【記事一覧】2026年5月に戻る2026/4/11 -愛知・刈谷あいおいホール- 第1試合~第3試合(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
■2026年度中日本ミニマム級新人王準決勝
【ミニマム級4回戦】
天野 博貴(名古屋大橋) vs 大久保 颯(とよはし)
試合開始から怒涛の攻めを見せる大久保。
天野は押し込まれながらも、強烈に的確に大久保の顔面を捉えるが
1R終盤には大久保が右ストレートで天野のアゴを貫いて天野が揺れる。
天野も出ようとするが、止まぬ手数の大久保が先に先に捉えていく。
それでも出て痛烈に捉えて返す天野…
大久保の手数が落ちて来ると、今度は天野が捉える場面が目立っていく。
後半、大久保の手数は落ち着き、足を使い始める。
どんどん出ていく天野を、大久保はサウスポーにスイッチし左アッパーで何度も串刺しに。
それでも止まらぬ天野は旺盛な手数で襲い掛かっていく。
大劣勢だった天野がスイングラウンドを創る。
最終ラウンド、撃ち疲れからの疲弊か…
動きが落ちた大久保だが、足を使いながら何度も何度も左アッパーを突き刺す。
追いきれなくなる天野に、手数では下回るものの、出せば当たる大久保。
顔面を血まみれにしながら天野が追いかけ続けて、試合終了のゴング。
マイジャッジ 39-37 大久保
公式ジャッジ 40-36×3
3-0で勝者は大久保
常に追い続けた天野にポイントを入れたくなりそうなもの。
ジャッジは冷静に、ヒット数ではっきりと上回った大久保をフルマークとした。
宿敵であり、今年の優勝候補と言える天野を下した大久保。
堂々、8/2の決勝への進出を決めた。
リベンジを叶えるとともに、注目株に成り代わって対戦相手を待ち受ける立場に。
決勝では5/17の三重で開催される以下のカードの勝者と対戦する。
奥田 一星(市野) vs 亀井 大和(北陸イシマル)
熱い興行となったこの日、火を入れたのは間違いなくこの二人だった。
第1試合はただの前座ではない…その日の興行の熱量を決める大事な役割。
二人が「オープニングアクト」としての役割を完璧にこなし切った試合だった。
天野 博貴 4戦1勝2敗1分
大久保 颯 5戦3勝(2KO)1敗1分
■2026年度中日本ライト級新人王準々決勝
【ライト級4回戦】
福冨 壮泰(名古屋大橋) vs 辻 翔太(とよはし)
サウスポー福冨とオーソドックス辻の戦い。
頭が当たりやすい左vs右の戦いながら、両者臆せず深く踏み込む。
1R終盤、辻が痛烈に捉える場面を見せる。
大きく振る辻に対し、落ち着いて小さく捉える福冨。
しかし時折捉える辻のビッグパンチはかなり印象的。
そんな中、辻が強引に攻め込んだ場面、
連打の中の小さな左フックで福冨がしゃがみこむダウン。
再開後、攻め込んだ辻が至近距離で放った右フックで再びのダウン。
ここでレフリーが試合をストップ。
TKOタイムは2R 2分27秒。
大きく振る辻に対して、小さくヒットを奪っていたのは福冨の方だった。
フルスイングを見せておいて、至近距離まで突っ込んでのショート。
まるで大振りが伏線だったかのような結末だった。
1度目のダウンでかなり効いてしまったか…
しゃがみ込んだダウンの仕方を見ると、一瞬意識を飛ばされたようにも見えた福冨。
甚大なダメージを回復する暇もなく仕留められてしまった。
負けを踏まえてどうなるか…
練り込まれたことが一目瞭然の肉体。
努力なくして創れない体だ。
強くなる素養はある選手、来年の新人王戦への再チャレンジにも期待したい。
辻は6/7の準決勝へ進出。
テクニシャンであり、2024年sakanaチャンネル生配信KO賞も
獲得したバンザイ・リオン(天熊丸木)との激突。
両者ともに強打がありながら、巧みさもある選手。
トーナメントの運命の中で屈指の好カードが成立した。
福冨 壮泰 2戦1勝1敗
辻 翔太 3戦3勝(2KO)
■2026年度中日本スーパーフェザー級新人王準々決勝
【スーパーフェザー級4回戦】
藤井 創楽(名古屋大橋) vs 白井 皇貴(浜松堀内)
左…左…左…しきりにジャブを突いていく藤井。
対して白井は自身もジャブを突きながら、
ジリジリと詰め寄って撃ち終わりを痛烈に捉える場面を作る。
ジャブは捨てているか、続いて飛んでくる右は食わない白井。
2Rには既に藤井の右を見切ったか…。
白井が上下に多彩に強烈に藤井を捉えていく。
撃ち終わりを狙い、さらに左にかぶせる動きも見せる白井。
こうなると左を出しづらくなりそうなものだが、藤井は左を出し続ける。
2R終了間際には、白井が一気のラッシュの中、足を滑らせるようにリングに手をついた藤井。
ダウンが宣告される。
3R開始直後、劣勢のとなり撃ち合いに身を投じた藤井が右ストレートで捉えるが、
力強く手の回る白井のコンビネーションに防戦一方となってレフリーがストップ。
TKOタイムは3R 37秒
右が当たらなかったこともあるかもしれないが、とにかく左を突き続けた藤井。
鋭くシャープなその左は間違いなく武器になるはずだ。
そのあとの右をどう当てていくか…引き出しを増やしていくのはこれからだろう。
どんな状況でも突き出されたその左は印象的。
敗戦はしたものの、自分がどんな選手なのかというシルエットはしっかりと残した。
これから積み上がるドラマを楽しみにしたいと思う。
左をもらってもダメージはないと判断したか、
藤井のジャブを意に介さず、パンチをまとめていった白井。
デビュー戦から冷静に力強く勝利を挙げた。
圧倒的な回転力もあり、力強い破壊力は浜松堀内らしいボクサーとも思えた。
6/7の準決勝では、同じく鮮烈なKO勝利で勝ち上がったゴメス・ヒデキ(とよはし)と対戦。
KO必至とも思えるカードとなった。
藤井 創楽 1戦1敗
白井 皇貴 1戦1勝(1KO)
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