試合。

 

[[予備カード]]
【スーパーライト級4回戦】
三好 春近(岐阜ヨコゼキ) vs 黒川 智矢(唯心)

三好 春近 デビュー戦

デビュー戦の為初見


黒川 智矢 1戦1敗

前評判の高かったデビュー戦では、
ノーモーションのジャブで相手を苦しめたが
体が流れたところの一撃で試合を決定づけられた。


デビュー戦の三好とリスタートの黒川。
まだ見ぬボクサーに出会える楽しみと、
リベンジに挑む黒川の姿を見れる楽しみが交錯します。

二人が来年の新人王トーナメントにエントリーするかは不明ですが
この試合を見ながら、来年の未来予想図を描く楽しみもあります。

 

【フライ級8回戦】
村上 勝也(名古屋大橋) vs 見村 徹弥(千里馬神戸)


日本フライ級9位
WBOアジア太平洋フライ級9位
村上 勝也 15戦12勝(3KO)2敗1分

現在4連勝中も、ランキングは9位から11位を上下している。
なかなか結果が評価されないが、試合内容は圧巻のものを重ねている。
懐の深いロングレンジのスペシャリスト。


見村 徹弥 12戦9勝(2KO)3敗

20代には見えない風貌をSNSでイジリ倒されているが、実力派の選手。
新人王戦ではフルマーク勝ちを連発し、「ミスターパーフェクトおじさん」とも言われた。
懐が深く、一発の強さもある。
ノーランクなのか信じられない選手。


中日本と西日本のロングレンジのスペシャリストが激突。
ランキング的には村上が優位に見えるが、今回の相手は井上 夕雅(真正)にも匹敵する猛者。
どちらのジャブが試合を制すか、また、制された側がどんな手を打つのか。
戦略、駆け引き、ゲーム性…ボクシングの細やかな魅力が詰まった試合を想像してしまう。

 

【50kg契約10回戦】
矢吹 正道(緑) vs タノンサック・シムシー(タイ)

WBO世界ライトフライ級9位
WBC世界ライトフライ級11位
矢吹 正道 17戦13勝(12KO)4敗

様々なドラマを背にWBC世界ライトフライ級王者となった矢吹。

ライトフライ級最強世界王者との呼び声高かった
寺地 拳四朗(BMB)からの王座奪取もリベンジを許す形で王座陥落。
しかし、その内容は寺地に大幅なスタイル変更をさせてのものだった。
最強が矢吹に勝つ為に戦略を駆使した…それこそが矢吹の強さを示す事実であるように感じる。


WBO世界ライトフライ級4位
WBA世界ライトフライ級9位
タノンサック・シムシー 24戦24勝(22KO)

一時はWBA世界ライトフライ級王者の京口 紘人(ワタナベ)への挑戦が決まっていたが
直前に京口のコロナ感染が判明してチャンスが流れている。
いつ世界挑戦してもおかしくない立場にいる選手。


世界王座陥落後の再起戦の矢吹、世界挑戦が昨年流れたばかりのタノンサック。
タイミングがタイミングなら世界タイトルマッチでもおかしくなかったカード。
挑戦者の椅子を争っての激突…ここを勝てば両者大きくチャンスに近付く一戦と目される。

 

 

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