中日本所属選手 12月の試合予定(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2020/11/29

中日本所属選手 12月の試合予定(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2020/11/29

 

さて、今月末も来月に敵地遠征のリングに上がる中日本のボクサー達を紹介してまいります。
12月は敵地遠征が盛沢山!

12月26日には日本ライトフライ級王者 矢吹 正道(緑)の日本タイトルマッチをメインに
刈谷あいおいホールでの緑ジム興行「GREEN Dream Vol.13」が行われます。
こちらは試合1週間前にみどころ紹介の記事を作成いたしますので別途…。 

さて、それでは中日本から敵地遠征に挑む我らがヒーローたちのご紹介でございます。

12月5日 ダイナミックグローブ
 東京都:後楽園ホール

【65.5kg契約4回戦】
橋本 拓海(帝拳) vs 後藤 宗士(とよはし)

この試合がデビュー戦の後藤。
僕自身もどんな選手か全く知りませんが…そんなときは、これ!

ジムマネ富永の試合レポ

とよはしジムマネージャーが所属選手の事をたっぷり紹介してくれています。
今後も試合が近づくにつれ、情報を出していってくれることでしょう。

【58.5Kg契約8回戦】
中野 幹士(帝拳) vs 佐伯 瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ)

アマ7冠の中野に、岐阜のメインイベンターが挑む!
現在1引分を挟んで連敗中の佐伯だが、2018年には元日本王者に大善戦した試合もある。
相手は、アマチュア時代にその天才ぶりを輝かせた世界王者候補と言っていいだろう選手。
中野にとって初の日本人選手との対戦がこの試合となる。
中野はOPBF東洋太平洋フェザー級8位にもランキングされており、
佐伯にとって勝てば得るものも大きな試合。


12月9日 A-sign.Bee.27
 東京都:後楽園ホール

【60.0kg契約8回戦】
ジロリアン 陸(フラッシュ赤羽) vs 太田 卓矢(とよはし)

「褐色の弾丸」「中日本の激闘王」と異名される太田が再始動。
我が身を斬らせながらタイミングを掴んで撃ち込む一撃のカウンターは破壊力もあり
数々の大激闘を産み出して来た。

相手は後楽園ホールの人気者、ジロリアン。
TV出演や、マジシャンの肩書など、人気先行ボクサーと思ったら大間違い。
破壊力抜群の強打者でもある。

鮮烈なKOシーンか、大激闘か…そんな二択しか思い浮かばないカード。
この月のイチオシです。 


12月10日 FUJI BOXING – DIAMOND GLOVE
 東京都:後楽園ホール

【53.0kg契約8回戦】
青山 功(セレス) vs 村地 翼(駿河男児)

WBOアジア太平洋王座への挑戦失敗から見事に再起を飾った村地。
今度の相手は日本スーパーフライ級11位の青山。
日本王座挑戦権内のランキングを所持し、ベテランの域に突入しつつある相手。

現在は日本19位となっている村地にとって、ランキング的には格上が相手となる。
難敵ではあるが、高みを目指す村地にとって、負けられない試合。
技術高く、スピードもある中で、気の強さをはらむそのボクシングに期待。

【60.0kg契約8回戦】
サンダー 照屋(平仲) vs 木村 蓮太朗(駿河男児)

アマチュア時代のから多くの人が「プロ向き」と評したアマ3冠の木村。
世界王者候補がプロ3戦目で初の8回戦に挑む。

相手のサンダー 照屋はかつて刈谷のリングにも登場。
森 武蔵(薬師寺)に対し、果敢に飛び込むファイトを見せた。

懐から繰り出すようなアッパー一撃に沈んだが、その後、
勝ち負けを繰り返しながら心折れる事無く実績を積み重ねてA級昇格。
その道のりからしぶとさがはっきりと見て取れるような相手と感じる。

この試合を木村がどうクリアしていくのか…。
照屋が前評判を覆すような試合を見せるのか…。
興味深い一戦。


12月26日 カケルホールディングスPresents A-SIGN.Boxing
 墨田区総合体育館
【スーパーバンタム級8回戦】
赤穂 亮(横浜光) vs 中村 祐斗(市野)

日本スーパーフライ級6位にランキングされる中村が2階級を上げて世界ランカーに挑む。
世界挑戦経験もある元日本王者、そして現世界ランカー。
ネームバリューも実績も…明らかに圧倒的な格上。

しかし、一瞬で勝負が決まるボクシングには、それを覆してしまうドラマが過去幾度も演じられてきた。
中村は両の拳にその可能性を充分に秘める選手。
相手を倒した後、両手のグローブを「パンっ」と叩くお決まりの仕草。
このビッグチャンスにその姿を見れることを期待したい。


12月27日 新人王西軍代表決定戦
 エディオンアリーナ大阪

この興行では中日本新人王達が以下のカードを戦います。

【ミニマム級4回戦】
小島 蓮(江見) vs ヨッシャー 松本(HEIWA)

【フライ級4回戦】
神崎 靖浩(倉敷守安) vs 鈴木 尊虎(トコナメ)

【バンタム級4回戦】
小林 廉(エスペランサ) vs 冨田 風弥(伊豆)

【スーパーバンタム級5回戦】
福永 宇宙(黒潮) vs 安西 蓮(岡崎)

【スーパーフェザー級5回戦】
福田 星河(エディタウンゼント) vs 樋口 和輝(ARITOMI)

【スーパーライト級4回戦】
高橋 良季(オール) vs 高畠 愛大(タキザワ)

【ウェルター級4回戦】
ビッグベイビー 岡本(六島) vs 能嶋 宏弥(薬師寺)

【ミドル級4回戦】
中田 勝浩(井岡弘樹) vs 早川 教文(中日) 

各中日本新人王の紹介は以下ページにまとめておりますのでどうぞ。
2020年度中日本新人王(選手紹介) ボクシング選手名鑑ピックアップ!


12月27日 CRASH BOXING vol.21 in枚方
 大阪府:枚方市総合体育館
【スーパーフェザー級4回戦】
北園 龍一(グリーンツダ) vs ハンマー・タク(岐阜ヨコゼキ)

11月29日の試合にも登場するハンマー・タクがこの日の試合に登場。
現在2戦2敗とデビュー以来の連敗中、本日の試合がどうなるか…
この記事を書いている時点では結果が出ていない。

1分持たずに敗れてしまったデビュー戦から
2戦目では相手をダウン寸前まで追い込む試合ぶりを見せている。
着々と成長していく姿を楽しみにしたい選手。

【ミニマム級4回戦】
原田 竜輔(岐阜ヨコゼキ) vs 初田 翔(寝屋川石田)

デビュー戦で敗北した西日本のリングに再び登場する原田。
今年の中日本新人王、ヨッシャー 松本(HEIWA)と二つの熱闘を重ね、
その力はきっと以前より増しているはず。

相手は昨年の西日本新人王。
アマチュアでも2桁の戦績があるが…。
原田の土俵と思える乱戦に持ち込めば…。
敵地での勝利を持ち帰ってくれることに期待したい。

■日本ユーススーパーバンタム級タイトルマッチ
【スーパーバンタム級8回戦】
下町 俊貴(グリーンツダ) vs 干場 悟(蟹江)

一見不器用に見えながらも、日本人離れした柔らかさから、
足も手もどんどん前に出てくる干場のしつこいボクシング。
一旦巻き込まれると脱出は容易ではなくなる。

前戦では将来のチャンピオン候補として期待される「北陸の原石」英 洸貴(カシミ)
強烈なボディからTKOに沈めた下町…その評価を大きく上昇させている。 

この二人は2017年の西軍代表決定戦でも対戦。
この年の全日本新人王となる下町が判定で勝利しているが…。
内容は「干場が勝っていた」と言う人もいる際どい接戦。
ある意味…この試合が決着戦となるか。

両者とも、あの頃とは一皮も二皮も剥けている。


12月31日
 大田区総合体育館
【フライ級8回戦】
中嶋 憂輝(角海老宝石) vs 近藤 冬真(蟹江)

10月に予定されていた試合だったが、近藤の怪我による延期で仕切り直し。
近藤はA級昇格以降、戦績的には1勝3敗と振るわないように見えるが…。
その実、内容的には勝っていておかしくない試合を繰り返している。
いつ日本ランキングに入ってもおかしくない実力者。

ただし、今回の相手、中嶋は日本フライ級10位の肩書が相応しくない強豪。
豊かなアマチュア実績があり、それを土台に実力を誇示するような試合を重ねている。
将来のチャンピオン候補と言って差し支えないだろう選手。

この強豪相手にどんな試合ぶりを見せるのか…。
舞台は世界タイトルマッチの前座のリング。
実力者、近藤の名前が多くのファンに認知されるような試合を期待したい。

【WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ】
井岡 一翔(Ambition) vs 田中 恒成(畑中)

世界戦の舞台で日本人世界王者たちとの名勝負を繰り返した田中が、
またも日本人世界王者とその拳を交える…ただし、今回は初めて、挑戦者としての立場で。
前戦はWBO世界フライ級王者として圧倒的な内容を見せての3度目の防衛。
その王座を返上し、4階級制覇に挑むこととなる。

試合の中で展開を自由自在に操るように主導権を握っていく井岡。
数多くの大激戦を演じて来た田中。
ある意味、対極の頂点に位置する二人が激突する。

このカードに並ぶ二人の名前を見ただけで…もうその魅力は充分に伝わるでしょう!

 

 

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