2019/08/24 -愛知・武田テバオーシャンアリーナ- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2019/08/24 -愛知・武田テバオーシャンアリーナ- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 

7/20から刈谷、東京、東京、刈谷、尼崎、神戸、大阪、名古屋…
5週連続7興行を敢行し、そのフィナーレがこの日の名古屋での世界戦。
全国から続々と観戦仲間が集まって来る。
 

名古屋駅に辿り着き、あおなみ線に乗り換える。
終点の金城ふ頭駅が目的地。

名古屋駅から会場の武田テバオーシャンアリーナまでの公共交通機関はこのルートのみ。
同じ電車では大阪や関東の知った顔と偶然出くわす。
これも世界戦のだいご味の一つ。
 

もし、名古屋から世界王者田中 恒成(畑中)がいなくなったら、
またこういった機会が訪れるのに、いったい何年かかるだろうか…。

「田中は名古屋から出れない」…等と言われることもあるが
日本で唯一単独世界戦興行を連発しているボクサーである。

東京や大阪で、それが可能なのだろうか。
幸い、名古屋は東京と大阪の中間地点…。
見たいと思えば、どちらからも来れてしまう。

中日本の現地ボクシングファンは、通常の興行の集客数から行けば1000人程度。
それが、田中の世界戦となると一気に膨らむ。
各地のファンを呼び込む形がある程度できているのだと感じる。

国内開催であれば、無理にこの形を崩す必要はないようにも感じる。
単独開催という他の世界王者ができていないことをできている以上…。

そして今回、これまで地方局のCBCでの放送だったTV放送が
ようやく全国ネットのTBSでの放送となった。
道のりは長かったが、田中がその拳と激戦で、商品価値を認めさせたようにも感じる。
 
 

田中がWBO世界ミニマム級王座を獲得してから4年以上。
今では定期的に中日本で世界戦が行われるのが、当たり前のように感じてしまっている。
しかし…田中が敗れれば、実は突然に、そしてあっけなく…。
全国のファンが中日本に足を運ぶ機会は消滅する。

もちろん、田中の実績を鑑みれば、一度敗れたところで、
その後も世界のトップクラスとの闘いが続いていくのだろうが…。
失った王座を取り戻すのは、傍目から見ているほど、簡単なものではないだろう。

少なくとも…それを叶えるまでの期間、空白は出来てしまうだろうし、
もう一度、ベルトがその腰に巻かれるとは限らない。
 

今日、迎える挑戦者は指名挑戦者のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)
WBOがランキング内の最強と認めた相手ではあるが、
知名度の低さに興味の薄いカードと言う声も聞こえてくる。

木村 翔(青木)田口 良一(ワタナベ)といった
軽量級で知名度の高い選手と防衛戦を重ねた田中。
確かにこれまでと比較すると、相手の名前は物足りないかもしれない。

ただし、相手はアマチュア時代に、世界ユース王者となっている選手。
田中は同年代の頃、井上 拓真(大橋)と高校日本一を争う激戦を繰り広げていた。
超ハイレベルの争いではあったが、世界は雲の上だったこともまた事実。

一世代上のゴンサレスは、田中にとって8年前には遥か遠い先の天上人だった相手。
世間が言うほど、安い相手ではない。

世界戦というどでかい興行に、各地のファンを迎え入れるような気持ちで会場に向かうことが
今日で終わる可能性もある…一つの勝敗で様々なものが大きく変化するのもボクシングだ。
 

電車を降りると、すぐ目の前に武田テバオーシャンアリーナ。
普段はフットサル場として使われる会場だ。
付近には「リニア鉄道館」や「レゴランド」などのアミューズメント施設が立ち並ぶ。
電車の中はこちらが目当ての親子連れも多かった。

開場時間ギリギリに到着したこの日、数分の時間を待って、会場内に滑り込む。
 
 

さて、ここでいつもの言い訳前置き

自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。

そして、TVで観戦するのとは違い、1つの角度しか見れず、スロー再生もない。
レフリーで隠れたタイミングでパンチが入っても気付けないし、かなり離れた自由席での観戦。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。

先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識した上で、読み進めていただきたい。
 
 

飲食禁止のことが多い畑中興行だが、この日はアリーナ席での食事のみ禁止だったよう。
会場内でも飲料が販売されている。
喫煙所やトイレはかなり混み合うが、世界戦ともなれば仕方ないか…。

チケットを確認しながら自分の席を確認。
かなりの見易さ…。

リングを組む鉄塔が視界に重なる席もあり、
ここに当たった場合はバルコニーでの立ち見を選んだ方が賢明だ。
幸い、武田テバオーシャンアリーナのバルコニーは角度的にもかなり見易い。
後楽園ホールや、刈谷あいおいホールのバルコニーとは違い、
角度が低く、TV中継に近い視界を得られる為、バルコニーに不慣れなファンでも楽しめる。
 

会場内で、知り合いのファンと挨拶を交わして、席に着く。
大型スクリーンに映し出される田中のこれまでの
戦いぶりのドキュメント映像に熱中しながらゴングの時を待つ。

毎回制作され、流されるこのドキュメント映像…
かなり面白くて熱中してしまう。
あっという間に時間が経過し、いよいよ第一試合のゴング。
 
 
 

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