2019/04/28 -岐阜・じゅうろくプラザ- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2019/04/28 -岐阜・じゅうろくプラザ- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 
 

季節外れのインフルエンザB型が我が家を直撃したゴールデンウィーク直前。
妻から始まり、子供3人が全滅。

看病やらなんやらの一切合切が降りかかる中…この日を迎える。
子供たちはまだ熱が下がらない中、幸い妻の熱が下がったのをいいことに
病気の家族を放り出して岐阜へ向かう。

先週、北陸で家族の大切さを実感したばかりの自分は
都合よくそんなことを忘れ去り、いざ岐阜へ!!!
すまん家族よ!妻よあとは頼んだ!
 
 

この日、岐阜のリングとは別にどうしても気になる試合が。
場所は倉敷、桃太郎ファイトのリング。
 

芝田 モート(フォーラムS)が37歳の誕生日を前に、最終戦のリングに立つ。
僕が思春期に後楽園ホールに通ったころ、そのリングに立っていた選手。
その試合をこの目で見たことはない。
 

オールドファンが、井上 尚弥(大橋)ファイティング 原田(笹崎)
叶うはずがない!なんて言うことがある。
全てのスポーツが進化する中、ボクシングだけが退化するなんてことはあり得ない。
それは思い出の美化なのであって、ただの回顧主義だと思っている。

しかし…そう思いたい気持ちは凄くよくわかる。
一番多感な頃に見たボクサーの衝撃はやはり記憶の中で一番になってしまう。
僕の中では最強はモハメド・アリ(米)でもマイク・タイソン(米)でも、
黄金のミドル四天王でもなく…フェリックス・トリニダード(プエルトリコ)

なぜなら…ボクシングにハマり始めた初期の頃、ボクシングマガジンをふと開いたページに載っていた
トリニダードの写真があまりにもカッコよかったから…。
たったそれだけで、僕の脳内ではトリニダードが最強になってしまい、
映像を見てもその地位は揺らぐことはない。
同じく後楽園ホールに通い始めたころのヒーローは、自分の中の最大級の憧れだったりする。

本当は違うことは理解しているつもりだ。
それは、過去の思い出を自然と美化してしまうという人間の性が作り出す
自分のイマジネーションの世界であって、現実、現代のボクサーたちの方が優れていると。

ただ、そんな夢の中の世界を信じたい気持ちもある。
 

芝田の存在を知ったのはTwitterだった。
自分の青春時代のボクサーが、一度はボクシングを離れながら、地元愛媛に戻って現役復帰。
地方ボクサーとして、最後のキャリアを全うすべく戦っている…。

芝田が勝てば、心のどこかで「俺の時代のヒーローは凄かった」。
そんな思いに浸れそうな気がした。
 

しかし、現実は厳しいもの。
芝田の試合を見に行きたいと願いつつ、見に行くことは叶わず。
スケジュールが合わないまま、この日を迎えた。

復帰後2試合を戦い、芝田は勝ち星なし。
日本ランカーを目指して復帰した芝田の目標は、6回戦に上がることになり、
その後、最後に勝利を飾ることに修正されていた。
 

ボクシングと現実は厳しいもの。
うまく行くことばかりではない。
日本ランカーを目標に復帰した芝田が目標を下方修正していったことを情けないとは思えない。

目標を持って物事に挑み、かなわなければまた新たな目標を設定する…
そうしながら、自分のその時できるベストを尽くす。
続けること、何度も挑むことは何かを達成することより難しい。

最後まであがなう芝田には尊敬の思いしかなく、
応援する気持ちは強くなるばかりだった。

この日、一旦は倉敷行きのスケジュールを立てたものの、
岐阜での興行が重なったことで、そちらは断念した。
 

岐阜の地でも、これまで見て来た溝口 孝良(西遠)が最終戦のリングに上がる。
そして、岐阜のメインイベンター 佐伯 瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ)が地元リングに帰って来る。
 
 

倉敷からの吉報を期待しながら岐阜へ向かう。
早く到着しすぎたものの、持参したWIN Round2を色々な人に受け取ってもらうことができた。

WINとは何か…に関しては以下を参照↓
【お知らせ】ボクシングフリーペーパーWin Round2が発刊(雑) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2019/04/27

重たかったカバンがだいぶすっきりした状態になり、開場時間に。
YAZAWAなマッチョさんがリングアナを務めるJJファイト(オヤジファイト)が繰り広げられたあと、
いよいよプロの試合が始まる。
 

さて、ここでいつもの言い訳前置き

自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。

そして、TVで観戦するのとは違い、1つの角度しか見れず、スロー再生もない。
レフリーで隠れたタイミングでパンチが入っても気付けないし、かなり離れた自由席での観戦。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。

先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識したうえで、読み進めていただきたい。
 
 

…と、この日は公式戦前に、淡海 昇太(岐阜ヨコゼキ)の公開プロテストが。
アマチュア70戦以上、早稲田大学ボクシング部主将を務めた淡海がB級プロテストを受験。

相手を務めるのは、日本ユース王座にも挑んだA級ボクサー 伊藤 仁也(三河)
中日本の第一線で活躍する伊藤がガンガン攻め込む中、テクニックで展開を拮抗させる淡海。
今後に期待できそうな戦いぶりに、また岐阜に新しい息吹を感じる。

スパーリングとシャドウボクシングが終了し、合格発表はファイナルの前…ということで、
いよいよこの日の第一試合。
 

眞野リングアナの声が響く。
 
 
 

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