2024/10/12 -愛知・愛知県国際展示場- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
9月15日の配信のことだった。
刈谷あいおいホールで行われた興行。
Travel TV のボクシング興行チャンネル。
配信が入るのはこれで3回目。
これまでの配信と比較してだいぶ大掛かりなセッティングになっていた。
それを見た sakana さんから。
「これでもう終わりにしましょうか、これからはお客さんで見に来ましょう。」と。
同じ思いだった。
僕たちの配信には規模的な限界がある。
自分達が続けて行ったとして、大きな発展はない。
大きく発展させてくれる誰かが登場してくれるまでの繋ぎの役割だった。
ただ、急にスパッと終わるわけにもいかない。
これまで様々な協力を得て来たもの。
誰かの顔を潰すわけにもいかない。
「先に連絡を入れておく」
何も耳に入らずに、変化が起これば、蔑ろにされたと感じるもの。
登山より、下山の方が難しい。
Travel TVの配信が始まるとき、前日に急遽告知されたため、
SAKANAチャンネルでの配信がなくなったと勘違いした人達から沢山のLINEが届いた。
この撤退で、Travel TVが悪者になるような形は絶対に避けなければならない。
僕たちはより、良いものを届けてくれる人たちにバトンを渡す。
最初からこの形を望んで来た。
頭の中で段取りを組み立てる。
事前のネゴが一番重要な部分。
連絡を入れるべき人達を思い浮かべながら、漏れのないように…と考える。
これから、また忙しくなる。
撤退が終わったら…また新たな何かをやれるだろうか。
どのみち観戦にはやってくるし、観戦記も書く。
これがなくなったとて、大きく時間を作れるわけではないな…と算段する。
ボクシング選手名鑑を始めたころ、自分の祖父の名前を見つけて連絡をくれた人が何人かいた。
そのうちの一人の方と、すでに他界していた祖父の思い出巡りに付き合わせてもらった。
祖父が拳を磨いたジム、戦った会場、全部無くなっていた。
跡地を巡ったお孫さんの顔は誇らしげだった。
祖父は負け越し選手だった。
強い弱いじゃない…勝っている負けているじゃない。
自分の祖父がアスリートだったこと、プロボクサーだったことを喜んでいた。
今を戦う選手の孫やひ孫が、こんな顔できるようなものを残したい。
自慢としてもらえるような『おしゃべり』がしたかった。
それは忖度ではなく、選手の素敵なところを見つけて、フォーカスして、
「ほら見てよ!カッコいいでしょ!?」っていう内容のモノ。
技術論はできない、上手にもできないけど、それならできる。
試合を見るたびに感じてきたものを吐き出すだけ。
ここまでやってきてよかった。
あとは、その道のプロたちにお任せしたい。
さて、ここでいつもの前置き。
自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。
先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
この日は自分たちの配信は元々ない予定だった。
いつも通り、選手からチケットを買い、観客席に自分の席に座る。
とにかく落ち着く。
自分の場所に戻って来た感覚がある。
「自分からチケットを買ってくれた」
そう喜ぶ選手の顔をしっかりと思い浮かべての観戦。
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