2018/3/31 -浜松アクト-見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2018/3/31 -浜松アクト-見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 

 

さて、本日は3/31の「西遠ボクシングアワー」のみどころ紹介。
 

この日は名古屋と浜松で興行が重なっており、この興行は見に行けず…。
皆勤賞狙ってたのに…被ることないじゃない…。
 

と言うわけで、これまで見どころ紹介は自分が見に行ける興行限定で行ってきましたが…。
いいや、もうこの際やっちゃえ的な精神で書いちゃおうと思います。
…というか、この日の浜松のカードもほんと魅力的。
見れないのが悔しくてたまらない。
 
 

 

【女子フライ級4回戦】
近藤 佐知子(駿河) vs 佐山 万里菜(ワタナベ)
 

日本フライ級12位
・近藤 佐知子 2戦1勝1敗

昨年デビュー戦では現在日本フライ級11位の塩見 寿奈(トコナメ)を相手に惜しい星を落としたが
岐阜で行われた2戦目で初勝利。
喜びを爆発させる姿に、女子ボクシングの魅力を感じさせてくれた。

この勝利で日本ランキングも獲得。
今回はランカー対決に挑む。
 

日本女子フライ級9位
・佐山 万里菜 3戦2勝(1KO)1敗

申し訳ないが、女子ボクシングに全くと言って疎い自分にとっては完全なる未知の選手。
昨年、デビュー2連勝のあと12月に初黒星、この試合は再起戦ともなっている。
 
 

知らない選手、見れない選手…これほど悔しいものはない。
前回の試合で近藤に魅了されつつあった自分にとって、この試合を見に行けないことはまさに断腸の思い。
また、勝って飛び跳ねて喜ぶ”さっちゃん”が見たかった…。
 
 

 

■中日本ライトフライ級新人王準々決勝
【ライトフライ級4回戦】
田中 蓮志(トコナメ) vs 太田 アレックス(西遠)
 

・田中 蓮志 デビュー戦

田中は今年の中日本ライトフライ級新人王でトーナメントは唯一のデビュー戦選手。
昨年も新人王でデビューした大森 雄貴(三津山)が、トーナメントを掻き回す活躍を見せた。
デビュー戦からアレックスは荷が重いようにも思えるが…。
実力未知数だからこそ、何かを起こす期待感も持ててしまう。
 

・太田 アレックス 3戦1勝2敗

負け越し戦績ながら、敗れた相手は昨年、全日本新人王を獲得した井上 夕雅(尼崎亀谷)
強打で全日本新人王候補として名が挙がっていたマンモス 和則(薬師寺)
この二人に拮抗する勝負を見せた太田…負けはついたが逆にその実力を誇示する形となっている。
 
 

特にマンモス戦は昨年11月、アレックスがマンモスを名指しで対戦希望したことで実現。
相討ちのフックでお互い同時に腰を落とすなど、超大激戦となった。

試合自体はアレックス優勢で進んでいったが…
アレックスが勝負をかけた3R…マンモスが放った超ド級の右フック一撃…。
意識の飛んだアレックスにトドメの左ストレートを突き刺し、マンモスが逆転のKO劇。

マンモスvsアレックスⅡ…今の中日本で、熱く望まれているカードだと思う。
デビュー戦で一気に田中がファンの注目をさらえるか否か…。
いきなりの高い壁だが、その分、名前を売る絶好のチャンスでもあると思う。
 
 

 

【51.8㎏契約4回戦】
溝口 孝良(西遠) vs 堀井 翔平(トコナメ)
 

・溝口 孝良 7戦2勝3敗2分

前戦では十河 正人(MSG平石)と息詰まる撃ち合いを12分間繰り広げてのドロー。
なかなか勝ち星に恵まれていないが、手数型のファイターとして存在感を放っている。
豊富なスタミナと手数で相手を飲み込んでしまうようなボクシングが魅力。
 

・堀井 翔平 6戦1勝(1KO)4敗1分

強敵の立ち並ぶ戦歴…大きく負け越してはいるが、スイッチを披露するなど器用な選手。
昨年まではフライ級が主戦場だったが、今年の新人王にはスーパーフライ級でエントリー。
階級を上げることによる返信も期待できる。
 
 

中日本スーパーフライ級新人王準決勝を控える堀井。
当初、準決勝は4/30で予定されていたと思ったが、確認してみると6/17となっている…。
(4/30は見間違いかも)
期間が空くため、この時点でオープン戦を挟むことになったか。

あと1勝でB級昇格となる溝口。
ここまで時間はかかったが、溝口が今のスタイルのまま18分を戦うことができるのなら…。
ラウンド数が増えることで強さを発揮してくる可能性もある。

新人王を控えた試合となる堀井、B級昇格のかかる溝口。
負け越し同士の落とせない1戦…この試合も楽しみで仕方ない。
…見に行けないのが悔しくて仕方ない。
 
 

 

【ライト級6回戦】
伊藤 為治(浜松堀内) vs 中村 洸介(結花)
 

・伊藤 為治 8戦4勝(1KO)4敗

昨年の中日本新人王はスーパーライト級を不戦で獲得。
中日本・西部日本スーパーライト級新人王対抗戦では、
全日本新人王を獲得することとなるマーカス・スミス(平仲BS)の一撃に沈んだ。

これまで何度も苦杯を味わいながら登って来たB級のリング。
苦労人と言った言葉が似合いそうな戦績を重ねている。
 

・中村 洸介 7戦4勝3敗

鳥取から遠征、新興の部類となる結花ジムでは初のB級ボクサー。
7戦のうち3戦が中日本のリング、もはや中日本が第二のホームとなっている。
3戦目で千里馬神戸から結花ジムに移籍して以降、すべての試合で青コーナー。
敵地での連戦の中でB級昇格を決めた形。
 

お互いによく似た戦績、よく似た軌跡。
この二人がぶつかり合うのもまた、ボクシングのドラマに感じる。
これって現地観戦を繰り返してきたファンにとってはご褒美的なカードにも思えるんだけど…。

もうほんと見たくて悔しい!
 
 

 

■日本女子フェザー級王座決定戦
【フェザー級6回戦】
神成 麻美(カシミ) vs 藤原 芽子(真正)

日本女子フェザー級1位
・神成 麻美 8戦5勝(2KO)2敗1分

これまで中国人3名、タイ人2名を相手に勝ち星を重ねてきた。
対日本人初勝利もかかる試合。
 

日本女子フェザー級2位
・藤原 芽子 8戦4勝(2KO)2敗2分

1勝2敗1分の戦績から3連勝を積み上げて日本2位にランキング。
前戦では敵地の王座決定戦で引き分け。
 

昨年12月に石川で開催された同カード。
引分けに終わり、改めてこの日に王座決定戦がセットされた。
お互いに負けを経験しながらの王座決定戦。

女子ボクシングには本当に疎い自分だが…初めての女子のタイトル戦観戦のチャンスを
逃してしまうという重たい事実に、がっかり感が半端ない。

見始めてしまえば、ガチハマりしてしまうのは解っているからこそ…
自分の人生の大半の時間を失ってしまいそうで怖くて積極的に見れていない女子ボクシング。
「中日本でやるなら見るっきゃない!」…なんていう言い訳がしたかった。
 
 

 

【スーパーフェザー級6回戦】
窪田 晃則(西遠) vs 今井 勝典(ワタナベ)

・窪田 晃則 7戦5勝(2KO)2敗

SRSジムより移籍の窪田が初の地方リングへ。
これまで後楽園ホールで好戦績を残しているが…。
昨今は平均値で言えば、中央と地方の差も縮まって来ていると感じている。
ここからの、中日本での活躍を期待していきたい。
 

・今井 勝典 17戦5勝9敗(1KO)3分

負け越し戦績だが、既にA級のリングにも上がっている選手。
途中、3年ほどのブランクを作ったこともあり、もうベテランの域に入る。
ランカー挑戦も一度経験し、過去には韓国遠征も経験している。

前戦では中日本のリングに上がり、今田 雄大(蟹江)に大差判定負けを喫した。
不完全燃焼に陥っらされてしまったような試合。

同じ6回戦、同じ中日本のリング…リベンジの色合いも強く感じる一戦。
 
 

移籍初戦となる窪田。
まだこの選手の試合を見れたことがないだけに、少しでも早く見てみたい。
この試合を勝ち抜けて、この選手の試合に立ち会える幸運を望みたい。

対する今井、東の選手でも、何度も見ていれば愛着が湧いてしまうもの。
2度目の中日本のリング…この試合を見れないのもやはり痛い。
 
 

 

【ミドル級6回戦】
セーンカイ・ワンガンクライン(タイ) vs エルフェロス・ベガ(MSG平石)

・セーンカイ・ワンガンクライン 11戦8勝(4KO)3敗

戦績のみ判明、戦歴については確認できていない。
戦績的には大きく勝ち越しているが、日本のリング初登場となると未知数。
 

・エルフェロス・ベガ 12戦6勝(4KO)6敗

コロンビア産まれの強豪として認知されている。
ホームは静岡で、かつ遠征も多く僕にとってなかなか観戦の機会に恵まれていない選手。

B級最後の試合で日本ランクを獲得するも、A級昇格以降は
上位ランカーばかりが対戦相手に並び、4連敗を喫している。
 
 

まずは連敗脱出と行きたいベガだが…
相手は未知数のタイ人。

最近猛威を振るうラーチャシー・シットサイトーン(タイ)の例もあり、
さらにはクーキアット・ソーケーオカムシー(タイ)が岐阜で強さを見せつけた例もある。
“噛ませタイ人”なんて言葉が横行しているが…現地でぶったまげさせられることも実は頻繁にある。

当然の話だが未知数と言うのは「わからない」と言うことである。
ベガにはここで勝ってもらって、どうにか次の中日本のリングでその雄姿を目撃したい。
 
 

 

【スーパーフェザー級8回戦】
ジュニー・サロガオル(比) vs ピッコロ・ボリバー(カシミ)

OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級14位
・ジュニー・サロガオル 28戦13勝(12KO)11敗4分

日本のリングでは現WBOアジア太平洋バンタム級王者の勅使河原 弘晶(輪島功一S)に敗れている。
これまでにはPBF比国バンタム級王座を3度防衛。
IBF環太平洋スーパーバンタム級王座やABCO(WBCアジア)スーパーフェザー級王座などの地域タイトルでは敗戦している。

現在、OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級14位。
ABCO(WBCアジア)スーパーフェザー級王座へ挑戦失敗後の再起戦となる。
 

・ピッコロ・ボリバー 6戦5勝(3KO)1敗

ベネズエラからカシミジムと契約したボリバーが日本のリングに2度目の登場。
直近の試合では敵地フィリピンでOPBF東洋太平洋フェザー級暫定王座決定戦に挑み、
ジェルビルト・ゴメラ(比)に5RKO負けを喫している。
 
 

お互いに地域タイトル挑戦失敗後の再起戦。
負けられない試合となっている。

外国籍選手同士の試合となるが…現在アジア中を飛び回って戦っているボリバー。
ここで現地観戦するファンの間だけでも、”日本のボクサー”として認知を得てほしいと感じる。
 
 

 

【フェザー級8回戦】
五十嵐 嵩視(トコナメ) vs 本吉 豊(reason)

OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級8位
・五十嵐 嵩視 15戦12勝(5KO)3敗

OPBF東洋太平洋ランカーの五十嵐がメインイベンターとして登場。
体に染み込ませたようなコンビネーションで積み重ねた激戦は記憶に残るものが多い。
特に杉山 令耕(岐阜ヨコゼキ)と繰り広げたライバル関係は僕の中で大きなドラマとなっている。
 

・本吉 豊 18戦7勝(5KO)11敗

11敗のうち8敗が4回戦時代のもの。
長い長い戦いを乗り越え、B級へ昇格すると3勝1敗を記録してA級のリングに上がっている。
A級昇格後は現日本フェザー級王者の大橋 健典(角海老宝石)に敗れるなど2連敗中だが…。
これまであきらめずにA級を決めた男…あきらめの悪さでランクをもぎ取るボクサーも少なからずいる。
積み重ねた黒星の数が、逆にこの選手の”強さ”を感じさせてくれるようにも思う。
 
 

五十嵐は昨年、OPBF東洋太平洋ランキングを獲得としてから、日本人との対戦は今回が初めて。
狙う側から狙われる側となった五十嵐。
対するは負けても負けても挑み続けてA級まで登ってきた本吉。
戦績だけ見れば五十嵐が圧倒的に綺麗だが…そうは簡単にいかないのもボクシング。

五十嵐危うしの臭いも強く感じる。
…が、OPBFランカーとしてリングに立つ五十嵐をまだ見ていない自分にとっては
ここはなんとかランクを死守してほしいところ。
 
 

 
 

さてさて…行けない興行の情報を漁るのがこんなに辛いものだとは…。
見れば見るほど、書けば書くほどワクワク感が膨らんでしまう。
行けないことに腹立たしささえ感じてしまう…。

同じ中日本の興行で、日にちぶつけることないじゃないか…。
どっちかが夕方からとかだったら…新幹線乗ったのに。
 
 

 
 

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