2026/4/11 -愛知・刈谷あいおいホール- 第4試合~第6試合(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
■2026年度中日本ウェルター級新人王準決勝
【ウェルター級4回戦】
近藤 裕真(名古屋大橋) vs 早川 教文(中日)
序盤から潜り込む動きを見せる近藤が、距離を詰めて襲っていく。
クリーンヒットを奪うと一気に攻め立て、離れずしつこくパンチを繰り出す。
詰められ窮屈に戦うサウスポーの早川、1R終盤には手を突くダウン。
2R開始直後には潜り込んだところで近藤が強烈な右フックで綺麗なダウン。
再開後は中盤に左フックでぐらつかせたところでレフリーがストップ。
TKOタイムは2R 1分31秒
サウスポーの遠い距離を潰し、早川の強いミドルレンジでも勝負をしなかった。
がむしゃらに突っ込んだようにも見えた近藤の戦いぶりはその実、戦略的だったようにも思う。
至近距離での戦いを強いて早川の強さを発揮させず。
早川にとって5年ぶりとなった試合で、
感覚を取り戻す隙も与えてもらえなかったようにも思えた。
元はミドル級で戦い破壊力もある早川。
今後もウェルターで戦うのかも含め注視したいように思える。
いずれスーパーウェルター辺りに腰を据えるなら、
中量級のキーマンになり得る選手だと思っている。
8年ぶりの試合で勝利を完璧なKO勝利を収め、
「全日本新人王を獲る男」と力強く宣言した近藤。
8/2の決勝へと進出を決めた。相手は次戦で決定する。
近藤 裕真 6戦3勝(3KO)2敗1分
早川 教文 6戦3勝(3KO)3敗
■2026年度中日本ウェルター級新人王準決勝
【ウェルター級4回戦】
鳥居 翔太(緑) vs 黒川 智矢(三津山)
しっかりとガードを固めてジリジリ詰める黒川に、
サウスポーの鳥居が痛烈に左ストレートを撃ちこんでいく。
下がりながらも大砲の左をザクザクと突き刺す鳥居に対し、時折右で捉える黒川。
しかし、鳥居の左でガクッと腰を落とす場面も。
黒川がラウンド終盤に右をヒットさせパンチをまとめる場面を作る。
2R序盤から左ストレートを突き刺していく鳥居。
度重なる被弾に耐えていた黒川だったが、鳥居の綺麗な左ストレートに
足元を揺らしたところにパンチをまとめられ、ついにとも言えるダウン。
立ち上がったが、再開後は即鳥居がパンチをまとめてレフリーがストップ。
TKOタイムは2R 1分16秒。
強敵相手に競り負ける試合が続いてきた黒川だったがこの日は完敗。
終始サウスポー鳥居の距離のまま、打開するタイミングを与えてもらえなかった。
この敗戦を受けてどう動くか…次があるなら勝負どころになるようにも思えた。
ハッキリとした勝利で決勝への進出を決めた鳥居。
先に手を出しつつ、相手の反撃もしっかり見切って撃ち終わりも襲った。
快勝とも言える戦いぶりで強さを誇示しての決勝進出。
直前の試合で勝利を挙げた近藤 裕真(名古屋大橋)と激突。
両者とも試合のダメージはなさそうにも思える。
この日、快勝劇を演じた二人が、8/2の刈谷あいおいホールで雌雄を決する。
鳥居 翔太 5戦3勝(3KO)2敗
黒川 智矢 6戦1勝5敗
【フライ級4回戦】
後藤 圭人(名古屋大橋) vs 横山 鋭人(緑)
前の手で距離を測り合う静かな立ち上がり。
静かな中でもタイミングを制して強打を叩きこむ後藤。
ラウンド終盤には横山が踏み込んで撃ち合いとなるも、
ここも後藤が柔らかく外しながら見栄えのいい強打を叩きこむ。
2R序盤、詰めて行った横山の右で後藤が揺れる。
ビッグヒットに勢いを増して詰めていく横山。
押し込まれながらも返すパンチを多彩に強烈に叩きこむ後藤。
ラウンド終盤には激しい撃ち合いへ。
3Rには後藤が攻め込み、横山がクリンチに逃れる。
一進一退の撃ち合い…巧い二人が熾烈なファイトを繰り広げる。
押し込む場面は横山の方が多いか、クリーンヒットは後藤か。
4R、ミドルレンジの戦いとなる中、
横山が後藤の撃ち終わり、撃ち出しをカウンターで襲う。
踏ん張ってまとめて返していく後藤。
終盤、両者は激しく撃ち合って試合終了。
マイジャッジは39-37で後藤。
公式ジャッジは両者39-37が一人ずつ、最後の一人が38-38。
1-1のドロー決着となった。
戦績で言えば倍以上、そして中日本4回戦では
群を抜くテクニシャンの後藤に横山が食い下がった。
序盤の駆け引き合戦で不利と見るや、詰めての撃ち合いを選択。
ミドルレンジのカウンターを主とした技巧派が、即座に切り替えた。
撃ち合いでもやれる…たった3戦目のボクサーの選択には驚かされた。
練習量、自信を感じさせる戦いぶり。
そしてそれを迎え撃った後藤。
ファイトの中でもサイドへ飛び、ポジションを変えながらのファイト。
技巧派同士の熾烈なファイトはまさかの思いだった。
両者とも中日本新人王決勝に向けて、その評価を高めた試合だったように思える。
ライトフライ級とフライ級、大本命同士の激突を噛みしめ、
8/2の決勝が待ち切れない思いになった。
後藤 圭人 7戦3勝(1KO)2敗2分
横山 鋭人 3戦1勝(1KO)1敗1分
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