2017/12/03 刈谷あいおいホール-1試合目、2試合目(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2017/12/03 刈谷あいおいホール-1試合目、2試合目(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 
 

【スーパーライト級4回戦】
下田 一貴(天熊丸木) vs 冨田 雅季雄(三津山)

・下田 一貴 デビュー戦 サウスポー
・冨田 雅季雄 2戦1勝(1KO)1敗 サウスポー
 

1R、プレッシャーをかける冨田に対し、サークリングする下田。
突き出した下田のワンツーが、冨田の顔面を捉える。
長い距離で戦いたい下田に対し、冨田はプレスをかけていく。

しばらく静かだった展開の中で、
下田の左ストレートに対して冨田の左ストレートがカウンターで入ると、下田は負けん気強く反撃。
一気に攻め立てて、逆に左ストレートを効かせる。

両者ミドルレンジの危険な距離での攻防。
試合は突如幕切れ。

下田の左ストレートが突き刺さり、冨田は失神して崩れ落ちる。
レフリーはノーカウントで試合をストップ。
 
 

TKOタイムは1R 1:46
 

嬉しそうな下田。
地元愛媛からも応援が来てくれたよう。

あまりにも綺麗な一撃だったが、危険な距離に居続けたことにはハラハラした。
新人王に挑むのだろうか…次の新人王、この階級で伊藤 為治(浜松堀内)が3度目に賭けてきたとしたら。
こうはいかないだろうと思ってしまう。

これから待ち受ける強敵たち、どれほど討ち倒していけるだろうか。
あの綺麗なKOシーンは何度でも見たい。
また、新たな選手の登場に胸が熱くなる。
 

冨田にとっては、不意の一発だった。
主導権は下田に行き気味だったけど、決して一方的な1RTKOではなかった。
これからというところの一発。

でも、その一発を撃ち込むのがボクシングの本質。
決して運の問題じゃなくて、あの一発をもらわずに戦わなければ勝てない。
悔しい負け方だろうけど、自分の「これから」にぶつけて欲しい。

この時期の負け越しなんて本当にアテにならない。
1年満たずにゴロっと変わるボクサーはいる。
ここからのボクサーズロードに期待したい…なんて思う。
 
 

 

【スーパーフライ級4回戦】
今村 太秋(緑) vs 中澤 誠也(本橋)

・今村 太秋 3戦1勝(1KO)2敗
・中澤 誠也 2戦1勝1敗
 

派手な和柄のガウンで入場した今村。
気合いの乗りを感じる。
 

お互い、足の動き少なく向かい合う1R。
今村の力のこもった左フックに右のオーバーハンドを合わせた中澤。
この右のオーバーハンドに巧く対処できない今村…中盤には強烈に被弾する。

中澤は自分の距離をキープ。
今村のパンチが届きづらいところから、先に動くのは中澤。
今村が先に動いても、撃ち終わりを狙われ、1発当てても2発当てられる…。

まずは、中澤が主導権を握る。
 

2R、うまく中澤の攻撃をいなしながら右フックを入れ始めた今村。
しかしラウンド中盤、大きく振った右フックに左フックを強烈に合わせられる。
その後は守りながら細かくパンチを当てていく今村。
徐々に中澤のパンチが見えてきたか…。

全体的なヒット数は少ない中、頭の衝突が頻発し始める。
ラウンド終盤、バッティングを気にした今村に、中澤が一気に攻め立てる。
 

ラウンド終了後、村上トレーナーは一言レフリーに抗議。
こういうの大事…セコンドも選手と一緒に戦ってる。
 

3R中盤、クリンチ際にボディを攻め立てた今村。
中澤は腹を効かされたようにも見えたが、一旦離れると振りの大きなフックを強烈に叩き込む中澤。
入って腹を叩きたい今村だが、中澤はタイミングをつかみ、
今村の入り際に何度も何度もフックを叩きつける。
 

4R、ポイント劣勢に思える展開。
入ろうとすれば入り際を叩かれ、先に右フックを当てたシーンでも、
中澤はもらいながら撃ち終わりに左右フックを叩きつけてくる…

雁字搦め…気持ちばかりが先行し、手の出なくなってきた今村をいいように攻め立てる中澤。
最終のゴングは一方的な展開の中で鳴り響く。
 

ロープにつかまりうなだれる今村…それはまさに敗者の佇まい。
 
 

マイジャッジ 39-37 中澤
 
 

 

公式ジャッジは40-36、40-37、39-37
勝者:中澤
 

中澤、アウェイに乗り込んでの完封劇は見事。
撃ち終わりを制し、入り際を叩き、距離をキープ…。

強引に腹を叩かれた場面以外、完全に試合を制してしまった。
今の段階で、相手の入り際に奥の手のフックを合わせられるのは武器になると感じる。
西にもいいボクサーがいるなぁ…なんてため息が出てしまう。

本橋ジムなら、また中日本で見れる機会があるかもしれない。
彼のことをまた見れる幸運に期待したい。
 

今村…いいのが当たった後、相手を見てしまう部分だったり、
横への動きが乏しいところだったり…。
このボクサーは、やっぱり強くない…今のところ!
 

でもね、リングの上から気持ちが伝わるボクサーはそうはいないんだよ。
桐林戦の負けっぷりで見せた今村の輝きの正体は、もしかしたらそれなのかもしれない。

最後の最後までどうにかしようとして、歯がゆくて、どうにもなんなくて…悔しいだろうな。
本当に悔しいだろうな…。

僕はこのボクサーが好きだ。
強くなれ…強くなれ…強くなれ…!!!
新人王戦はもうすぐそこ。

このボクサーはきっとここから。
当たり前の話だけど、ボクサーは試合で急に強くなるわけじゃない。
試合までの数ヶ月で決まるからこそ、ここからの今村を楽しみにしている。
 
 

 
 

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