2018/9/24 -武田テバオーシャンアリーナ- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2018/9/24 -武田テバオーシャンアリーナ- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 

上半身全体が痒くてたまらない…。
少し前から出始めた原因不明の湿疹が広がり始めている。

ここしばらく、猛烈な痒さに寝不足に陥り、さらには薬の副作用で頭がぼーっとする。
今日は世界戦…観戦コンディションとしては最悪。
 
 

田中 恒成(畑中)が3階級制覇に挑む試合…
そして木村 翔(青木)が3度目の防衛戦として迎え撃つ試合。
国内決戦最高峰とも言える試合が、幸運なことに名古屋で開催される。
 

日本中のボクシングファンが注目している試合…のはずがTV放送がない地域が多い。
これにはファンの不平不満の嵐…。

中国ではスターの立ち位置を確立した木村。
そして日本人として最年少の世界3階級制覇を狙う田中。
様々意味の詰まったどデカいカード…。

世間は「今の世界王座はたいしたことない」なんて戯言を鵜呑みにしてしまっているのだろうか。
軽量級世界ランカーの充実ぶりは、ここ20年で最高クラス。
そんな中での、一つの軽量級頂上決戦なのに…。
 

これまで、シビアなカードばかり戦ってきた田中。
田中と戦った外国人選手の多くは、その当時「無名の実力者」。

日本人世界王者として…軽量級の世界王者として、実力はトップクラスでありながら
田中の立ち位置は中部のローカルスターに甘んじているのではないかとさえ感じる。

試合は必ず激しいものとなり、内容も抜群に面白く、そして強さも魅せつけている。
…それでも、アマチュア経験の豊富さからか、田中をアウトボクサーと評するファンもいる。
試合の実像は全く違う。
 

中部のファンには、田中の知名度が何としても上がって欲しいと躍起になっているファンも少なくない。
残してきた実績、試合…それに対しての知名度が低過ぎる…これは間違いない事実だと思う。
知名度の低さは過小評価を招く…
田中はマニアの間以外ではきっと過小評価されていると、僕は感じている。

日本人世界王者の木村を倒し、それを証明してくれるか否か…。
この試合にかかる期待はとにかく大きい。
色んなものをまとめてぶっ飛ばしてくれ…そんな思いが湧く。
 

バスが名古屋駅に到着。
そこで痛恨の失態に気付く…眼鏡を忘れた…。

自動車の運転を裸眼でできる程度には視力はあるのだが…
ボクシング観戦となると必ず眼鏡をかけている。
度の弱い眼鏡だが、やはり景色の世界観は変わる。

しかもこの日はいつもよりリングへの距離が遠くなると思われる世界戦。
見えなくはないけれど…痛恨の失態にガックリ来る。

気を取り直し、新幹線乗り場の脇を進んであおなみ線の乗り場に到着する。

道のりを動画に収め、Twitterにアップしようとするものの…
時間が長すぎてアップできず…何か方法がないかスマートフォンと格闘の末、挫折。
全国からやってくるファンが迷わないよう、ちょっとした善意でやってみるつもりだったが…

…この日は何もかもうまくいかない。
嫌な予感ばかりになってしまう。

ここで偶然、知り合いのボクオタに遭遇。
一緒にあおなみ線に乗り込み、今日の試合や中日本の状況について情報交換する。
中日本のボクシングと言う、アンダーグランドな話題ができる知り合いが増えたことが嬉しい。
さっきまで落ち込んでいたテンションも一気に回復する。

あおなみ線の終着駅、金城ふ頭駅に到着すると、今日の会場…武田テバオーシャンアリーナは目の前。
最近、会場近くに密集する別のレジャー施設へ向かう集団と途中まで同じ道のり。
多くの家族連れは、武田テバオーシャンアリーナの脇をすり抜けていく。
 

それでも開場30分前を迎えた入り口には既に人が集まっている。
この日を楽しみに迎えた仲間たちのような思いが湧く。
 
 

ここでいつもの言い訳前置き

自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。

そして、TVで観戦するのとは違い、1つの角度しか見れず、スロー再生もない。
レフリーで隠れたタイミングでパンチが入っても気付けないし、かなり離れた自由席での観戦。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。

先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識したうえで、読み進めていただきたい。
 
 

会場内に滑り込むと、東京や大阪からの知った顔も多く、様々な場所で挨拶を交わす。
中部圏での世界戦が組まれたとして、それを埋めるのは大阪や東京からやってくるファンが多い。
もちろん中部圏内での集客もあるが、数は限られている。

中日本で組まれた世界戦を埋めるのは、全国を飛び回る熱心なファンだ。
それを証明するかのように、他地区での世界戦とバッティングする年末の世界戦は集客が激減する。
別の世界戦に全国を浮遊するファンを奪われてしまうからだ。

今回は世界戦としては単独。
さらに相手が日本人世界王者ということもあり、木村を応援するファンも大勢駆け付けた。
収容数は3000人ほどだろうか…

普段、中日本で試合会場として使われる他のホールの倍以上の会場が、
満員とはいかなかったが、最終的には8割程度の埋まり具合には達したように見えた。
 

この日、田中 裕士(畑中)vsルスリ・ヤント(インドネシア)がルスリ・ヤントの怪我により中止となり、
試合開始が20分程度遅らされた。
 

その間に激励賞を受付に持ち込む。
今回激励賞を出す選手とうまくコンタクトがとれていなかったため、受付に相談。
受付で預かってもらい、選手に届けてもらう。

さらに、行き来する中でまた知った顔に遭遇。
なんだかんだで余裕はそれほどなく、ドタバタしたまま席に着き、第一試合のゴングを迎える。
 
 
 

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