2025/03/30 -石川・石川県産業展示館- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2025/03/30 -石川・石川県産業展示館- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

【スーパーフライ級4回戦】
湊 直哉(カシミ) vs 花田 律生(折尾)

湊 直哉 1戦1敗

デビュー戦は湊 直也の名前で戦った。
固いままに飲み込まれての敗戦、一文字変えての仕切り直し。
石川県内灘町出身の24歳。


花田 律生 1戦1分

中日本のリング初登場のために初見。
デビュー戦では一者がフルマークをつけるも、残り二者がドローでの1-0。
福岡県北九州市若松区出身の20歳。
西部日本管轄、福岡県の折尾ジム所属。


初勝利を目指す二人の戦いがオープニングカード。
デビュー戦では1R中盤に右ストレートを効かされると、
そのまま詰められて仕留められた。

西部日本からの刺客を迎えてのプロ2戦目。
改めてプロボクサー湊 直哉の姿がリングの上で披露される。

 

■2025年度中日本フェザー級新人王準々決勝
【フェザー級4回戦】
硲 翔大(カシミ) vs 渡邊 廉(蟹江)

硲 翔大 1戦1勝(1KO)

猛烈に攻めてくる相手に、技ありのダウンを2度奪ってのTKO劇を演じたデビュー戦。
まだまだ経験薄にも思えるが、成長に期待を抱かせてくれる選手にも思える。
石川県七尾市出身の20歳。


渡邊 廉 1戦1敗

デビュー戦ではB級昇格目前のハンマー・タク(岐阜ヨコゼキ)と対峙。
3度倒されての完敗だったが、格上に挑んでのもの。
愛知県津島市出身の25歳。


快勝デビューの硲か、完敗デビューの渡邊か。
デビュー戦の結果だけ見れば、硲有利とも見えるが、負けを知る強さもある。
強豪に挑んだ結果の敗戦とすればなおのこと。

勝者は優勝候補の一角、”メキシコ帰りのルハン”佐藤 陽太(LUSH緑)に挑む。

 

【スーパーフェザー級6回戦】
新田 晃生(カシミ) vs スラサック・シュンムゲェル(タイ)

新田 晃生 7戦5勝(3KO)2敗

鍛え上げられた屈強な肉体と、アマ土台もありできることも多い。
新人王戦は2年連続で西軍代表選まで勝ち上がった。
全日本新人王にはとどかず、B級戦線からA級昇格へ。
石川県金沢市出身の20歳。


スラサック・シュンムゲェル 7戦4勝(3KO)3敗

中日本のリング初登場のために初見。
日本のリングにはこれで3度目の登場。
過去2度はいずれも痛烈な左ボディを浴びてリングに沈んでいる。


日本初勝利を目指してタイからやってくるスラサック。
新田にはB級初勝利と、今後への期待値を高める試合を期待したいところだが、
力みすぎたり狙いすぎれば簡単に崩れるのもボクシング。
武の内面が試される試合にも感じられる。

 

【スーパーバンタム級6回戦】
山本 愛翔(カシミ) vs 田甫 吉駿(森岡)

山本 愛翔 6戦5勝(1KO)1敗

日本スーパーバンタム級12位(3月初旬時点)
石川県七尾市出身の19歳。
全日本新人王を奪取して、10代での日本ランカーとなった山本が凱旋、B級初戦に挑む。
アマチュアで20戦以上を戦った土台もあり、万能型の選手。


田甫 吉駿 9戦7勝(2KO)2敗

兵庫県伊丹市出身の21歳。
西日本管轄、兵庫県の森岡ジム所属。
2023年の西日本スーパーバンタム級新人王。
すでにB級で2勝を挙げ、A級昇格の権利を持つ。
この日は相手のB級ライセンスに合わせて6回戦を戦う。


ランキングを保持するのは山本だが、初の6回戦では既に6回戦で2勝を挙げている田甫が相手。
ラウンド数が増えることに対する適用等の間を置くことなく、勝負の試合を戦いに行く。
田甫としてはA級初戦のタイミングで、ライセンスを下がってのランカー挑戦。
立場を大きく飛躍させての凱旋試合は、
山本が狙われる側になったことを強烈に意識させるカードとなった。

 

【スーパーフライ級8回戦】
藤野 零大(カシミ) vs ラードチャイ・チャイヤウェード(タイ)

藤野 零大 7戦6勝(3KO)1分

日本スーパーフライ級8位。
2023年の全日本新人王を獲得後、6回戦を順調に2連勝してこの日がA級初戦。
柔らかなたたずまいの中に、威力ある前の手、時折垣間見せる闘争心。
石川県金沢市出身の20歳。


ラードチャイ・チャイヤウェード 28戦15勝(10KO)13敗

日本のリングでは1勝9敗と大幅負け越しだが、
そもそもタイ人選手の勝率が1割に満たない中で1勝を挙げている選手。
勝ちに来ていることは間違いない。

刈谷のリングではマンモス 和則(中日)と対峙し、執拗に撃ち終わりを狙い続けた。
マンモスの強打に失神KO負けを喫したが、
それ以外に日本でKO負けがないのも特筆したいところ。
それは世界トップ戦線にいるタノンサック・シムシー(タイ)を相手にしても。
この選手は心では倒れない。


新人王戦で引き分けたライバル、犬塚 音也(松田)が藤野へ宣戦布告。
優勢点勝ちで勝ち上がった藤野に対し、犬塚は着々と勝利を重ね、ランカー撃破。
ランキングを日本7位とし、相応しい立場まで登ったうえで、再戦を要求している。

これに藤野がどう答えるのか。
待望の一戦も、ここで転べばオジャン。
難敵相手の試合内容と、勝利したうえでのコメントに期待したい。

 

【フェザー級8回戦】
英 洸貴(カシミ) vs ウィラポン・ケトゥナロン(タイ)

英 洸貴 22戦13勝(5KO)4敗5分

現在、北陸の大エースと言っていい存在へと昇ってきている。
石川県内灘町出身の26歳。
前回の金沢で勝利を挙げた後、2連敗を喫しているが、相手はいずれも世界を臨む選手。
世界の深淵を覗き見た英が、いったん北陸へ戻ってきた…物語で言えばそんなところ。


ウィラポン・ケトゥナロン 21戦9勝(5KO)11敗1分

前回の日本のリングでは、将来の世界王座が期待される大橋 蓮(大橋)
デビュー戦の相手を静岡で務めた。
その際には丁寧な戦いぶりが目を引いたものの、力及ばず敗れている。


痛感した力の差はあっただろうと思うが、それを踏まえてどう変貌していくか。
かつて、下町 俊貴(グリーンツダ)への敗戦から一気に力を伸ばした英。
敗戦から強くなってく選手であることはこれまでの道のりが示している。

世界への射程は測れたはず…その距離をどう埋めるか。
さぁ、ここから。

英の物語、新章の1話目がこの試合だと思えている。

 

 

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