2025/07/20 -愛知・刈谷あいおいホール- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2025/07/20 -愛知・刈谷あいおいホール- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

株式会社サンコーpresents KNOCK OUT BOXING vol.12×GREEN Dream vol.23

今!このタイミングで見たかった!
そんな女子のリマッチで幕を開けるこの日。
8/3に中日本新人王決勝を控える刈谷あいおいホールで、昨年の中日本新人王たちが拳を交え、
今、構図としては激オモローなシーンに入っている中日本バンタム級B級戦線。

濃厚なカードが立ち並ぶ中、元日本ユース王者の安西が計量失格の失態からリングへと舞い戻る。
プロ失格の失態と向き合い、もう一度リングにやって来る安西の1年半が試される。

詰め込めるだけ面白みぶち込みました!な超絶激熱興行。
せきちゃんてき見どころでございます。

 

【女子48kg契約4回戦】
澤木 美里(名古屋大橋) vs 田戸 心乃(トコナメ)

澤木 美里 3戦1勝1敗1分

愛知県扶桑町出身の27歳。
ファイター相手にデビュー戦をドロー。
2戦目もファイターが相手だったが、しっかりさばいて初勝利。
谷原 羽奈(市野)との友達対決には笑顔の敗戦。
現在の中日本では女子技巧派として唯一無二の存在。


田戸 心乃 3戦1勝1敗1分

長野県松本市出身の25歳。
ファイター型からボクサーファイターへ。
華麗なるスタイルチェンジを遂げて初勝利を挙げた「頑張るここちゃん」。
ここから勢いに乗っていけるか。


今、一番見たかったリマッチが成立!
過去にドローを演じた二人。
澤木は自分のボクシングを磨き、田戸は驚きの変化を遂げた。
力と経験を伸ばし、改めて両者相まみえる。
選手数が少ないからこそ、「決着つくまでやればよし!」もまた女子ボクシングの魅力。

 

【ミニマム級4回戦】
白井 明聖(とよはし) vs 菅能 滝地(陽光アダチ)

白井 明聖 デビュー戦

愛知県豊橋市出身の19歳。
名前の読みは「しらい あさと」。
デビュー戦のために初見。
前情報もなし。


菅能 滝地 2戦2敗

大阪府出身の18歳。
名前の読みは「かんのう りゅういち」。
大阪の陽光アダチジムより参戦。
中日本初登場のために初見。
過去2戦はKO負け、この試合が西日本地区外での初の試合となる。


まだ見ぬ二人のボクサーが激突。
勝利こそなけれど、0戦と2戦の経験値は大きいもの。
初勝利を目指して敵地のリングへ乗り込んでくる菅能。
デビュー戦の白井が受けて立つ。

 

【スーパーバンタム級4回戦】
脩 真(とよはし) vs 中井 裕人(西遠)

脩 真 デビュー戦

宮城県仙台市出身の22歳。
名前の読みは「しゅう ま」。
デビュー戦のために初見。
趣味はオタ活。


中井 裕人 1戦1敗

大阪府出身の24歳。
名前の読みは「なかい ひろと」。
デビュー戦では現在3連勝でB級昇格へと迫る木村 奈椰(岐阜ヨコゼキ)と対戦。
いきなりダウンを奪われるも落ち着き払ってまくり上げた。
結果は1-2のスプリット、ダウンポイント差での判定負け。


突っ込んでくるファイターに対していきなりダウンを奪われ、
混乱してもおかしくなかった中井のデビュー戦。
胆の据わり方が尋常ではなかったようにも思える。
未勝利ながらもC級を勝ち抜ける力は既にあると思える中井。
ここにまだ見ぬデビュー戦選手がぶつかっていく。
脩 真がいきなり注目株へと成り上がるかどうかの試合にも見える。

 

【64kg契約4回戦】
伊藤 勇大(名古屋大橋) vs 中川 侍武(陽光アダチ)

伊藤 勇大 2戦1勝(1KO)1敗

愛知県名古屋市出身の23歳。
名前の読みは「いとう ゆうだい」。
左肩から胸に入ったタトゥーが特徴的。
「自分は生物的に強い」と豪語するビッグマウス。


中川 侍武 2戦1勝(1KO)1敗

大阪府出身の19歳。
名前の読みは「なかがわ じむ」。
大阪の陽光アダチジムより参戦。
中日本のリングは2度目の登場。
敗れはしたものの、好選手の鳥居 翔太(LUSH緑)を独特のタイミングとタフネスで手こずらせた。
電々太鼓のように襲うボディ、回転のいい小刻みなリズムとフェイントは特徴的。


この日一番「色が濃い」のがこの試合。
「生意気なやんちゃ坊主」丸出しの伊藤と、変則と言っていい中川がぶつかる。
恐らく今後、強すぎるくらいの存在感を放つだろう伊藤。
一筋縄ではいかないだろう相手とどう対峙するか。
…生物的な強さを誇示するならば格好の相手とも言える。

 

【バンタム級6回戦】
小川 椋也(天熊丸木) vs 大城 雄都(トコナメ)

小川 椋也 8戦4勝(1KO)2敗2分

愛知県一宮市出身の26歳。
名前の読みは「おがわ りょうや」
対人恐怖症ボクサー。
リングに上がればバッチバッチのファイター。
現時点の天熊丸木ジムの出世頭ともなっている。


大城 雄都 10戦6勝(2KO)4敗

熊本県玉名市出身の26歳。
名前の読みは「おおき ゆうと」。
こちらも正真正銘のファイターでトコナメジムの出世頭。
あと1勝でA級昇格へと迫る。


将来期待のホープ、犬塚 音也(松田)にコテンパンに負けた大城。
その後、敵地大阪に乗り込んでB級初勝利を掴んで帰って来た。
手痛い負けに屈せず、ひとまわり大きくなって中日本のリングに帰って来る。

対するはトコナメと同じく老舗名門の天熊丸木のエース小川。
そして同じファイター同士の激突。
小川もまた、ボディ一撃など手痛い敗戦を乗り越えてきた選手。
よく似た二人のライバル関係が、今後の中日本を大きく盛り上げる可能性も高い。
まず先に行くのはどちらか…

 

【バンタム級6回戦】
小川 昂輝(駿河男児) vs 中村 列亜(畑中)

小川 昂輝 6戦4勝(2KO)2分

静岡県沼津市出身の22歳。
名前の読みは「おがわ こうき」。
前述のバトルロワイアルのもう一人の登場人物。
前戦ではB級初戦で小川 椋也とのファイター対決に挑みドロー。


中村 列亜 7戦5勝(2KO)1敗1分

愛知県名古屋市出身の21歳。
名前の読みは「なかむら れつ」。
弾丸のような左を突き刺すジャバー。
A級昇格まであと1勝に迫っている。


この試合は昨年の中日本新人王決勝の決着戦。
1年前はドローの末、中村が優勢点で中日本新人王を勝ち取った。

コンディション的には不良にも見えた中村が力の差を証明するか…。
公式記録としてはドローだったが、新人王の夢を絶った中村に小川がリベンジを叶えるか。

中日本バンタム級の6回戦が面白い。
バチバチのファイター3名、小川 昂輝、小川 椋也、大城 雄都が集結し、
そこにジャバー中村 列亜が加わる。

さらにそれぞれA級に上がれば、中日本を代表するファイターのテル のび太(LUSH緑)
カウンターパンチャーの溝越 斗夢(LUSH緑)が待っている。

2勝でA級昇格となるB級戦線。
これほど混戦模様を呈するのも珍しく旬はわずか。
この日の2カードは見事にその旬をキャッチしているように思える。

 

【56Kg契約6回戦】
山本 愛翔(カシミ) vs 木附 大己(LUSH緑)

山本 愛翔 7戦6勝(1KO)1敗

石川県七尾市出身の19歳。
名前の読みは「やまもと あいと」
アマチュアで20戦以上を戦った土台もあり、万能型の選手。
全日本新人王獲得後、A級選手相手にB級初戦を勝利してランキングを上げた。
A級昇格まであと1勝。日本スーパーバンタム級10位
昨年の中日本新人王技能賞。


木附 大己 9戦6勝(4KO)1敗2分

名前の読みは「きつき だいき」。
昨年の中日本新人王MVP。
ワイルドで迫力あるボクシングが魅力で、刈谷のメインイベンターも務めた。
高校時代には愛工大名電で4番を打った高校球児。
身体能力もずば抜けている。


A級の権利を持つ木附が、B級に下ってのランカー挑戦。
山本は2試合続けてA級ボクサーとの対決となる。
昨年の中日本新人王三賞対決となるこの試合。

攻撃力なら木附が圧倒、技巧なら山本が圧倒。
ここでこんなサバイバルやってもいいのか?と思えるようなシビアなカード。
いいんです!二人とも勝負所はさらに上の場所。
筋金をぶち込み合うバッチバチカードです!

 

【49.5kg契約6回戦】
赤塚 翔(名古屋大橋) vs 東 健史(ARITOMI)

赤塚 翔 10戦5勝(1KO)4敗1分

愛知県扶桑町出身の28歳。
名前の読みは「あかつか しょう」
扶桑町初のプロボクサーとして登場すると、熱闘を繰り返し続け戦績五分でB級昇格を決めた。
B級初戦は海外でのKO勝利。戦いぶりも積み上げたキャリアも熱い熱闘男。


東 健史 21戦6勝(1KO)15敗

鹿児島県鹿児島市出身の34歳。
名前の読みは「ひがし たけふみ」
粘り強さでいけば、中日本では断トツのNo.1。
強くない、巧くない…だけども粘り一本でA級まで登った男。
少しずつ少しずつ力を伸ばし、7年かけてA級昇格。
その後、A級の試合、B級の試合、問わず戦い5連敗中。
それでもまだ粘る、プロキャリア10年目。


熱闘か、粘闘か…。
「勝ち続ける期待選手」ではないからこそ、
敗戦に耐えながらリングに生き続けた男二人の熱さがある。
見てきたファンならきっと対戦カードの名前を見ただけで胸が熱くなる。
見続けてきた者たちへのご褒美のような対戦カード!

 

【フェザー級8回戦】
安西 蓮(名古屋大橋) vs 柿元 蓮(ワタナベ)

安西 蓮 15戦9勝(3KO)5敗1分

愛知県豊田市出身の24歳。
中日本新人王決勝では大本命選手を1RTKOで下すなど、
不利予想の試合をいくつも覆してA級へ昇格。
日本バンタム級ユース王者まで駆け上がった。
2度目の防衛戦で計量失格により試合キャンセル、王座剥奪。
この試合が復帰戦となる。


柿元 蓮 14戦8勝(2KO)6敗

岐阜県本巣市出身の28歳。
中日本のリング初登場のために初見。
東京のワタナベジムよりやって来る。
この試合がA級2戦目となる。
A級初戦はランカーを相手にダウンを奪われながらも食い下がっての敗戦だった。
この試合で、聖地後楽園ホールのメインイベントの舞台に立っている。


元々大きな注目を浴びた選手ではなかった安西。
獰猛な攻撃力ばかりが目に付いていたが、スキルアップとともに強豪へ。
ノーマークから日本ユース王者、メインイベントのリングを飾る選手にまでなった。
しかし、ようやく陽を浴び始めた場面で計量失格で日の当たる場所から一気に降格。
プロ失格と言われる大失態から、積み上げたものの作り直しとなる厳しい戦いが始まる。

相手は聖地後楽園ホールを主戦場とする柿元。
熾烈な生存競争の中を戦いA級まで登った男が
元日本ランカー、元ユース王者を相手にA級初勝利をうかがう。

 

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