2026/6/6 -愛知・愛知国際展示場- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
開催が危ぶまれたこの興行ですが、
㈱サイバーエージェントが窮地を救う格好で開催が決定。
3150fight.Vol10としての開催に心からほっとしております。
世界最高峰の戦いが愛知で…。
現地でしっかり観戦してこようと思っております。
というわけで、せきちゃんてき見どころ紹介!
【フェザー級6回戦】
川村 志樹(MR) vs バヤマン・アジズベク・ウル(キルギス)
川村 志樹 11戦6勝(2KO)5敗
大阪府出身の28歳。
名前の読みは「かわむら しき」。
中日本のリング初登場のために初見となる。
前戦では敵地タイに乗り込んだうえ、WBCアジアタイトルに挑戦して善戦。
アジアのトップ戦線で戦える力を誇示している。
バヤマン・アジズベク・ウル 不明
アマチュア時代には大学選手権で2度優勝するなど、キルギス国内のトップ選手として活躍。
5/17にカザフスタンでプロデビュー戦を戦ったようだが、結果は確認できていない。
日本のリング初登場のために初見。
中東のアマエリートを川村が迎える立場。
海外でのシビアなリングを踏んで、迎えるこの試合。
厳しいマッチメイクを歩き、既にA級のリングも踏んでいる川村が
プロの洗礼を浴びせられるか。
【54.0kg契約6回戦】
目黒 聖也(LUSH) vs ヌルジギット・デュシェバエフ(キルギス)
目黒 聖也 9戦6勝(3KO)2敗1分
福島県白河市出身の26歳。
名前の読みは「めぐろ せいや」。
アマチュア戦績は24戦16勝8敗。
全日本新人王獲得後、3年強のブランクを挟んで復帰するも
2敗1分けと勝利には届いておらず。
ヌルジギット・デュシェバエフ 3戦2敗1分
アマチュア時代にはキルギス代表として数々の国際大会へ出場していたが
プロのリングで3戦勝ちなしのデュシェバエフ。
中日本には2度目の登場となる。
前回は政所 椋(KWORLD3)を相手にクセモノっぷり満載の戦いぶりで
1R差判定負けの接戦を演じた。
ロングレンジの戦いとなりそうなオープニングカード。
国籍こそ違えど、過去に実績があり、直近は結果が出ずに…といった構図の似た二人。
抜け出すのはどちらか、目黒は勝ってA級戦線へ飛び込みたい立ち位置。
【52kg契約6回戦】
岡 朱里(ワタナベ) vs アディレト・カチキンベコフ(キルギス)
岡 朱里 8戦7勝(5KO)1敗
岡山県出身の21歳。
名前の読みは「おか しゅり」
アマチュア戦績:23戦20勝3敗。
UJ5冠の実績を持ち将来を嘱望される選手。
現在日本フライ級14位。
中日本のリングには2度目の登場。
刈谷で日本ユース王座に挑んだものの大木 彪楽(浜松堀内)に判定負けを喫した。
アディレト・カチキンベコフ 2戦1勝1敗
アマチュア戦績:70戦60勝(3RSC)10敗。
国際大会での優勝歴もあるアマチュアの強豪。
プロとアマを並走し、金メダルと世界王座の両方を夢に掲げる。
中日本のリングには2度目の登場で、湊 義生(JM加古川)を相手に試合巧者ぶりを発揮し
プロ初勝利を挙げている。
どちらもタイミングに秀でた選手同士。
スピードで岡、試合創りの巧みさでカチキンベコフと言ったところか。
岡が唯一の敗北を喫した中日本の地で、強敵を迎えての戦い。
あの日から約2年、どれだけ強くなったのか楽しみでならない。
【53kg契約8回戦】
横山 葵海(ワタナベ) vs ビンス・パラス(比)
横山 葵海 4戦4勝(1KO)
大阪府出身の24歳。
名前の読みは「よこやま あおい」
2022年の全日本選手権覇者。アマ日本一としてプロデビューすると
アジアの強豪に連勝を重ね、わずか4戦目でOPBF東洋太平洋王座を獲得。
前戦で獲得したOPBF東洋太平洋王座は返上し、
現在はIBF世界スーパーフライ級13位へとつけている。
ビンス・パラス 29戦24勝(18KO)4敗1分
OPBF東洋太平洋フライ級4位。
元世界王者の京口 紘人(ワタナベ)と1勝1敗とし、世界ランキングにも名を連ねた。
昨年にはIBO世界スーパーフライ級王座に挑戦。
現在ランキングを失ってはいるがアジアの強豪であることには間違いない。
ついにJBC主要地域3王座の一つ、OPBFを獲得し、世界へ向けた階段を一つ登った横山。
ここから世界ランキングを上げていくにあたって、名のある強豪を迎え撃つ。
世界ランキング返り咲きを狙うパラス。
世界トップ戦線に食い込んだ実績のある強豪、
わずか4戦と経験薄なホープに試練を課すか…。
アジアの覇権争いとも言えるカード。
■IBF世界バンタム級挑戦者決定戦
【バンタム級12回戦】
ケネス・ラバー(比) vs マイケル・アンジェレッティ(米)
ケネス ラバー 17戦17勝(12KO)
フィリピンの次世代プロスペクトとして注目されてきた24歳。
日本のトップ選手たちを次々に沈めて、この国のリングに衝撃を与えてきた。
マニー・パッキアオ(比)、ノニト・ドネア(比)の次として期待される。
マイケル・アンジェレッティ 14戦14勝(8KO)
2022年プロスペクト・オブ・ザ・イヤーに選出された29歳。
クラシックなテクニカルスキル、高いリングIQ、身体能力の高さが評価されている。
アル・ヘイモンが主催する米国の巨大ボクシング興行ブランド「PBC」で
中核を担うプロスペクト。
全勝で駆け上がって来た両者。
勝者は日本人がトップ戦線に立ち並ぶ世界バンタム級戦線に殴り込む権利を得る。
破壊力のラバーか、ボクシングIQのアンジェレッティか。
序盤にラバーが粉砕する絵、アンジェレッティがフルラウンドに渡ってレッスンする絵。
どちらも思い浮かぶ好カード。
【124lbs契約10回戦】
ルイス・ネリ(メキシコ) vs ジョンリエル・カシメロ(比)
ルイス・ネリ 39戦37勝(28KO)2敗
東京ドームで井上 尚弥(大橋)からダウンを奪った衝撃の試合から2年。
2つの勝利を重ねたネリが再び日本のリングへと登場する。
4団体で10位以内にランキングされ、WBC/WBOでは4位。
まだまだ世界トップ戦線、勝てば再び世界も見える立ち位置。
ジョンリエル・カシメロ 41戦35勝(24KO)5敗1分1無効試合
ランキングを失ってはいるが、元世界3階級制覇王者。
亀田 京之介(MR)にまさかの苦杯を強いられたが、
世界上位のネリに勝てば再浮上がかかる。
数々のトラブルを起こしてきた悪童同士の激突。
同時にサバイバルでもある一戦となる。
ハードパンチャー同士、試合内容にも期待が高まる。
前科も多い両者なだけに、まずは試合がクリーンに成立することを願いたい。
■IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ
【スーパーフライ級12回戦】
ウィリバルド・ガルシア(メキシコ) vs アンドリュー・マロニー(豪)
ウィリバリド・ガルシア 31戦23勝(13KO)6敗2分
デビューから1年は7戦2勝4敗1分と平凡な戦績だったが、
30歳を越えてから将来の世界王者に善戦するなど、Bサイドから注目株へとなっていった。
静岡で世界挑戦すると、荒々しく見えるファイトでドロー。
昨年、再アタックしての戴冠を叶えた苦労人の35歳。
アンドリュー・モロニー 33戦28勝(18KO)4敗1無効試合
アマでコモンウェルス金メダルを獲得した技巧派の36歳。
2019年にWBA世界Sフライ級暫定王座、2020年にレギュラー王座へ昇格。
正確なジャブと連打、豊富なスタミナを武器に世界上位に居続ける実力者。
お互い30代後半ともなった二人、浮上まで時間を要したガルシアか…。
陥落後も2度世界へアタックし、トップ戦線に残り続けるマロニーか。
荒々しい圧力と手数、独特のタイミングという尖った武器を持つガルシアに
テクニック豊かなマロニーがどう対処するかも興味深い。
世界王座と言う極限の舞台で、両者のストロングポイントがぶつかり合う。
■IBF世界フライ級タイトルマッチ
【フライ級12回戦】
矢吹 正道(緑) vs レネ・カリスト(メキシコ)
矢吹 正道 23戦19勝(18KO)4敗
三重県鈴鹿市出身の33歳。
名前の読みは「やぶき まさみち」。
本名は佐藤、リングネームはあしたのジョーより。
弟は世界挑戦を叶えた力石 政法(大橋)。
WBC世界ライトフライ級、IBF世界ライトフライ級も獲得した世界二階級制覇王者。
ノーモーションで刺す硬いジャブを軸に、
爆発的な右ストレートと圧力で崩す攻撃的ボクサーファイター。
レネ・カリスト 26戦24勝(10KO)1敗1分
地元ジムで清掃のアルバイトをしていたところ、
修行で来ていた亀田 和毅(TMK)に誘われてボクシングを開始した叩き上げ。
静岡ではこの日セミに出場するウィリバリド・ガルシアと
IBF世界スーパーフライ級王座を争い、ドローで戴冠ならず。
メキシコでの再戦でも届かず、再起の上、これが3度目の世界挑戦。
カリストはガルシア戦では相手の圧力に捌く側にまわったが
元来は強烈な左右フックを持つ攻撃力の高い選手。
一発で世界奪取の可能性も持っている。
リスキーな挑戦者を相手に、世界王者の先をもくろむ矢吹がどういった戦いぶりを見せるか。
内容もあるかもしれないが、ここまで来れば一つ一つ生き残ることが至上命題。
相手は世界戦でドローを演じられる…いわばチャンピオンクラスの実績を持つカリスト。
この先へ、道が続いていくか否か…王者が強い挑戦者を迎え撃つ。
統一戦や複数階級制覇戦ではないが、
「世界タイトルマッチ」らしいと言えるメインイベントとなった。
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