2018/8/19 -石川県産業展示館2号館- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
8/5の中日本新人王決勝戦の観戦記の途中ですが…。
このままいくと観戦記を書き終わる前に次の興行が終わってしまう…。
と言うわけで、一旦中断して8/19の石川県金沢市のカシミ興行の見どころ!
…と、言いつつ、石川県は初参戦。
同じ中日本でも、電車で行こうとすると一旦滋賀県まで出てから行かないといけない為
名古屋からはかなり遠くなってしまう石川県…関西のファンの方が行きやすい場所だったりします。
…が、今年は行ける中日本の興行は全部行きたい!というわけで。
カシミ興行もレポします。
普段見ていない選手ばかりなので…見どころもどこまで書けるか…。
現地に行けば、ここに書く内容の何倍も魅力があるはず!
ちなみにこの日は…
井上 尚弥(大橋)とゼネシス・カシミ・セルバニア(カシミ)の公開スパーリングも行われる。
【フライ級4回戦】
溝口 孝良(西遠) vs 堀井 俊佑(ワタナベ)
溝口 孝良 8戦2勝4敗2分
昨年の新人王戦、中村 潔(ARITOMI)を相手に、ダウンを奪われながらも、
果敢に押し込んで残り全ラウンドをとって判定勝利が記憶に残る。
押し込み型のファイターだがグラスジョーが災いして、4敗は全てKO。
ただし…グラスジョー特有の回復の速さもあり、スリリングで面白い試合を魅せる選手。
堀井 俊佑 4戦1勝(1KO)3敗
長身の右ボクサーファイターで、ストレート系の選手と聞く。
試合を見たことがないので何とも言えないが…ロングレンジで勝負したいタイプだろうか。
デビュー2連敗から今年初勝利を飾るものの、前戦で3敗目。
この試合が再起戦になる。
押し込み型の溝口と、ロングレンジの選手…となれば…。
溝口にとっての勝負は入れるかどうか…。
堀井にとっては入り際を捉えられるかどうか…。
そんな空想ができる。
東日本vs中日本の構図になる試合…。
中日本を中心に見ている身とすれば、東京モンに負けるな…の思いも沸く。
【スーパーバンタム級6回戦】
ジョバンニ・エスカネル(比) vs アドゥンデット・サイトーンジム(タイ)
ジョバンニ・エスカネル 20戦17勝(10KO)3敗
負けた3敗はナショナル王者、地域王者、そして元世界王者のオーレードン・シッサマーチャイ(タイ)。
これまでOPBF東洋太平洋ランカーとして2度来日し、日本人相手にいずれも勝利。
相手は元世界ランカーの戎岡 淳一(明石)と超アマエリートだった上林 巨人(竹原慎二&畑山隆則)。
壮絶なKO劇だったと聞く。
アドゥンデット・サイトーンジム(タイ) 6戦2勝(1KO)4敗
表記名は本名のアドゥンデット・コンウォンになると思われる。
これまで母国タイでは2戦2勝、日本では4試合行い全敗となっている。
相手には五十嵐 嵩視(トコナメ)や和氣 慎吾(FLARE山上)が含まれている。
ハンドスピードに特徴があり、思い切りのいい選手と聞く。
フィリピン人選手とタイ人選手の戦い…カシミ興行以外では滅多に見られないカード。
外国人ボクサーを所属選手として複数人抱えるカシミジムの興行。
既に日本のリングでその実力を示しているエスカネルも
状況によってはカシミ所属となる可能性もあるのだろうか。
東南アジアの二人の対決を国内で…とても楽しみだったりする。
【ライト級4回戦】
宮川 祐志(カシミ) vs 長谷 和紀(トヤマ)
宮川 祐志 2戦2敗 サウスポー
デビュー戦では中国人選手のツァン・ホンペン(中)に3RTKO負け。
次戦では中日本ライト級新人王、松岡 蓮(浜松堀内)に1~3R、
すべてのラウンドを獲られた末の4RTKO負け。
ツァンも松岡も僕にとっては未知の選手…。
この時期の戦績はあてにならないことも多い。
現地でしっかりと確認したい。
長谷 和紀 デビュー戦
この試合がデビュー戦の為、当然初見。
桃井 秀聡(トヤマ)に続いて、トヤマジムの二人目のプロボクサーとなる。
両者とも初勝利を目指しての北陸勢対決。
まだ見ぬ北陸のボクシングを肌で感じたい。
中日本のボクサーを新たに二人知れる。
そのワクワク感でいっぱいの試合。
【女子スーパーフェザー級4回戦】
神成 麻美(カシミ) vs 満田 美紀(姫路木下)
日本フェザー級1位/OPBF東洋太平洋フェザー級2位
・神成 麻美 9戦5勝(2KO)3敗1分
デビューから5勝2敗の戦績で挑んだ日本女子フェザー級王座決定戦。
藤原 芽子(真正)を相手に引分けとなり、今年3月に再戦。
判定の割れる接戦となりながらも王座を獲り逃している。
日本フェザー級3位
・満田 美紀 7戦3勝(2KO)4敗
7月末に初の6回戦を行う予定だったが、相手タイ人選手の棄権により試合がキャンセル。
半月後のこの日に登場することとなった。
4敗のうち2敗は現日本王者の藤原が相手、さらにもう2敗は
バンタム級で日本4位にランクされる奥田 朋子(堺東ミツキ)。
力のある相手と勝負の試合を繰り返している形。
女子ボクシングの国内上位ランカー同士の対決…実は僕はまだこの構図の試合を見たことがない。
国内トップレベルの女子ボクシングがどういうものか…。
まずはそれをこの試合で体感したいと感じている。
【スーパーフェザー級8回戦】
ピッコロ・ボリバー(カシミ) vs ローレンス・ロサス(比)
日本スーパーフェザー級16位/OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級15位
・ピッコロ・ボリバー 7戦6勝(3KO)1敗
デビュー以来5連勝を飾ると、敵地フィリピンでOPBF東洋太平洋フェザー級暫定王座決定戦に出場。
この試合で初黒星を喫したあと、今年3月に再起を飾っている。
アマチュアでは92戦86勝(18KO/RSC)6敗と破格の実績を誇り、
実力的には世界ランカークラスとの声も聞こえる。
PBF比国バンタム級王者
・ローレンス・ロサス 12戦9勝(3KO)1敗2分
この試合が初来日。
唯一の敗北はWBFインターナショナルバンタム級王座決定戦。
現在は4連勝中…俗に言う「ガチフィリピン」と呼ばれる存在か。
カシミジムの輸入ボクサーと言えばゼネシス・カシミ・セルバニア(カシミ)が有名だが…。
ボリバーもかなりの有力選手としてその名を聞いている。
中日本に有力選手が複数存在するスーパーフェザー級…。
世界ランカークラスとも言われるボリバーの力を確認したい。
【スーパーライト級8回戦】
ハリケーン 風太(カシミ) vs ロイ・ツア・マニフルク(インドネシア)
WBCインターナショナルライト級王者
・ハリケーン 風太 32戦24勝(15KO)7敗1分
幼少から天才と言われた風太も32戦目。
2015年には敵地メキシコで元世界二階級制覇王者のジョニー・ゴンサレス(メキシコ)と対戦。
2016年には敵地豪州でウィル・トムリンソン(豪)の持っていた
WBAオセアニアライト級暫定王座を強奪している。
地元でアーニー・サンチェス(比)にまさかの敗北もあったが、国内海外問わずに強豪と手を合わせている。
・ロイ・ツア・マニフルク 39戦19勝(15KO)18敗2分
現在は2連敗中…とは言えいずれも地域タイトル戦。
過去にはIBCとIPBCの二つのインドネシア国内王座を獲得、IBCにおいては二階級を制している。
獲得はならなかったがOPBF東洋太平洋、WBOアジア太平洋王座にも挑戦経験がある。
前の試合ではロシアに渡り、WBCインターナショナルライト級王者のバゲ・サルカンヤン(ロシア)を相手に
衝撃の一撃KO勝ちを収めた風太…二つ目の地域王座を獲得している。
地元凱旋となる試合だが…海外での試合も頻繁に行いながら、一番最近の敗退は地元興行。
この日の相手も「インドネシア人」という色眼鏡で見る相手ではないように思える。
異色の存在感を放つハリケーン風太をがっつり楽しみたいと思う。
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