激闘王 八重樫 東(大橋) 選手名鑑ピックアップ! 2015/10/08
ボクシング選手名鑑ピックアップ!ですが、
第1回のときに、ネットで情報が拾いにくい無名選手をピックアップしたい…と書いたんですがね。
ちょっと問題がありまして。
そもそもそんな無名選手、なかなか検索されない!
アクセス数が増えないとブログが埋もれて誰にも見てもらえない!
…というわけで、まだまだ20名そこそこしか登録できていない今日この頃。
検索されそうな有名選手を優先して登録していかないといけない状況なわけです。
当然選手名鑑に登録しないことにはピックアップもできないわけで…
そんなこんなで、隙を見てマイナーな選手を登録しつつ紹介していきますんで、
取り急ぎは有名選手でご勘弁ください。
…というわけで、第4回は八重樫 東(大橋)。
もうピックアップなんかしなくてもみんな知ってるよね。
僕がちょうどボクシングにハマって初めて買ったボクシングマガジンにインターハイの結果が乗ってまして、
僕、体重軽かったんで軽量級は特に注視して見てたんです。
そこで優勝してたのが八重樫 東でした。
数年経って、鳴り物入りでプロデビュー、たった5戦でOPBF王者、7戦目で世界タイトルマッチ。
このタイトルマッチの相手がイーグル 京和(角海老宝石)って輸入ボクサーでね。
僕、輸入ボクサーって熱烈に応援しちゃうんです。
だって家族も友達も少ない異国で試合するんなら、自分みたいなやつが応援してあげなきゃって、
日本のリングにクオリティの高い試合を持ち込んでくれるんだから、
一生懸命応援しなきゃって思っちゃうんです。
ま、厳密にはイーグル 京和は輸入ボクサーではないんだけど、
この当時は普通の輸入ボクサーだと思ってたんで。
それはさておき、結局、イーグル京和が勝ってね。
会場のほとんどが八重樫を応援してる中で、勝ってくれたっていうのでもう感動しちゃって…
良かったイーグル!って。
それからまた数年経って、また世界戦。
ポンサワン・ポープラムック(タイ)との試合。
明らかにね、八重樫陣営自体が緊張してるんですよ。
あぁ、勝ち目の少ない試合に挑むんだな…って、見てるこっちも腹をくくるような気持ちになってね。
そしたら、なによ、八重樫が撃ち合って撃ち合って…
もうなんか「うぉーっっっ!!!!」ってなっちゃってね。
勝った瞬間とか3mはジャンプしたと思う。
その後の試合もいろいろ書きたいことはあるけど書ききれないのでスルーして、
あのローマン・ゴンサレス(帝拳)戦ですよ。
やっぱりね、僕はロマゴン応援してたんです。
軽量級最強と言われる選手が、こんな極東アジアで試合してくれてほんとにありがとうって感じで。
でもね、試合中そんなこと忘れちゃってね。
八重樫ぃ~!八重樫ぃ~!ってなっちゃってね、みるみる八重樫の顔がぐっしゃぐしゃになってくんですよ。
それでもガンガン立ち向かっていく…気が付いたら号泣してました。
…あの試合見てた人は解るよね?
見てない人は見て!すぐ見て!
なんというかとにかく胸を熱くさせる試合をしてくれる選手なんですよね。
でも初めからこうじゃなかった。
初めての世界戦負けて、再起したんだけどすぐ負けて…
なんなんだコイツは、エリート街道用意してもらって、世界戦負けたのはしょうがない。
けど、こんなとこでつまずくって…世界戦なんて誰でもやれるわけじゃないんだぞ!
レール敷いてもらったくせにこんなとこで負けてんじゃねーよ!みたいに思った記憶があります。
だからこそポープラムック戦は衝撃的でした。
いったい何があったんだ、何が八重樫をここまで変えたんだ!って。
その後は皆さんご存じのとおり…。
最近、井岡 一翔(井岡)との再戦の噂が出てますが…僕はあまりやってほしくないなって思ってます。
なんか、退き時を探しているような気がして…
井岡に負けて引退だったら、きっと皆納得する綺麗な辞め方じゃないですか。
世界のベルト2本取って、最強挑戦者とも戦って、そろそろそういうのがちらつく時期じゃないですか。
もし井岡とやるならね、将来ある日本のホープを打倒して、
「おいおい日本の軽量級盛り下がっちゃうじゃん」みたいな空気の読めないことやってほしい。
日本での知名度が低かったペドロ・ゲバラ(メキシコ)を除いて、
井岡、ロマゴン…ここ最近負けた試合って、戦前から予想が不利な試合なんですよね。
負けてもしょうがないよねって試合で負けてるんです。
皆が納得する負け方をしてるんですよね。これはこれで凄いことなんですが…。
なんかこれで次、井岡と戦って負けたら、素直過ぎるというか、綺麗過ぎるというか…。
だからこそ逆を期待したい!
とんでもない試合を何試合もやってきたら、期待されちゃうのはしょうがない。
僕らファンは関係者じゃないから、好き勝手なこと言ってます。
やばいな、これ書いてたら試合思い出してまた泣いたわ。
とりあえず今日はこれまで。
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