2024/6/23 -静岡・ツインメッセ静岡- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2024/6/23 -静岡・ツインメッセ静岡- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

実況・解説の大役をやらせてもらうのもこれで3回目。
LUSH BOMUの解説に強く推してくれたのはLUSHジムの伊藤会長だった。

TravelTVの配信があることを知らなかったLUSH BOMU Vol.1。
配信がないならやらせてほしいと、人伝にお願いした。
そこで Travel TV の配信があることを知った。

後日、関係者を通じて、「ネット配信の解説をやらないか」と連絡があった。
恐れ多いがやらせてもらおうと思った。

4回戦の選手たちを多くの人に知って欲しい、
こいつらこんなに素敵なんだぞって話をたくさんの人に聞いて欲しい。
その思いからだった。

事が動き出すと、打合せに参加させてもらい、
関係者と同じホテルに宿泊し、舞い上がるような要素しかなかった。
そして、ふたを開けてみれば、ボクシングの時代を変えるような巨大な興行。
メインノンタイトルで3000人近くの集客、ド派手な演出。
自分が参加させてもらうものが信じられない思いだった。

 

Vol.2の名古屋開催から、Vol.4を静岡開催で。
その間に世界タイトルマッチを行った3150Fightとの合同開催があり、
一般的な認知も格段に高くなった。

このタイミングで、また呼んでもらえるのは大きいと感じる。

知名度は欲しい。
言葉を聞いてもらえるようになるからだ。
色んな人に、自分の思うボクサーの魅力をぶちまけられる。

LUSH BOMUで実況・解説をさせてもらった肩書は大きく、
電波での配信だけでなく、
ボクシングと全く関係のないイベントの場に呼んでもらえることが増えた。
ライブに強いバンドマンだった自分にとって、板の上は好きな場所だ。

自分が叶えたいことに対するメリットは大きくある。

ただし、この素人にいつまで需要があるかはわからない。

より多くの人が見てくれる、選手を愛してもらえる配信が創り上げられることに
自分の存在が不要であれば、自分が出しゃばる理由もない。
求めてもらってその場があり、それにありがたくチャレンジさせてもらっている。


会場入りすると忙しく走り回る多くの人達。
舞台が大きい分、コストも、人の労力もかかっている。
その場に来て、喋って帰るのが仕事ではない。
その為の準備が仕事の根幹になると思っている。

「下調べ」に終わりはない。

出場する選手に一番詳しいのは、一緒に戦うそれぞれのジム関係者や身内。
最後の仕上げはとにかく会話をすることだ。
その中で、慎重にしゃべることを選定する。

得られる情報の中には表に出していいものと、出してはいけないものが混在する。
表舞台の人間にだってプライベートな部分はある。
ただ、それを全部割愛してしまえば、人としての魅力が損なわれる。
ファンが愛するのはボクサーと言う人間だ。

メディアの人たちは下調べのプロだと思うことがある。
LUSH BOMUの会場に入ると、スタッフの方々が声をかけてくれる。
その中には、僕の発信するものにしっかりと目を通してくれている人が多い。

僕のことを気にかけてくれている中日本のボクシング関係者以上に僕に詳しい状態で迎えてくれる。
そんな人達を前にして、その人たち以上に自分が情報を持っていないといけない。
網羅的に一番詳しい人である必要がある。

ネットの情報でさえ溢れ出している現在。
公開されている情報だけでも、全ての情報を揃えることは不可能。
漏らすこと前提で時間の許す限り情報を漁る。

繰り返すが、身近な人に話を聞くのは一番最後の仕上げ。
こっちで揃えるだけ揃えた上で、さらにそれ以上の情報を聞く必要がある。
なにも調べず、情報も持たずに教えてくださいは失礼にあたると思っている。
公開されている情報を全て得られているわけではなくとも、精一杯調べた上でが最低限。

自分達の配信の時と同じく、配信の日の午前中は会場内を走り回る。
少しでも時間のありそうな人を見つけて、とにかく話す。
「しゃべって欲しい事」があれば、向こうから言ってくれるようになったのは大きい。
引き出したり、探ったりなんて言う駆け引きなんかいらない。
ありがたい限りだ。

「あいさつ」にかこつけて、様々な話を聞いてまわる。
「選手が愛される要素」の多くはここで収集される。
あとは、聞いた話をどうまとめるか…脳内で組み立てながら第1試合のゴングを待つ。

自分の能力でやっていることなんか一つもない。
全て受け売りだ。

誰にでもできることを、ただ時間をかけてやっているだけ。

さて、ここでいつもの前置き。

自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。

先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識した上で、読み進めていただきたい。


準備はしっかりこなした。
勝手が違うのは人様の配信ということ。
配慮する範囲は増える。

開始5分前、ふと、やれるかな?なんて気持ちになる。
毎回の事だ。

選手が入場して来る…その顔を見る。
そこで、「やれる」と思う。

大好きな選手の顔をみて、自分はこの選手が好きだって説明をするだけだと認識する。
目に入る人達を片っ端から、「どう好きか」話していくだけ。
もう10年近くやってきたこと。
大丈夫…。

自分の心の中がそんな風に動いた後、第1試合のゴングが鳴る。
マイクのスイッチを入れる。

 

 

 

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