2025/05/18 -静岡・ふじさんめっせ- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2025/05/18 -静岡・ふじさんめっせ- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

■2025年度中日本フェザー級新人王準決勝
【フェザー級4回戦】
植松 風河(駿河男児) vs 土橋 友翔(LUSH)

植松 風河 5戦4勝(3KO)1敗

アマチュア戦績:26戦19勝7敗。静岡県富士市出身の20歳
昨年も優勝候補の一角として挑んだ中日本新人王戦は準決勝で敗退。
昨年より確実に力を伸ばして挑む新人王戦。
圧力ある攻撃を受けても、落ち着いて撃ち終わりを叩ける戦いぶりは圧巻。


土橋 友翔 1戦1勝

静岡県静岡市出身の22歳。
準々決勝となったデビュー戦では前に出てくる相手を攻略。
接戦を勝ち抜けて準決勝へたどり着いた。


本命植松が勝ち上がるか、新星土橋が覆すか。
対抗ブロックには”メキシコ帰りのルハン”佐藤 陽太(LUSH緑)がいるトーナメント。
中日本新人王決勝戦は8月3日の刈谷あいおいホールで開催予定。

 

【58kg契約8回戦】
岩下 千紘(駿河男児) vs ペン・ファン(中)

岩下 千紘 10戦7勝(4KO)1敗1分1無効試合

アマチュア戦績:35戦19勝(10RSC・KO)16敗。熊本県熊本市出身の29歳。
2021年度中日本フェザー級新人王。
全日本新人王決定戦で引き分けた渡邊 海(ライオンズ)は現在WBO-AP王者となっている。
初の敗戦から1年以上のブランクを空けての再起戦となる。


ペン・ファン 25戦11勝(6KO)11敗3分

日本のリングには過去3戦挑んでいずれも敗戦。
これが4度目の来日となる。
中日本初登場のために初見。
地域タイトルにも過去3度挑戦。中国出身の33歳。


頭から突っ込んでくるラフなイメージもあるペン。
1年ぶりの試合で岩下が、この相手をどう処理するか。
1年間をブランク(空白)としたか、強くなる期間としたか。
日本で3連敗のペンだがやりにくい選手なのは間違いない。
岩下とすればここを勝ち抜けてランカー挑戦へ向けて機運を高めたいところ。

 

【フライ級8回戦】
マーク・ビセレス(駿河男児) vs リー・シャン(中)

マーク・ビセレス 21戦19勝(11KO)1敗1分

IBF世界フライ級14位、WBO-AP同級10位。
フィリピンはミンダナオ島にあるスルタン・クダラット州の出身。29歳。
過去WBO世界2位までランキングを上昇させたこともあるが、
事実上の世界挑戦者決定戦に敗れ、その後2連勝で再浮上をかけている最中。
日本のリング初登場のために初見。


シャン・リー 14戦9勝(4KO)3敗2分

過去にはWBOユースタイトルやアジア圏のタイトルを計3つ獲得。
中国は貴州省貴陽市の出身。26歳。
日本のリング初登場のために初見。


駿河男児に新たな助っ人外国人が登場。
バリバリ世界ランカー、2年前には世界挑戦目前まで迫っている。
日本のボクシングと融合してどこまでいけるか…。
今後、世界戦線を戦う選手たちとのサバイバルに顔を出す可能性も考えられる。
まずは日本デビュー戦、世界ランカー何たるかを見せてほしいところ。

 

【59.4kg契約8回戦】
大畑 俊平(駿河男児) vs コウ・ジュンサイ(中)

大畑 俊平 6戦5勝(2KO)1敗

静岡県駿東郡長泉町出身の24歳。
アマチュア戦績:42戦29勝(5RSC)13敗、全日本選手権準優勝の実績あり。
「僕は面白くない試合をする!」と宣言した媚びないロックな男。


コウ・ジュンサイ 11戦6勝(3KO)4敗1分

中国雲南省昆明市出身の21歳。
名前をホン・シュンサイと表記する媒体もある。
日本のリングには3度目の登場となり、日本初勝利を目指す。
中日本のリングには初登場のために初見。
現在3連勝中でこの試合が2度目の8回戦。


早くも今年2試合目となる大畑。
前回の試合は「らしい」完封劇で元アジア王者を撃破。
今回は勢いに乗る若い中国人選手が相手。
高 優一郎(横浜光)を相手に粘り強く戦う姿を披露した選手。
大畑には前回の試合に続いて、完封劇を見せてほしいところ。

 

【スーパーフェザー級8回戦】
湯川 成美(駿河男児) vs ソン・ボ・ハウ(中)

湯川 成美 10戦8勝(7KO)2敗

大阪府堺市出身の29歳。アマチュア戦績:51戦38勝(22KO)13敗。
前戦に敗北後、怪我もあったようでこれが1年ぶりの再起戦。
WBO-AP、OPBF、日本とJBC公認地域王座すべてでランキングされていたが
敗戦とブランクでその地位も失っている。


ソン・ボ・ハウ 11戦6勝(4KO)4敗1分

中国は上海出身。
日本のリング初登場のために初見。
引き分けを挟んで5連勝中。


飛びぬけたド明るい男がようやくリングに戻って来る。
日本上位まで上り詰めていたランキングもなくなり、これから再構築。
この試合をしっかりと乗り越え、またリングをピッカピカに明るくしてほしい。

 

【スーパーフライ級6回戦】
村田 碧(松田) vs フーアルバン・チャーターフー(中)

村田 碧 7戦7勝(5KO)

日本スーパーフライ級13位。昨年の全日本新人王。
中日本、西軍代表戦ではそれぞれMVPを獲得、全日本新人王戦でも技能賞を受賞した。
アマチュア戦績:23戦18勝5敗、長崎県出身の20歳。


フーアルバン・チャーターフー 15戦9勝(3KO)3敗3分

過去地域王座に3度挑戦、昨年6月には
WBCコンチネンタルフライ級王座に挑みドローで戴冠を逃した。
アジア圏のタイトル戦線に絡んでいる強豪選手。
日本のリングには4月に初登場。
刈谷のメインイベンターを撃破し静岡に乗り込んでくる。


村松 政実(タキザワ)に戦慄のKO勝利で日本デビューを飾ったチャーターフー。
次の獲物は全日本新人王、村田。
ランキングボクサーを撃破すればさらに名も挙がりチャンスも広がる。

日本のリングでその強さを証明済みの相手に対し、村田がそれを上回れるか…。
同階級のホープたちがどんどん登っていく中、直近の新人王である村田が勝負をかけるのは…。
既にB級2勝を挙げている村田、「A級で戦うに相応しい力」を
自陣営にも示したいところ。

 

【8回戦】
木村 蓮太朗(駿河男児) vs アルネル・バコナヘ(比)

木村 蓮太朗 10戦9勝(5KO)1敗

アマチュア戦績:88戦72勝(26KO)16敗、アマチュア全日本王者。東洋大で主将を務めた。
静岡県田方郡函南町出身の27歳。
現在4連勝中で、日本SFe級4位、OPBF東洋太平洋同級15位、WBO-APライト級13位にランキング。


アルネル・バコナヘ 27戦18勝(13KO)9敗

フィリピン王座は二階級制覇し、アジア圏のタイトルも1つ獲得。
日本のリングには過去3度登場して3敗しているが、相手はいずれも世界を臨む選手ばかり。
フィリピンはイロイロ州サン・ラファエル出身の31歳。


昨年は両者計量失格で6か月のライセンス停止処分となり、
今年、処分明けの試合で勝利したうえでこの試合に挑むこととなる。

暴力沙汰での不祥事、プロ失格の烙印が押される計量失格。
1度ならず2度までもファンを裏切り、世界を期待されたアマ全日本王者の名は地に落ちた。
一度失った信頼はなかなか取り戻せないもの…。

ただし、「失敗を犯した者に居場所を与える」のもボクシングの社会的意義。
木村がその姿勢と拳で今後を切り開いていく姿を観戦しに行きたい。

 

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