2016/11/27 刈谷あいおいホール-1試合目~3試合目(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2016/11/27 刈谷あいおいホール-1試合目~3試合目(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 

 

さて、中日本ボクシング観戦記。
本日は11/27に開催された試合の1試合目~3試合目までを掲載。
速報はいろんなところで見れるので…
遅いことに関してはご勘弁。
 
 
 

【ミドル級4回戦】
横山 圭吾(姫路木下) vs 髙橋 ルガー 大毅(駿河男児)

・横山 圭吾 6戦1勝4敗1分 31歳
・髙橋ルガー 大毅 3戦2勝(2KO)1敗 28歳 サウスポー
 

兵庫から遠征の横山と、総合格闘技から転向してきた高橋。

変則的に構える横山。
ガードを少し前に出し、そこからパンチを引っ掛けようとする。
なかなかやりにくそうに対応する高橋。
横山もサウスポーに対しうまく距離が合わないようで、
なかなか的確なパンチが放てない。

そんな中、1R中盤から徐々にガードの隙間を通し始める高橋。
徐々にクリーンヒットの数が増えてきた…と思った矢先。
左ストレートから入って、テンプルへの右フック。

躓き気味にダウンした横山。
スリップになってもおかしくないけれど、きっちりヒットしている以上ダウンで間違いない…
なんて思ったら、立ちあがった横山は完全に足にきていた。

それほど強烈には見えなかった高橋のパンチが実はとっても強烈だったよう。
ニワカファンびっくり。

レフリーがすぐに試合を止めて、1RTKOで高橋の勝利。
シャープさもあるし…これはなかなか。

他格闘技からの転身組は、ボクシングファンから敵役とみなされることも多く…
僕もやっぱりそんな感覚はあり…総合の選手なんかに負けるな!…と。
でも今日の高橋を見る限り、その動きは完全にボクサー。

そりゃそうか…ボクシングに転向して数年も経っているわけだし。
色眼鏡はハズした方がよさそうかな。

横山はもう一回見たいかな…。
今日はいいところを見れないまま、試合が早く終わってしまったので。
もう一度、名古屋に来てくれないだろうか…。
 
 

【ライトフライ級4回戦】
東 健史(KUWANA) vs 井上 ヨシアキ(三河)

・東 健史 3戦1勝2敗 26歳
・井上 ヨシアキ 12戦3勝(1KO)8敗1分 28歳

あと引分け一つでB級昇格の井上…現在3連敗中。
前戦では現在デビュー3連勝の松浦にダウンを奪われての判定負け。
お互い再起となったこの試合。

初っ端から持ち前のアウトボクシングで出入りを繰り返す井上。
井上が射程に入った瞬間、待ち受けていたかのように東がピンポイントで右を撃ち抜く。
かなり綺麗に入った一撃で、いきなりのダウン。

しかし東、その後は少し見てしまう。
立て直した井上は終盤には逆にプレスを掛けながら東のジャブにクロスを合わせ始める。
 

2Rに入ると、井上のプレスに下がる東が若干劣勢にまわる。
井上のクロスにジャブを封じられかけた東…。
それでも手を出せばヒットする。
攻撃に編重した井上は、もらいながらも前に出て行く。
 

3R、逆にクロスを合わせる東。
さらには強烈なボディを効かせる。
またも前に出てきた井上だが、今度は東が下がらずに応戦。
ボディを重ねて井上にダメージを蓄積させる。
井上は東のジャブの下からアッパーをくぐらせて応酬。
 

4R、ダウンを奪われている井上。
倒さなければ負ける…長い体躯を丸めてインファイトに突入。
小回りの効いた東に、撃たれても撃たれても撃ち合いを求めて詰めていく。
勝ちにすがるボクサーの生き様のような姿。
 

撃ち合いの中で鳴り響いた最終ゴング。
「ナイスファイト!」と声を上げたくなるような二人の撃ち合い。

39-36,40-35,40-35

ポイントとしては完敗の井上。
圧勝の東。
内容としてもそうだけれど…。

しっかり撃ち合える…東の魅力も満載だった試合。
負け越しボクサーの思いが伝わって来るような試合。

感動した。
本当に感動した。
 
 

【56kg契約 4回戦】
田村 俊雄(姫路木下) vs 菅原 秀馬(市野)

・田村 俊雄 3戦1勝(1KO)2敗 
・菅原 秀馬 2戦1勝1敗

横山と同じく関西の姫路木下ジムから遠征。
デビュー戦に勝利するも、連敗を喫し、この試合が1年半ぶりの試合。
そして対するは注目の4回戦、菅原。
 

ゴングが鳴ると、圧倒的なスピード差が目につく。
おいおい菅原…これは地元で相手いなくなるよ。
ボディを多用する組み立てもなかなか上手く…そして強い。
しかし、距離が詰まったところで危険な角度の被弾。
 

2R、効いたと見るや攻め込む菅原。
そこを逆に反撃、鋭く差し込む田村。
カンが良くて気が強い…田村…負けが続いているけど、実はなかなか面白い。
 

3R、いきなり菅原が右アッパーから左フック。
綺麗に決まって田村がダウン。
立ちあがった田村。

防戦に回らず、攻め込んでくる菅原に反撃。
しかし、相撃ちも辞さずでガンガン攻める菅原に
田村の手が出なくなったところでレフリーがストップ。

TKOを呼び込んでの完勝。
 

田村というボクサーは初見だったけど、簡単なボクサーではなかったはず。
この相手に完勝…菅原…本当に強い。
 

1試合目から痛烈なKO劇。
2試合目に感動の激戦があって、
3試合目に胸が高鳴るホープが登場。

ここまで大満足の興行。
一旦5分の休憩が挟まれる…。

この後…このボルテージがさらに上がり始める。
 

今年、中日本以外でもいくつか興行を見に行ったけれど…
この日の盛り上がりは今年のトップ3に入るもの。

長くなってきたので、前座4回戦の後半はまた次回。
 
 

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