挑む!東日本新人王 茗荷 新緑(川島)② ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2016/02/05

挑む!東日本新人王 茗荷 新緑(川島)② ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2016/02/05
 
 

さてさて、茗荷 新緑(川島)のピックアップ第2回。
 

保住 直孝(ヨネクラ)が大好きな友人と見に行った後楽園。
 

4戦目の水野 圭二郎(横浜光)との一戦からですね。

前戦と同じく、距離を完全に支配した茗荷。
距離が詰まっても、上体が動いていて全く捕まらない。
 

攻防の攻の部分でも、フェイントに反応した水野に細かいパンチをヒットさせる。

「このパンチを当てるぞ」って意識があって、その為に空いて欲しい場所を意図通りに空けさせる。
そこに細かいのを突き刺す…。

試合全てが茗荷の掌の上…。
決して無理をせず、職人のように穴を空けて刺す作業を繰り返す…。
 

何もできない水野と、攻撃力のない茗荷…そんな見え方にもなってしまいそうな試合。

僕には「何もさせない茗荷」と見えるわけで…
もうこの時点で僕の中でテンションが上がっちゃって…
 

川島ジム所属の選手ってこともあって
僕の中では現代の川島 郭志(ヨネクラ)になっちゃうわけです。
 
 

ここからちょっと余談なんですけどね。

僕がボクシングにハマったのは川島が引退した後の話。
ボクシング見始めるとね、やっぱり過去の試合とか漁り始めるわけです。
そこで見つけた川島 郭志。

以前も書いたことあると思うんですけど、僕ヒョロッヒョロで、力なんか全然ない。
KOで派手に力を誇示する選手より、テクニシャンにハマる傾向がありまして…。
入口はそんな感じで…それが時間を経て、見れば見るほどハマっていくわけです。

そうするとね、だんだん悔しくなってくるんです。
ちきしょう、なんでリアルタイムじゃないんだ!って…。
実際にその試合を生で見たかった…と。

実際に試合見たって先輩ファンを妬んでしまうほど。
 

そんなところでね、川島ジムのこんな選手見ちゃったら…。
彼を僕の中の川島にしてしまう訳なんです。

“美しい”とまで言われた川島のボクシングが、茗荷のボクシングと重なるかと言えば、そうではない。
4回戦ですし、ちゃんと見れば似てるなんて思えないようなボクシング。
他の川島ファンの前で口に出したら、怒鳴られちゃいそうな…。
確かにね、スタイルも強さも全然違う。
 

まぁ、ちょっと時期がズレて、今日茗荷を見つけたとしたら、
「距離の支配が新井田級」とか言ってそうな自分もいますが…。

それくらい言ったっていいんだよ。
だってそういう選手の名前出さないと皆わかんないから。

後から振り返って恥ずかしくなる時もあるんだけど…
 
 

オールドファンは浜田 剛史(帝拳)内山 高志(ワタナベ)を重ねたりしますからね。
全然違うけど…倒して勝つのは一緒だ!って…強引な。

↑人のこと言えない…。
 
 
 

余談ついでにもう一つ。

この試合の帰り道、凄く悔しかったな…って思うことがあってね。
一緒に行った保住ファンの友人は、やっぱ保住が好きってくらいだから、
ボクサーは倒してナンボみたいな価値観を持ってるんですよね。

だから茗荷選手が良かったって話をしたら
「あんなパンチの無い選手…」なんて言われ方をして…。
 

プロボクサーって人気が必要な商売ですから、当然の話なのかもですけどね。
でも、全選手がKOを狙って倒し合いをやったら、それってなんだか…ねぇ。

テクニシャン、スピードスター、スタミナど根性野郎…。
様々なタイプがあって、それぞれが勝つために様々な戦略やスタイルがあって…。

ハードパンチャー大好きって側から見ても、そういった様々な相手に勝ち抜いていくボクサーズロードって
凄く面白いと思うんですよね。
 

だからこそ、倒さないといけない訳じゃないし、クリーンなファイターしかいちゃいけない訳じゃない。
色んなボクサーがいるからこそ、競技自体がとてつもなく深みを増してると思うんですよ。

そして様々なタイプの選手がいるからこそ、様々なファンが自分を投影することもできる。
ただの殴り合いじゃないんだ!

あぁ…思い出したらまた悔しくなってきた!
 
 
 

とりあえず、余談はここまでにして…
 
 

次戦も、フルマークに近い判定勝利を飾った茗荷。

当時、真似たスタイルは川島…ではなく
ボクシングを始めるきっかけにもなった徳山 昌守(金沢)

いかに相手のパンチを捌くかがテーマだった彼のスタイルにおいて、
ファイター型の川島スタイルはちょっと種類が違ったようです。
 

試合中は完封することしか頭になかったとは本人の談。
顎に弱点があることを認識していた彼は、例えパンチを効かせても、
無理に倒しに行くことはありませんでした。
 
 

 

5戦4勝1分のレコードで挑んだ東日本新人王予選。

相手は小関 剣太(上滝)。
3戦3勝(3KO)のハードパンチャー。

また、この時も例の保住ファンと一緒に行ってたんですけどね。
ブン回す小関をクルクルまわして、内側に細かいパンチを刺していく…。
 

結果はほぼ完封。

実はこの試合、いいのを1発もらってたそうで…。
水野選手、戦績負けしない、いいパンチを持ってて、
避け切れずに額で受け止めたけど、脳がグルグル回転したと。

そこまで効いてたなんて全然わかんなかった。
もう僕らの目には茗荷の圧勝としか映って無くて。
 

…例の保住ファン。
ポソッと「…ちょっと(面白さが)解ったわ」

もう、胸がスーッとしてね。
 
 
 

次の試合では柴田 悠道(ワタナベ)と噛み合わずに引分。
体ごと飛び込んでくる柴田のジャブと茗荷のジャブが絡み
そのままクリンチになる流れが続きます。

この試合、茗荷選手は1発ももらってないんじゃないでしょうか?

前に出続けた柴田を獲ったジャッジ、茗荷が完封したとするジャッジ。
ジャッジが何を獲るかによって分かれる試合。
ドローとなりますが、東日本新人王予選としては優勢点で茗荷が勝ち抜け。

僕の中では茗荷選手の完勝なんですけどね。
ジャッジの席に誰が座るかは運次第。
こればっかりは仕方ない。
 

ともあれ勝ちぬけた茗荷。
東日本新人王まであと2勝。
日本ランキング入りまであと3勝。
 
 
 

準決勝では優勝候補と激突します。
茗荷選手のキャリアで最も燃えるところ…そこは次回。
 
 

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