2025/08/03 -愛知・刈谷あいおいホール- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2025/08/03 -愛知・刈谷あいおいホール- みどころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

いよいよやって参りました中日本新人王決勝戦。
我らが中日本新人王を全国各地の新人王との対決に送り出す日。
旅立ちの切符を賭けて、僕らのグリーンボーイヒーローたちが激突する!

対戦なしでの中日本新人王選手も含めて紹介してまいります。

 

【ミニマム級4回戦】
■中日本ミニマム級新人王決勝
天野 博貴(名古屋大橋) vs 細川 弦汰(駿河)

天野 博貴 2戦1勝1分

小さな体で負けん気強い戦いを見せる天野。
右のオーバーハンドで1勝1分の戦績を積み上げた。
器用な一面もあり、対細川相手にどういった戦略を強いてくるか。


細川 弦汰 5戦3勝(2KO)1敗1分

試合開始から終了までノンストップのラッシュで突き進む令和の永久機関。
試合終了後にはまだまだイケるぞのシャドーボクシングのパフォーマンスも。
誰が止めるか弦汰ラッシュ!


優勝候補大本命は細川。
全日本新人王まで止まらぬラッシュが続いていくのか。
天野がそこへどう挑んでいくか。
勝てば今年の主役になりえるビッグチャンス!

 

【2025年度中日本ライトフライ級新人王】
倉坪 惇希(HEIWA) 1戦1勝(1KO)

この日はオープン戦に登場。
エントリー1名での中日本新人王獲得。
紹介は後述。

 

【2025年度中日本フライ級新人王】
高橋 昭麿(ARITOMI) 4戦3敗1分

決勝が対戦相手棄権により不戦での中日本新人王獲得。
未勝利ながら各地の新人王たちとの戦いへ挑んでいく。
東 健史(ARITOMI)の3年ぶり勝利、松田 尚之(ARITOMI)のヘビー級トーナメント快進撃など
ノリに載っているARITOMIにとって高橋の大下克上が最高のシナリオとなる。

 

【スーパーフライ級4回戦】
■中日本スーパーフライ級新人王決勝
中村 勇翔(LUSH緑) vs 桂 ケンシロウ(とよはし)

中村 勇翔 3戦1勝1敗1分

カウンターセンスあふれる新星。
デビューから2試合、惜しい試合で白星を逃していたが、
この新人王トーナメントの中で初勝利。
優勝候補の鈴木 尚也(蟹江)を下して決勝へと勝ち上がった。


桂 ケンシロウ 4戦2勝(1KO)1敗1分

直近の試合でハイセンスの綾野 太晴(中日)を下している「とよはしの赤鬼」。
攻撃力の高い戦いぶりは激戦を演じそうなニオイも強い。
これからグッと面白くなっていくだろう好選手。


カウンターパンチャーと攻撃力に秀でた選手。
両者のポテンシャルが引き出されそうな熱いカードが成立。
中村が斬って落とすか、桂がねじ伏せるか!

 

【バンタム級4回戦】
■2025年度中日本バンタム級新人王決勝
犬塚 琉樹(名古屋大橋) vs 藤本 翔大(LUSH)

犬塚 琉樹 2戦2勝(2KO)

今年の中日本新人王戦の目玉選手。
実力は突出しており、期待値も高く、4回戦ながらメインイベンターも務めた。
今年の正真正銘の主役となる選手。


藤本 翔大 8戦2勝(1KO)3敗3分

実力はありながら、勝利がついてこない…。
長い長いトンネルを抜け、準決勝をフルマークで勝ち上がった。
本来の実力が出せればチャンピオンクラスとも言われる選手。


本番のリングで発揮されるものが実力。
で、あれば犬塚勝利予想に疑う余地はない。
ただし、藤本の開花があればその予想も危ういものとなる。
持ち得たる実力を考えれば、両者にとって全日本への大きな難関となる決戦だ。

 

【スーパーバンタム級4回戦】
■2025年度中日本スーパーバンタム級新人王決勝
高橋 梨久(トコナメ) vs 鈴木 蒼平(とよはし)

高橋 梨久 6戦3勝2敗1分

サウスポーのファイター。
試合の面白さは同門の松原 靖貴(トコナメ)と双璧を成す。
準決勝は人気4回戦佐治 大輝(タイガーウイング)に対し、猛烈なファイトの末
ドロー優勢点で勝ち上がった。


鈴木 蒼平 4戦2勝(1KO)2敗

実力拮抗のトーナメントの中で、自分が優勝候補に推すのがこの選手。
体制が崩れながらも出てくる手数は厄介極まりない。
準決勝では事実上の決勝戦と言われた藤川 晃成(名古屋大橋)との戦いを制した。


最も実力が拮抗し、誰が出てきてもおかしくなかったこの階級。
どちらも、スマートではないがプロとして面白い試合を提供できる二人が決勝へ。
旨味の濃すぎるカードが成立したと感じている。

 

【フェザー級4回戦】
■2025年度中日本フェザー級新人王決勝
植松 風河(駿河男児) vs 硲 翔大(カシミ)

植松 風河 6戦5勝(4KO)1敗

昨年は痛恨のKO負けを喫して中日本新人王を逃した。
実力的には全日本新人王を制しておかしくない選手。
準決勝は対戦相手棄権での勝ち上がり、代替え選手を相手に
昨年以上の力強さをタフさを示してる。


硲 翔大 2戦2勝(2KO)

準々決勝をKOで勝ち上がり、準決勝では優勝候補の一角と対戦予定だったが
相手の棄権により決勝まで駒を進めてきた。
天性とも思える「タイミング」でデビュー2連続KOを演じている。


元々巧さのある植松が、動物的な強さを増してきている。
優勝候補本命の植松に立ちはだかるのは天性のタイミングを持つ硲。
下馬評を覆す可能性は存分にある。
何が起こるか…背筋にゾクッと来るカードと感じる。

 

【スーパーフェザー級4回戦】
■2025年度中日本スーパーフェザー級新人王決勝
知賀 竜一(LUSH緑) vs 加藤 陸(松田)

知賀 竜一 3戦1勝(1KO)1敗1分

かつて逆転KOを食った中村 永遠(トヤマ)と対戦し、ドロー優勢点で決勝進出。
完全リベンジは叶わなかったが、力を伸ばしたことは証明した。
ハードな試合を乗り越えた経験値と自信が、どれだけ加藤との距離を縮めるか。


加藤 陸 4戦4勝(2KO)

シードにより決勝からの登場。
直近の試合では1RKOの圧倒劇で優勝候補の評価を盤石にしている。
ハイセンスで土台がしっかりしている中、勝負所を判断する冷静さも持ち合わせてきた。
弟には加藤 頼(名古屋大橋)がいる。


全勝ながら、持ち合わせるハイポテンシャルからは、
もっと圧倒的な強さがあっていいとも思えるのが加藤。
知賀に対して力の差はあるように思えるが、まだ手が付けられないほどではない。

かつて敗れた相手にリベンジし、さらに優勝候補撃破での栄冠となれば
このトーナメントは「知賀の物語」一色へと書き換えられる。
優勝予想は加藤…だからこそ、それが覆ったときのドラマも大きいカード。

 

【ライト級4回戦】
■2025年度中日本ライト級新人王決勝
バンザイ・リオン(天熊丸木) vs 山本 怜生(中日)

バンザイ・リオン 3戦1勝(1KO)1敗1分

テクニシャンながら、2024年sakanaチャンネルKO賞を受賞するKO劇も演じた。
負けはしたものの激闘を演じるなど大活躍した昨年。
今年も勢い止まらずにトーナメントを制するか。


山本 怜生 2戦2勝

2戦続けてタフな試合を勝ち切っている山本。
主導権を握れば離さない戦いぶりが目に付いている。
派手さはないが接戦に対する勝負強さに魅力あり。


優勝候補のリオンに対し、試合巧者の片鱗を見せる山本。
接戦になれば、山本がリオンを凌駕するシナリオも思い浮かぶ。
力的に大きな差はないようにも思え、当日のコンディションが勝敗に直結するか。

 

【スーパーライト級4回戦】
■2025年度中日本スーパーライト級新人王決勝
ホートンロビン 健太(北陸イシマル) vs 島田 ネン(とよはし)

ホートンロビン 健太 1戦1勝(1KO)

デビュー戦で鳥居 翔太(LUSH緑)に衝撃のKO勝利を挙げたロビン。
直近の試合は怪我による棄権、影響がどれくらい残るかが懸念。
母国英国ではモデルも務めた8頭身イケメン。


島田 ネン 1戦1勝(1KO)

こちらもまた、デビュー戦で衝撃のKO勝利を挙げている。
狙いすました右のカウンターは驚異的な威力。
豊橋出身のブラジリアン。


英国vsブラジルのKO必至の激突。
センセーショナルなKO劇を演じた二人、大怪獣戦争のようなカード。
各地の新人王たちが恐れおののくような決着も想像に易い。

 

【2025年度中日本ウェルター級新人王】
山中 圭市(中日) 1戦1勝(1KO)

対戦相手の棄権により昨年に続いて不戦での中日本新人王。
1戦で2年連続新人王は計算が合わない感がすさまじい。
これまで3試合で対戦相手が棄権する「死神」。
この流れで全日本新人王まで行けば、4回戦日本ランカーもあり得てしまう。
昨年は中日本・西日本新人王対抗戦で自身が棄権。
再チャレンジの今年、まだ未知数の実力を誇示できるか。

 

【2025年度中日本ミドル級新人王】
田中 喜誉(岐阜ヨコゼキ) 

田中 喜誉 2戦1勝1敗

エントリー1名での中日本新人王獲得。
直近の試合ではスタミナとフィジカルで攻めに攻めて初勝利。
かつて敗れた藤原 勇生(真正)は西日本新人王決勝を控える。
リベンジのドラマ成るか!?

~ここからオープン戦

【50Kg契約4回戦】
倉坪 惇希(HEIWA) vs 安井 新空(松田)

倉坪 惇希 1戦1勝(1KO)

デビュー戦ではゴングとともに相手に襲い掛かっての即決KO劇。
ライトフライ級中日本新人王として、10月の西部日本新人王との対抗戦に出場予定。
名前の読みは「くらつぼ あつき」。
愛知県大府市出身の27歳。


安井 新空 デビュー戦

デビュー戦のために初見。
名前の読みは「やすい しんくう」。
東邦大でのアマ歴あり。愛知県春日井市出身の22歳。


今年の中日本新人王に、デビュー戦の選手が挑んでいく。
猛烈に攻め立てる倉坪をどう処理するか…。
中日本新人王がその力を誇示するか。

 

【スーパーバンタム級8回戦】
樫谷 樹歌(タイガーウイング) vs 時弘 将志(とよはし)

樫谷 樹歌 9戦6勝(1KO)2敗1分

戦績的には4つ勝ち越してのA級だが、その中身は接戦の連続。
多くのファンを抱える人気者は、スレスレの戦いを勝ち上がってA級へ上った。
これでようやくの二桁10戦目だが、抱えた経験値は数字以上と思える。


時弘 将志 13戦5勝(1KO)6敗2分

右オーバーハンド1本の4回戦時代からファイターとしての実力を伸ばし、
3連敗からの2連勝でB級戦線を乗り越えてきた。
トイレの電気つけっぱなしが悪癖。


既に刈谷のメインを何度も務めている人気者の樫谷と
3連敗を乗り越えてA級昇格を果たした時弘が激突。
両者ともA級初戦ながら、歩いた道は対照的。

「負け越しには負け越しの意地がある」と吠えた時弘。
華やかでありながら死線をくぐるような接戦を踏んできた樫谷。
無骨…まさに無骨なメインイベントとなった。

 

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