2022/04/24 -三重・メッセウィングみえ- 第1試合、第2試合(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【56.5kg契約4回戦】
後藤 宙(市野) vs 島袋 友樹(松田)
後藤 宙 1戦1敗
島袋 友樹 1戦1敗
※試合映像がある為、試合描写は割愛いたします。
第1ラウンド、後藤の最初の大砲、右ストレートが炸裂。
この一撃が勝敗のキーになったようにも思える。
上下の打ち分けとコンビネーションで攻めた島袋。
マイジャッジは39-37で島袋だったが、
上述の一撃で腰を落とした印象が深かったか判定はドローとなった。
対して、後藤も力強い一撃を重ねていたが、連打にはつながらず。
最初の一撃のインパクトを引きずったか、出させてもらえなかったのか…
いずれにせよ、回転で上回られてしまったように感じる。
強烈なボディから下から上へとつなげていく島袋。
初勝利はならなかったが、序盤の一瞬で取りこぼした星のように見えた。
これからの戦いにおいて、大きな経験としてして欲しいと思える。
力はある選手だと思っている。
後藤については思い切りの良さが光ったように感じる。
連打が続くようになれば、怖さが出てくるはず。
まとめるパンチがあれば、効かせた場面でそのまま刈り取るイメージも沸いた。
まだ未勝利、だけど先が楽しみ。
そんな二人の対戦、今後を楽しみにしたいと思っている。
■2022年度中日本スーパーバンタム級新人王準々決勝
【スーパーバンタム級4回戦】
塩田 賢(市野) vs 太田 彩千耶(中日)
塩田 賢 2戦2勝(1KO)
太田 彩千耶 2戦1勝(1KO)1敗
※試合映像がある為、試合描写は割愛いたします。
塩田がミッションを完遂。
長身、そして左ストレートを武器とする太田に対し、その左が生きる距離を与えず。
距離を潰し続けての判定勝利。
長身選手に対して距離を潰すのは定石だが、実際にそれをやり切ることは難しいもの。
また、前の手の右フックが当たると判断したとたんに、
徹底的に右フックを撃ち込んだ判断の早さにも驚いた。
感性含め、思っていた以上に強い選手だった。
新人王レースは来年あたりが勝負所になるかと思っていた選手。
今年勝ち上がる可能性も充分にあると感じられる。
次戦は7/10、サンデーパンチの思い切りの良さは超ド級。
準決勝で時弘 将志(とよはし)と対戦する。
太田に関しては、いいところを封じられた試合。
ただし、窮地には左を効かせて乗り切った場面もあった。
自分の得意を出すにはどうするか、
そこに繋げていくことで大化けの可能性も感じさせてくれる。
上のグレードに行けば、武器を持っていても出させてもらえなくなる。
キャリア序盤でこの試合を経験したことが、
彼のボクサーズロードにいい影響をもたらせてほしいと感じる。
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