中日本所属選手 4月の試合結果(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2024/05/05
ミツキ杯SURVIVE vol.27
4月6日(土) 12:30~ 大阪:堺市産業振興センター
【スーパーフェザー級4回戦】
高﨑 佑弥(ミツキ) ○ vs 篠田 健斗(岐阜ヨコゼキ)
3-0(40-35、39-36、39-36)
岐阜ヨコゼキの篠田がデビュー戦。
配信もなく、観戦できていないが、1Rからダウンを奪われる劣勢の中、
耐え抜いて後半に追い上げを見せたとのこと。
戦いぶりは立派だったと聞いた。
その戦いぶりを中日本のリングで見れることを楽しみにしている。
高﨑 佑弥 1戦1勝
篠田 健斗 1戦1敗
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SENRIMA SUPER FIGHT.69
4月7日(日) 12:00~ 兵庫:神戸芸術センター
【フライ級8回戦】
見村 徹弥(千里馬神戸) ○ vs 東 健史(ARITOMI)
2RTKO
三重県のARITOMIジムから、日本上位ランカーに挑んだ東。
こちらも配信は見れていないが、圧倒され弾き返されたと聞いた。
この戦いを持って、東は現役を引退するとのこと。
15敗もの負けの数を刻んだ東。
A級で勝つことはできなかったものの、粘り強く、負けても立ち上がり続けたからこそのA級。
中日本で20戦以上を戦う選手はごくわずかだ。
誰より多く負けから立ち上がり、そしてそれをA級という結果に繋げた選手。
不屈の男、東がついにグローブを壁に吊るした。
東という勇敢な男を間近で見れたことを、誇りに思う。
見村 徹弥 16戦12勝(3KO)4敗
東 健史 21戦6勝(1KO)15敗
第75回CHAMPION’S ROAD
4月7日(日) 13:00~ 大阪:天満橋エルおおさか2F エル・シアター
【54.5kg契約4回戦】
市原 涼(黒潮) ○ vs 青山 翼(杉田)
1RKO
こちらも試合は見れず。
岐阜の杉田ジムから青山が大阪のリングに。
不意を突いた完璧なボディを撃たれ、リングに沈んだとのこと。
ボディでのKOはタイミング。
スリリングな試合をする青山だからこそ、痛恨の一撃を喰う場面もある。
3戦目もそういった試合だったように思える。
厳しい結果が続いた青山だったが、根本的には「強くなれば解決する」のがボクシングだとも思っている。
負けてもいい、強くなって次に挑めばいい。
プロとしての感動はそこでも産み出せる。
魅力的な選手だからこそ…ここから巻き起こす物語に期待したい。
市原 涼 2戦2勝(2KO)
青山 翼 4戦1勝2敗1分
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WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT
4月20日(土) 16:30 大阪:エディオンアリーナ大阪 第2競技場
【フライ級6回戦】
清水 翔太(TOUGH BOY) vs ○ 森川 祐輝(LUSH緑)
0-2(57-57、56-58、55-59)
U-NEXTでライブ配信だったが、当日は北陸で所用があり観戦できず。
遠い土地からの帰路に吉報が届いた。
軽量級に実力ある4回戦が集まり、星を喰い合った森川の4回戦時代。
一足先に飛び出したライバルの鈴木 尊虎(トコナメ)は怪我によりリングを去った。
他にもリングへ思いを残しながら、遠ざかってしまった選手たちも多くいる。
当時のライバルたちの強さを証明できるのは、この男しかいないようにも思える。
勝利の方を聞いて、心からそう思えた。
あの時代を、あの世代を背負う拳…A級昇格まで0.5勝。
なんとしても登って欲しい。
清水 翔太 8戦4勝4敗
森川 祐輝 9戦3勝3敗3分
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コスメフェリーチェ株式会社 株式会社ベック PRESENTS You Will be the champion 19
4月21日(日) 15:00 大阪:住吉区民センター
【フライ級4回戦】
高橋 昭麿(ARITOMI) vs ○ 西野 慧吾(六島)
0-2(38-38、37-39、37-39)
パンチが届かない長い距離からの探り合いが続く。
近付いてガチャガチャとすれば高橋の手が出るが、西野も撃ち終わりを捉える。
先に固さがほぐれたのは西野の方か、3Rには出入りの数を増やしてヒットを増やすが
高橋も左ストレートから右の返しで西野をフリーズさせる。
最終ラウンド、両者好戦的な場面も互角…。
全ラウンド拮抗したどう採点がついてもおかしくない試合。
マイジャッジは39-37で高橋だった。
初勝利まで、あとほんの僅かだった。
ただ、それをつかみ取る力はハッキリあると示した試合。
高橋にとって課題はあるだろうが、手ごたえとして欲しい試合と感じた。
高橋 昭麿 3戦3敗
西野 慧吾 6戦3勝(1KO)2敗1分
【54.5Kg契約4回戦】
ポジティブ 太郎(六島) vs ○ 島袋 友樹(松田)
2RTKO
島袋が左で刺し勝つと、多彩にポジティブを襲っていた。
撃ち合いの中、右フックでダウンを奪ってのTKO勝利。
足を使って距離を取ろうとするポジティブに対して、
詰めながら左で翻弄し、右フックで仕留めた。
頭を付けた場面では被弾もあったが、しっかりと勝ち切った内容。
デビュー2戦勝ちなしから、しっかりと実力を増して3連勝。
あと0.5勝でB級昇格まで迫っている。
続けたからこそ、ここまで力を伸ばしてこれたものだと思っている。
さらに力を伸ばしてくれることだろうと思っている。
ポジティブ 太郎 4戦2勝3敗
島袋 友樹 5戦3勝(1KO)1敗1分
【スーパーフライ級6回戦】
山下 陸(六島) vs ○ 犬塚 音也(松田)
2RTKO
元来好戦的な犬塚を下がらせながら攻めていく山下。
お互いにスリリングな大砲をヒットさせるスリリングな立ち上がりから、
1R終盤、犬塚が右クロス効かせて、一気に連打を集めた。
1Rを終えてダメージ濃厚な山下だが、2Rも自分から攻めて激しい撃ち合いへ。
何度も何度も山下が右を合わせて強烈に捉える展開の中、
犬塚が右のカウンターを突き刺して痛烈なダウンを奪取。
レフリーは倒れ方を見て、即試合をストップ。
右クロスの叩きつけ合いと言う、異常なまでにスリリングな試合。
普通なら倒れるようなタイミングでクロスを浴びながら、左ジャブを止めることはなかった犬塚。
背景には抜群の打たれ強さと、恐怖心を置き去りにしたような狂気を感じる。
クロスのタイミングも、カウンターパンチャーの、安全圏を確保してのものではないように見えた。
ほんの一瞬間違えれば、自分がリングに沈みかねないキワキワのものに思える。
もちろん現段階の犬塚を彼らに例えるのは分不相応と承知の上だが、
畑山 隆則(横浜光)の狂気じみたタイミングと、坂本 博之(角海老宝石)の打たれ強さが思い浮かんだ。
ただし、打たれ強さはいつか潰える有限資材。
どこまで登るのか…、それは打たれ強いが故にもらっている被弾をどこまで抑えられるかにも思えた。
これでA級昇格、アマでの土台はしっかりあるものの、まだ粗さも残る。
そう見えるのは、彼が戦うべき舞台が、もっと先にあることを意識させてくれるからだろう。
昨今、熾烈すぎる程に熾烈なスーパーフライ級。
立ちはだかるライバルたちの行く末と共に、彼のこれからを楽しみにしていたい。
山下 陸 9戦6勝(3KO)2敗1分
犬塚 音也 8戦7勝(2KO)1分
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Lemino BOXING フェニックバトル114
4月25日(木) 18:00~ 東京:後楽園ホール
■日本ミニマム級ユース王座決定戦
【ミニマム級8回戦】
佐伯 侑馬(大橋) vs ○ 宮澤 蓮斗(松田)
1-2(75-76、75-76、76-75)
技術豊かな佐伯に対し、2Rにはタイミングを掴んで凄まじいカウンターを浴びせた宮澤。
佐伯は次ラウンドには修正、ワンツーで前進する形へ。
強烈な左ボディを何度も突き刺す宮澤だが、佐伯は止まらず。
手数で劣っていた宮澤だったが、6Rに右ストレートでダウンを奪い、試合は接戦へ。
終盤は壮絶な撃ち合いとなる中、ダウンポイント分で宮澤が判定勝利を収めた。
デビュー当初から見せていたセンスに、しっかりと基本が乗って来た宮澤。
ただただ、まだここから強くなる選手でもある。
そして、おそらくそれは相手の佐伯も。
どちらに転んでもおかしくない接戦であり、ファンを猛烈に楽しませた好試合。
佐伯にポイントを振るジャッジもファンもいた。
二人の再戦がマッチメイクされれば、きっと沸き立つだろうと思える。
自分自身も沸き立つ一人だが…。
お互いが力を増したその先で、見たい闘いでもある。
「いつの日か」を思い浮かべられるカードが一つ増えた。
ボクシングがまた一つ面白くなった。
佐伯 侑馬 4戦3勝(3KO)1敗
宮澤 蓮斗 10戦7勝(2KO)2敗1分
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LA FIESTA DEL DIAMANTE.8 & TAME一丸.6
4月28日(日) 11:30~ 大阪:堺市産業振興センター
【女子アトム級4回戦】
石黒 紗良(トヤマ) vs ○ 宗利 佳歩(RST)
0-3(37-39、36-40、36-40)
この試合は配信なく見れていないが、宗利が手数で押し切った試合と聞いた。
前戦も手数で勝利を逃した石黒。
試合を見れたわけではないので言及しづらいが、
「手数」が石黒の攻略ワードになっているようにも思える。
初の敗戦を踏んでどうなるのか…力がある選手なのは間違いない。
ただ、力があっても結果を出せる選手は僅かな世界でもある。
デビュー2連勝から、ぶつかっている壁。
乗り越える姿を期待したい。
石黒 紗良 4戦2勝(1KO)1敗1分
宗利 佳歩 4戦3勝(2KO)1敗
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4月の敵地戦績
9戦4勝(2KO)5敗
(所感)
二大名門の松田と緑が敵地で大奮闘中!
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