2025/08/03 -愛知・刈谷あいおいホール- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
新人王決勝戦。
毎年のように思う。
今年は厳しいのではないか…。
各地の新人王戦の映像を眺めれば、輝く素材が山ほど目に入って来る。
今年は中日本からは全日本新人王は出ないかもしれない。
以前はそれが普通だった。
一人でも出れば殊勲…。
しかし、近年は毎年のように全日本新人王を輩出し、3人、4人と
中日本から新人王が出る年まで出始めた。
以前から東日本と中日本の4回戦ではその差は縮まっていると言って来た。
小馬鹿にするようにニヤつきながら「それはないでしょう」と言われることが多かった。
それが今では、同意する人の方が多数という状況になっている。
現地に来る以外に見る手段がほとんどなかった中日本の4回戦。
動画配信時代でしっかりと見てもらえるようになったことも大きいと思うが
それ以上に、選手たちがしっかりと結果を残してくれている。
勝負事の世界、結果が出れば見る人の景色も変わる。
毎年、今年は厳しいか…と感じながら8月の決勝を観戦し、
選手たちがその成長ぶりで、きっと獲ってくれると信じさせてくれる。
どの年も、いつも同じ。
決勝まで勝ち上がった者同士。
力のある対戦相手を前に、しっかりとその力を披露して勝ち上がっていく。
中日本新人王決勝を勝ち抜けば、各地の新人王達との闘い。
10月には西部日本地区の新人王と対戦する、対抗戦。
11月には西日本新人王と対戦する西軍代表決定戦。
12月には東日本新人王と対戦する全日本新人王決定戦。
全ての新人王に勝利して、初めて全日本の栄冠を得られるのが中日本新人王だ。
新人王戦は東日本が最もエントリーが多く、次いで西日本。
近年、西日本との差は縮まってきてはいるが
それでも中日本と西部日本のエントリー選手はまだ少ない。
そういった事情もあって、組まれるトーナメントは変則だ。
二桁以上もエントリーする階級もある東日本から見れば、
1勝や2勝、場合によっては不戦で獲得することもある中日本新人王は
とてもハードルが低いように見えるかもしれない。
しかし、獲った後、全日本新人王を目指す道のりはより険くある。
そんな戦いへ選手たちを送り出す日でもある中日本新人王決勝。
やはり、特別な思いが沸き上がる。
ここでいつもの前置き
自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。
先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識した上で、読み進めていただきたい。
柔らかく笑顔を浮かべる選手もいれば、
引き締まり、思いつめた表情の選手もいる。
性格もスタイルもそれぞれ。
リングは己が己を表現する場所でもある。
それぞれがそれぞれの目指す場所へ。
いざ…決戦が始まる。
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