2022/03/20 -愛知・刈谷あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2022/03/20 -愛知・刈谷あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

2022年3月20日(日) 13:00開始
SPLENDID BOXING
刈谷市あいおいホール

 

いよいよ今年の中日本が開幕!

メインイベントのリングに登場するのは2020年度全日本ウェルター級新人王。
現在日本ウェルター級13位につける能嶋 宏弥(薬師寺)

対するは昨年のボクシング選手名鑑 生配信表彰
ベストインパクト賞の畑上 昌輝(長崎ハヤシダ)

昨年強烈なインパクトを残した畑上が、長崎より再来襲です!


生配信はこちらから。

 

こちらではせきちゃんが副音声的に選手を紹介しながら配信いたします。

 

さてさて、ここからせきちゃん的みどころを一気にまくしたてていきます。


■中日本ミニマム級新人王準決勝
【ミニマム級4回戦】
水谷 流(トコナメ) vs 宮澤 蓮斗(蟹江)

水谷 流 6戦3勝3敗

4年半ぶりにリングに帰ってくる6年前の中日本新人王。
のちの日本ランカーを破って戴冠すると、西軍代表決定戦に勝ち進んだ。

のちのWBOアジア太平洋ライトフライ級王者、冨田 大樹(ミツキ)の前に
全日本新人王決定戦には届かなかったものの、しっかりと存在感を示した。
スピードに乗ったボクシングは爽快感を与えてくれる。
マンモス 和則(中日)との緊張感張り詰める試合で、一撃に沈んで以来のリング。


宮澤 漣斗 2戦1勝(1KO)1敗

ヨッシャー 松本(HEIWA)を1RKOで沈める衝撃的なデビュー。
2戦目では明らかに4回戦の領域を越えたハイクオリティな試合で
今井 聖也(とよはし)との接戦を落としている。

 

例年なら全日本新人王候補と言える宮澤。
しかし、今年のミニマム級は全国的に人材が豊富。
まず立ちはだかるのはハイスピードの水谷。

水谷が4年半の間にどのような変化を遂げているか。
実力が落ちていなければ、かなりの難敵となるはず。
ブランクの間により力を増してくるケースも往々にしてあり、
試合予想は水谷次第…と言えるように思える。


勝者は、1週間後に行われる
今井 聖也(とよはし) vs 楢木 健斗(杉田)の勝者と対戦予定。

 

■中日本スーパーフライ級新人王準決勝
【スーパーフライ級4回戦】
加藤 駿希(天熊丸木) vs 佐野 遥渉(平石)

加藤 駿希 4戦2勝2敗

前評判は高かったもののデビューから2連敗。
失意の中、一度は引退宣言したものの、リングに舞い戻り、
2つの白星を挙げ戦績を引き戻している。

もうプロの洗礼は済んだ。
実力的には全日本新人王も狙える逸材。
それを証明する戦いが待ち受けている。


佐野 遥渉 1戦1分

アマチュア時代には全国選抜3位を記録しており、一級品の素材。
しかし、デビュー戦では2020年の中日本新人王、時弘 将志(とよはし)を相手に
その日一番の激戦を演じたモノの、白星には届かなかった。

デビュー戦は2階級上のスーパーバンタム級。
適正体重に近いと思われるスーパーフライ級での実力が如何程かにも要注目。


今年の中日本新人王トーナメント、
対戦カード決定済みの試合の中ではトップ3に入る要注目カード。
いずれも前評判は高かったものの、順風満帆なスタートとはいかなかった二人。
先に復活を遂げている加藤が一歩先を歩いているか…。
お互いにとってトーナメント一番の山場がここになる可能性も。

勝者はこの試合の次に行われる、梅村vs岩永の勝者と対戦予定。

 

■2022年度中日本スーパーフライ級新人王準決勝
梅村 吏玖(薬師寺) vs 岩永 翔太(タキザワ)

梅村 吏玖 2戦2敗

デビューから2連敗はしているものの、1戦目と2戦目ではっきりと成長の跡を見せた梅村。
ファイターとしてのスタイルがはっきりと固まりつつあるようにも思える。
スタートダッシュはできなかったものの、まだまだここからの選手。
1戦目から2戦目の成長度合いを、3戦目にも見せることがあれば…
毎年必ず出て来る、シンデレラストーリーを描く選手となる可能性も。


岩永 翔太 1戦1敗

デビュー戦、まだまだ固い時間帯に決定的な被弾を受けての敗北。
力をはっきりとは確認できないままに終わっている。
スリリングなパンチを応酬させての結果、勝負度胸はある選手と感じる。


反対の山では優勝候補同士が大注目のカードを戦う。
決勝では、どちらが出てきても優勝候補が待ち構えることとなる。

こちらの山では未勝利の二人が決勝進出をかけて戦う。
即ち、この試合は下克上の権利を手にする戦い。
刈谷のリングで今年一番のドラマを演じる舞台への出場権がかかっている。

 

【女子スーパーフライ級4回戦】
樋口 藍(ARITOMI) vs 前田 宝樹(姫路木下)

樋口 藍 1戦1分

全日本女子3位の肩書を引っ提げて戦ったデビュー戦。
結果はドローだったものの、
試合内容は「中日本の女子ボクシング史上1番」と
言う人もいるほどの見ごたえある戦いを演じた。


前田 宝樹 2戦2勝 日本女子フライ級11位

デビューから2連勝で日本ランキングにも入っている。
試合ぶりはなかなか好戦的と聞く。
ワンツーを中心とした手数に要注目。


ここから中日本女子ボクシングの中心を歩くことが期待される樋口。
しっかりと印象を残したデビュー戦。
そして…2戦目の相手は日本ランカー。

樋口がハイスピードでそのドラマを構築していくようにも感じるカード。
まずは目の前の強敵への勝利が大前提だが
現在、中日本女子のランカーはOPBF東洋太平洋4位の
高野 人母美(緑)と日本7位の近藤 佐知子(駿河)

この二人にどれほどのスピードで迫っていくか、興味深いところ。

 

【54.5Kg契約4回戦】
芝山 定佳(名古屋大橋) vs 山田 俊(中日)

芝山 定佳 デビュー戦

完全未経験、フィットネス会員から1年9ヶ月でプロボクサーに。
詳しくは名古屋大橋ジムのYoutubeチャンネルを参照。
こういう選手が活躍すれば、ボクシングを楽しむ会員さんたちの
モチベーションにもなりそうです。


山田 俊 1戦1分

デビュー戦では詰めて詰めて劣勢気味の展開を巻き返してのドロー。
たゆまぬアタックでもぎ取ったドローに見えた。
胸を熱くさせてくれる選手になってくれることを期待させたデビュー戦。
この試合でも、奮闘ぶりに期待したい。


完全叩き上げで初見の芝山とがむしゃらさが魅力に思える山田。
いい意味で4回戦らしい4回戦と感じます。
まだまだ、よく知らない二人の試合、どれだけ魅力を見つけられるか、
4回戦好きとしてはたまらないものを感じます。

 

【フライ級4回戦】
坂井 涼(畑中) vs 森川 祐輝(緑)

坂井 涼 デビュー戦

東京五輪銅メダリストの田中 亮明が教員を務める中京高校ボクシング部出身。
アマチュアでは24戦19勝(6RSC)5敗の実績。
レベルアップ著しい高校ボクシングのリングで、インターハイにも出場しています。

今年の中日本新人王戦ではフライ級で1名のエントリーとなり、
秋に行われる、西部日本新人王との対抗戦への出場が決定済み。


森川 祐輝 4戦1勝1敗2分

昨年の中日本フライ級新人王。
戦績は綺麗ではありませんが、柔らかくスピードのある有望選手。
初期は後半に巻き返される展開が続きましたが、昨年の中日本新人王決勝戦で
その部分についても改善が見られ、今後の戦いぶりに要注目です。


鈴木 尊虎(トコナメ)松浦 克巳(岡崎)と、実力派選手に対して2分の森川。
デビュー戦で森川はキツくないか…と思っていたら、
なんとなんと、アマチュアでの積み上げがしっかりとある選手。

戦わずして中日本新人王となった坂井。
秋以降繰り広げられる各地の新人王達との戦いに向け、
その実力、お披露目となります。

 

【54.5Kg契約6回戦】
冨田 風弥(TRIBE SHIZUOKA) vs 安西 蓮(名古屋大橋)

冨田 風弥 10戦7勝(2KO)3敗

下馬評不利の試合を覆し続けて全日本新人王を獲得した長身サウスポー。
彼のことを勝手にこう呼ぶ「ミスターダークホース」。
新人王後の初戦で敗戦し、ランキングは失いましたが、この試合に勝てばA級昇格。
改めてチャンスを狙えます。


安西 蓮 10戦5勝(2KO)4敗1分

荒々しく獰猛。
一昨年の中日本新人王戦では大本命と思われた阿部 史也(タキザワ)に1RKO勝利。
周囲を驚かせる金星で中日本新人王に輝きました。


自分より評価されている選手を狩ってその名を上げて来た二人。
狩る側の二人がぶつかり合うという、何とも血沸き肉躍るカード。
見たいと思ってたんだ、この二人の対戦を!
もう内臓吐きそうです。

 

【スーパーウェルター級8回戦】
能嶋 宏弥(薬師寺) vs 畑上 昌輝(長崎ハヤシダ)

能嶋 宏弥 9戦8勝(4KO)1敗 日本ウェルター級13位

2020年の全日本新人王がA級初戦を迎えます。
スタイル的にはクラッシクな魅力も感じさせる、中量級のアウトボクサー。
必殺の「新幹線ストレート」など、一撃の破壊力も持ち合わせています。

現在日本13位。
勝てば日本王座挑戦資格を得られる「12位以上」も期待できます。


畑上 昌輝 10戦6勝(2KO)3敗1分

昨年のボクシング選手名鑑生配信表彰 ベストインパクト賞に選出された選手。

中日本外から中日本のリングに乗り込み、最もインパクトを残した選手に贈られる賞。
視聴者最多得票を集めたのは、中日本中量級トップ選手の丸木 凌介(天熊丸木)
あと一歩にまで追い詰めた試合でした。

関係者、ファン、試合を見ていた人たちの心をわしづかみにした男。
再び刈谷に来襲し、我らが全日本新人王に襲い掛かります。


強豪ひしめくA級戦線へと突入していく能嶋。
ここからはノーランカーでも一癖も二癖もある選手ばかり。
畑上もまた、負けはしたものの、上位ランカーをあと一歩まで追い詰めた実績の持ち主。
中日本中量級戦線の次の時代を背負う男が、難敵を迎えてメインイベンターを務めます。

 

どれもこれも魅力濃厚な8カード。
4回戦までドラマをしっかり孕んだカードが立ち並ぶ、
SPLENDID BOXINGらしい興行となりそうです。

当日はせきちゃん大興奮で迎えること請け合い。
皆様もぜひぜひ楽しみにして下さい!

 

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