2024/4/7 -愛知・刈谷あいおいホール- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
3週連続の配信となる刈谷あいおいホール。
中日となるこの日、少し疲れが溜まって来ていた。
前日、中澤 快(三津山)に会いに行った。
4/13の試合を肋骨の骨折により棄権。
頑張っているのは知っている選手だった。
三津山ジムのOBから悔しそうな連絡が来ていた。
「あんなに頑張っていたのに…」
しばらく、三津山ジムのプロボクサーは彼一人だった。
彼を指導するために、かつて三津山ジムで戦ったボクサー達が
ジムを訪れるようになっていた。
人をその気にさせること。
それは頑張っている人間にしかできないこと。
彼は怪我によって、自分の努力を人に見てもらう場所を失くしてしまった。
試合があれば、「ナイスファイト」の声で、その努力も報われただろう。
ちゃんと知ってる。
頑張れって言わせて欲しい。
彼の努力が1mmでいいから報われて欲しい。
3週連続配信の真っ最中。
少しでも多くの人に試合を見てもらえるよう、観戦記を書き、
試合のPRを行い、余裕はほとんどなかった。
4/6に静岡に向かう為、細々した所用を徹夜で片付けた。
電車移動を長く取ろう…あえて普通列車で向かった。
移動中に睡眠をとる算段だ。
約束の12:00に静岡駅に到着し、ランチをしながら長々とお話した。
「相手選手に申し訳ない」
それが彼の思いだった。
幸い、同門に同階級の選手がいたため、代役が立った。
後輩の平賀 陸(三津山)がデビュー戦として試合に挑む。
責任ある仕事を抱え、家族もいる。
1試合1試合が勝負の選手。
中澤も数多くいるそんな選手の一人。
次の試合があるかどうかもわからない。
ただ、ファンとして「見たい」とは伝えて来た。
長々と話し込む中、ふざけた話も沢山した。
「もっと固い人だと思ってました。会ってみたら友達になりたい人でした。」
そう言ってもらえて本当に嬉しかった。
とにかく友人たちに恵まれている。
沢山の人に愛されているのは僕の自慢だ。
どこにいても仲間ができるし、どこに行っても誰かが会いたがってくれる。
名古屋に来てくれた時には一緒に遊びたい。
静岡にまた友人が一人できた。
夕方には名古屋に引き返し、天熊丸木ジムに向かった。
小川 椋也(天熊丸木)にトロフィーを渡しに行った。
2023年のsakanaチャンネル生配信、Twitterでの表彰によって激闘賞に選ばれていた。
その記念のトロフィーを渡しに行った。
対人恐怖症の為、人の多いところは避けないといけないようだ。
練習中に時間をとってもらったため、なるべく手短に切り上げる。
トロフィーを手にして「デカい!デカい!」なんて言いながら喜んでくれた。
丸木会長を含めた周りが盛り上げた部分もあったと思っている。
4回戦の選手でも、少しでも知名度が上がるようにと盛り上げている。
大きな資金のあるジムなら簡単なのかもしれないが、
そうではない分、手間をかけて頑張っている。
「努力が苦手な丸木兄弟」なんて口にすることもあったが、
努力していないように見せても、しっかりと思いやりと配慮を持って努力している。
暖かさと優しさのあるボクシングジムだ。
天熊丸木ジムを後にし、向かったのは日比野。
名古屋国際会議場のある場所。
ここに自分の親友がいる。
少し移動して、もう一人の親友と3人で会った。
3人となるとなかなか仕事の都合が合わずに揃わない。
久々だった。
友人と会うのも2週間ぶり。
体力的に無理をしても、そうしなければ会う時間は作れない。
酒も飲まず、しらふのままずっとバカな話をしていた。
全員独身のままだったらいいのに…。
仲間も結婚すれば、なかなか会えなくなる。
結婚なんかしないで、皆で一緒に暮らそうか…なんて話す。
全員、それなりの稼ぎもある。
誰かが誰かに依存するようなこともない。
皆で一緒に暮らすなら、どんな家を建てるか…なんて話題ではしゃぐ。
結婚するなら…なんて話にもなった。
「奥さん作るなら、みんなと一緒に遊べる人がいいね。」
「奥さん同士も仲良かったら最高じゃない?」
「いっそ、3人で共同の奥さんとかどう?」
「それは絶対嫌だ!」
気が付けば夜中、家まで送ってもらい、泥のように眠った。
人は必ず誰かから影響を受ける。
誰と出会い、何を見て来たかで、その人が決まるように思える。
ボクサーも同じだ。
指導者はもちろん、ジムメイト、ファン、スポンサー…。
様々な出会いで、その選手の思考も環境も変わる。
いい出会いは、きっとボクシングも強くする。
翌朝、少しトラブルはあったものの、コンディションもしっかり整って刈谷に到着。
体にだるさは残ったが、心のコンディションが整ったことは大きい。
メンタルは声に現れる。
ここでいつもの前置き。
自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。
先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識したうえで、読み進めていただきたい
配信は少し早めのスタート。
選手たちが自己PRに訪れてくれた。
少しでも役に立てるなら嬉しい。
この選手たちの魅力をより多く語りたい。
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