2025/03/30 -愛知・愛知県国際展示場- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2025/03/30 -愛知・愛知県国際展示場- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

北陸の拳の嵐が終わった後、祝勝会にお誘いいただいていた。
ビビンバ 力(カシミ)が経営する焼肉ビビンバ力で行われるからぜひ来てほしい。
来てくれたらみんな喜ぶ…と。

 

僕はあいまいな返事をし、迷った結果、顔を出さずに帰路に就いた。
理由は「いい試合を見たら早く観戦記が書きたくなった」

嘘ではない。
ただ、別の理由もあった。

ボクシング選手名鑑ラジオでは話しているが、1月に倒れたときに撮ったMRI。
脳に白い影が写っていた。
自己免疫疾患の疑いと言われており、現在経過観察中だ。
4月18日に再検査を予定している。

 

選手の試合が終わり、その選手たちの未来を想像して胸が熱くなっている。
いつかこの選手と対戦したらどんなに面白いだろう…。
今回はダメだったけど、初勝利の瞬間が楽しみだ。
きっともっと強くなる。

 

きっとそんな話がしたくなる。
芋づる式に、自分の未来の話もしたくなる。
ただ、4月18日の結果次第ではそれが嘘になる可能性もある。

ただ、この事情を説明しきるのは長すぎる。
二つある理由の片方だけをメッセンジャーで伝え、お詫びを添えた。

 

大病というのはハッキリするまで人に言わないものらしい。
実は生配信開始直後、死ぬか生きるかの病を患った。
そのときは「せきちゃんが命をかけて配信している」みたいなテーマができてしまうことを嫌った。
だから、何かあった場合に配信で迷惑をかける可能性のある人だけに絞って伝えていた。

今回は別に隠し立てする理由はない。
変な取り繕った言い訳をするより、正直に言った方がいい。
つじつまが合わなくなれば疑いを産む。
疑いは信用を損なう。

 

僕は市野ジムの市野会長が好きだ。

「せきちゃん、俺、めっちゃ嫌われてるで!」

市野会長のことなので正直に書く。
言いたいこと言い放題の市野会長は確かに煙たがられるシーンがある気がする。
僕も市野会長をめんどくさいと思うことがある。
なんでわざわざそんなこと言うのかと思ったりする。

ただ、一番信用している人が誰かと言われれば、市野会長の名をあげる。
彼の言葉には嘘がない。
まっすぐに向き合ってくれる。
だから、なるべく嘘は避ける。
そして、こうありたいと思う、憧れの対象でもある。

 

北陸のボクシングにかかわる人たちはいつもまっすぐに挨拶をしてくれる。
なぜかそれだけで、市野会長の前にいるのと同じような感覚になる。
まっすぐに向き合ってくれると感じる。
だから、この人たちに嘘をついてはいけないと思ったりする。

以前北陸を訪れた時、SNSの使い方について、これはよくないと指摘されたことがある。
初対面の人間にはっきりと…僕はそれを誠実だと感じた。
確かにそうだと反省した。

まずい行いをした人間を寄ってたかってSNSで攻撃していた。
怒りもあって、僕もその一人となっていた。
それ以降、周りに同調して、人に敵意を向けるのをやめた。
自分の目と自分の頭で判断しようと。
どうしてそうなったのか、知らないままに当事者でもない人間が人を攻めるのはよくない。
大切なことを教えてもらったと思っている。

 

挨拶一つで、自分をちゃんと大切にしてくれることを感じ取れる。
人に対して、敬意を示しているようにも思える。
僕はきっとこんな挨拶はできていない。

40歳になってなんとも恥ずかしいが、「ちゃんとする」以外に答えはない。
これからでも、やっていこうと思っている。
理由はただ彼らのそういう部分が「かっこいい」から。
してもらってうれしいことは、人にもしていきたい。

 

行ったらどんな話ができただろう…。
ちょっと寂しい思いを抱えながらの帰り道。
検査が終わって問題がなければ…次こそは。

 

ここでいつもの前置き

自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。

先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識した上で、読み進めていただきたい。

 

北陸からの帰り道、この日、常滑で行われた興行について思いを馳せる。

興行のバッティングで見に行けなかった。
中日本のボクサーの出場はないが、わざわざ遠い愛知で試合をしてくれる選手たち。
そして大好きな重岡 優大(ワタナベ)の世界タイトルマッチ。

時弘 将志(とよはし)の試合を解説した際、
「練習していなきゃできない、凄い」と言ってくれた。
負け越し戦績のB級ボクサーをそう言ってくれた。
ずっと見続けたボクサーを、世界を獲るような選手が認めてくれたと思えた。

「人を認めること」はそんなに簡単じゃない。
それができる人間である重岡を僕はカッコいいと思う。
自分の大好きな選手が褒めてもらえてうれしい気持ちとともに、重岡という人間に惚れた。
ボクシングが強い弱いでなく、重岡優大が好きになった。


愛知国際展示場の観戦記は映像観戦のもの。
現地観戦できていないものを文字に起こすのはなんとなく気が引ける。
画角という限られた枠の中で起こることしか見れない。
その外側にも多くのドラマや感じ取れるものがある。

ただ、行けないものは行けないもので仕方ない。
全てにおいてできる限り。

帰宅して、風呂に入り、いろいろ整ったのは22時。
運転の疲れもある中、まずは北陸の観戦記を書き、その後は愛知国際展示場の観戦記の算段。
AM2時には寝ると決めている。
書けるところまで書き進めよう。

 

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