中日本所属選手 3月の試合結果(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2025/04/01
2025年3月1日(土) 東京都:後楽園ホール
第30回WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT
【スーパーウェルター級8回戦】
玉山 将弥(帝拳) ○ vs 上村 健太(LUSH緑)
8R判定 3-0(77-75、78-74、78-74)
上村がA級初戦で日本上位ランカーを相手に大激戦を演じた。
上村が劣勢に立たされた後半、お互いを揺らし合うと試合は打撃戦となって終了。
あと一歩の感も強く、判定も1R差まで迫ったジャッジもいた。
届かなかったランカー挑戦だが、「まだ届かなかった」だけの話。
A級ボクサーとして充分な実力は示して見せた。
今後どういった道のりを歩むか…また一人、中日本中量級にシーンを背負う選手が現れた。
玉山 将弥 20戦15勝(8KO)5敗
上村 健太 11戦6勝(3KO)3敗2分
2025年3月8日(土) タイ:バンコク
G.O.A.T.MATCH Vol.5
【48.3kg契約6回戦】
赤塚 翔(名古屋大橋) ○ vs ナッチャポン・ゲーオクアンロゾート(タイ)
2RKO
村上 勝也(名古屋大橋)に帯同した赤塚がタイのリングでB級初勝利。
KOはキャリア初ともなった。
削り取るボクシングが身上の赤塚だが、右ストレートを顔面にねじ込んでのKO劇。
遠い異国で経験値を増やして日本のリングに帰って来る。
「赤塚のボクシングは長いラウンドの方が生きる」と言い続けてきた。
A級ボクサー赤塚が見れるまであと1勝。
楽しみでならない。
■OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級シルバー王座決定戦
【スーパーバンタム級10回戦】
溝越 斗夢(LUSH緑) vs ○ ラン・コウコウ(中)
8R負傷判定 1-2(74-78、75-77、77-75)
負傷判定で拮抗した試合を落とし、タイトル挑戦は実らず。
カウンターを軸としたアウトボクシングを展開したが、2者のジャッジに評価されず。
バッティングで負った鼻の傷で負傷判定決着となった。
溝越のボクシングが評価されなかったことはこれまでもあった。
アグレッシブを強くとられれば、アウトボクサーの生存権は狭まってしまう。
主武器のカウンターで「効かせるシーン」を作っていかないと難しいのかもしれない。
試合後にSNSで引退も示唆した溝越。
「マッチョさん(村上 学トレーナー)をチャンピオントレーナーに」
自信をみなぎらせ、目を輝かせていた溝越が懐かしく感じる。
終わらせることもできる、だけど、終わらせないこともできる。
どちらを選んだとしても、これまで築いた「溝越 斗夢」の名を損なうものではない。
ただ、自分が言えることは、「僕はまだ見たい。」
多分、溝越が50歳になっても60歳になっても言い続ける戯言である。
■OPBF東洋太平洋スーパーフライ級シルバー王座決定戦
【スーパーフライ級10回戦】
村上 勝也(名古屋大橋) ○ vs エータワン・モークーテットンブリー(タイ)
9RKO
過去には世界挑戦も叶えた歴戦のエータワンを圧倒。
ロングレンジから痛めつけるようにダメージを与え続けて9RKO。
WBCアジア(ABCO)コンチネンタルスーパーフライ級王座に続き、
2本目のベルトを戴冠した。
日本王座挑戦以降、3連勝で2本のベルトを手中にした村上。
今後はさらにベルトをコレクトするか…既にランキングされている
日本やOPBF東洋太平洋での地位をあげていくのか。
1戦1戦、その道のりが楽しみに感じている。
贅沢を言えば…刈谷で村上が見たいよぉ…。
村上 勝也 21戦17勝(4KO)3敗1分
エータワン・モークーテットンブリー 52戦37勝(27KO)14敗1分
2025年3月30日(日) 京都府:KBS京都
To the Future vol.33
【バンタム級6回戦】
渡部 健(フュチュール) vs ○ 大城 雄都(トコナメ)
6R判定 1-2(56-58、58-56、58-56)
ファイター大城がらしさを発揮しての判定勝利と聞いた。
削り合う中で後半を抜け出しての勝利とのこと。
刈谷での配信、敗戦した試合後にカメラの前で「強くなる」と約束していった大城。
あの日、映像を見ていた人たちに、勝利の報が届いてほしい。
大城が約束を守ってB級初勝利。
そしてまだまだここから。
老舗トコナメのエース、A級昇格まであと1勝。
渡部 健 11戦4勝(1KO)6敗1分
大城 雄都 10戦6勝(2KO)4敗
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2月 中日本選手の敵地戦績
5戦3勝(2KO)2敗
所感)
まさかの3ヶ月連続勝ち越し。
中日本快進撃です。
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