ジョー小泉の不吉な予言 渡辺 二郎(大阪帝拳)② ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2015/12/17
本日のピックアップに入る前に少し…。
少し前(10日くらいかな…)ボクシング選手名鑑の内容を更新しました。
現在登録している選手数は引退済みの選手も含めて250名ほど。
…まだまだですね。
最新情報の更新、入力ミスやBoxRec(海外の戦績公開サイト)の更新があったりしてだいぶいじくりました。
以前より信憑性は上がったと思いますので…。
BoxRecってボクシングの戦績の情報が世界中のから集まるサイト。
雑な部分もあったり、大人の事情が加味される部分もあったり、
信憑性に欠ける欠点もありますが、海外の情報を拾うにはなかなかいい。
ただし英語まみれなので…苦手な人はボクシング選手名鑑を利用してください。
BoxRecに比べればデータ量が圧倒的に少ないですが、索引ページだとかにコメントもらえれば
優先してデータを追加したりしますんで…。
それにしても年末は楽しみな対戦が多い…全部行きたいよー!!
なんで集中させるんだよー!!
ちきしょう!TV局の都合なのは解ってますが…。
ん~…せめて世界戦を時間差で開催してくれれば…試合会場を新幹線で飛びまわる…なんて夢も。
ま、ココ近年の開催の感じを見ると、ほんとに夢物語なんですが…。
——-
さ、渡辺 二郎(大阪帝拳)の第2回。
いつもならつらつらと防衛戦の対戦相手を並べていく感じなんですが、
今日はちょっとその前に、世界獲得直後のある逸話を…。
マッチメイクをジョー小泉氏に頼っていた渡辺。
このジョー小泉氏、以前も書きましたが、
いろんな肩書があってややこしいので簡単に言うと、日本有数のボクヲタ。
具志堅 用高(協栄)より先にボクシング殿堂に入るほどの…。
そんな小泉さん、渡辺が防衛戦を行うに当たり、様々な選手のデータを渡辺に送ります。
その中に、世界ランキング外の選手が1人…。
その選手こそ、のちに渡辺からベルトを奪い去るヒルベルト・ローマン(メキシコ)。
オリンピックに出場し、メキシコでは有望な軽量級選手に贈られるミゲル・カント賞を受賞。
そんなメキシコのホープですが、世界的にはまだまだ無名…というか、まだ世界ランクにも入っていません。
そんなローマンの情報には「触らぬ神に祟りなし」と書きくわえられていました。
また、防衛を重ねれば、必ず戦うことになる…とも。
恐るべし!ジョー小泉!
世界中に情報網を持っていると言われるジョー小泉伝説の一つです。
渡辺も「とにかくボクシングのことはよう知っとる」…と評価。
そんなに詳しいのなら…と、ジョー小泉にスパーリングを持ちかけた渡辺。
結果…
「ボッコボコにしたりましたわ(笑)」
…二郎さん。
…それアカンやろ。
気を取り直して、防衛ロードの話に戻します。
初防衛戦はWBA世界スーパーフライ級初代王者のグスタボ・バリャス(亜)。
ラファエル・ペドロサ(パナマ)にベルトを奪われた元世界王者は、
自分が8カ月前まで巻いていたベルトを取り返しに挑戦してきます。
この時点で57勝1敗1分…引退時には120戦して105勝を積み上げた…
なんかとんでもねぇなこりゃ…。
ちょっとそそる戦績の持ち主ですが、絶対にピックアップしません!
戦績全部覗くの大変過ぎる!
それはさておき、初防衛戦からランキング1位。負けん気の強い二郎さんだけあります。
ひたすらのボディ攻撃を受けるものの、9Rにいきなりの左ストレートを2度突き刺しKO寸前に追い込み…
9R終了後のインターバルでバリャスが棄権。
2度目の防衛戦は大熊 正二(新日本木村)
世界挑戦8回、世界戦13回、長らく世界のトップランカーとして活躍した大熊。
フライ級でWBCのベルトを2度を獲った選手です。
これだけ世界挑戦する…、世界戦ってやるだけでもとんでもなくお金がかかる。
世界に8度挑戦するほどの期待を受ける…凄く強い選手な訳です。
コリアンキラーとして日本よりも韓国で有名な印象がある大熊。
この試合で2階級制覇を狙いましたが…
有名なシーン、大熊のパンチを交わし交わし交わし…カスったところで余裕で髪型を直す渡辺…。
ちょっと物議を醸したりもしましたが、渡辺の圧倒的な強さを語るエピソードでもあります。
この試合は12RKOでクリア。
3度目の防衛戦はペルー初の世界王者を目指すルイス・イバネス(ペルー)
またも1位挑戦者との試合になります。
8Rに右のショートフックでダウンを奪うと、再開後に左ストレート1発で再度ダウン。
朦朧とするイバネスは立ち上がれず、8RKO勝ち。
このイバネス、ランキング回復を目指し、次戦で
世界王座獲得前のカオサイ・ギャラクシー(タイ)と戦いKO負け。
のちにWBA、WBCを占有する両雄に連敗を喫し、現役を引退することになります。
さて、4度目の防衛戦。
ここで初めて苦戦らしい苦戦をします。
そんなところで、また次回。
キリが悪いのは御愛嬌。
…では!!
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