2017/4/30 じゅうろくプラザ-見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
さて、本日は4/23刈谷あいおいホールの試合結果…
ではなく、4/30じゅうろくプラザの見どころを紹介。
なぜこっちをやるかって…試合結果報告し始めたら
4日分程の記事になってしまう為、
書き切る頃にはこの興行が終わってしまうから。
やっぱり3日に1度の更新は鮮度の落ちが著しい。
5月からは隔日の奇数日更新となる為…もう少しポンポンと書いていけるかと思います。
——
■中日本ライトフライ級新人王準々決勝
【ライトフライ級4回戦】
東 健史(KUWANA) vs ブル 弘師(トコナメ)
・東 健史 4戦2勝2敗
三重県菰野町にできたARITOMIジムの初陣。
KUWANAジムより移籍の東が中日本新人王に挑む。
二年前、同じ商工会議所でデビュー戦敗北した東。
2年の月日を経て、借りを返すことができるのか。
・ブル 弘師 1戦1敗
その名のごとくブルファイター。
デビュー戦では太田 アレックス(西遠)との激戦に敗北。
撃たれても躊躇なく手を返していく姿は見る者を熱くさせる。
小回りの効いた撃ち合いができる東…。
その名のごとくブルファイターのブル 弘師との対戦は、今からワクワクが止まらない。
昭和の香るレトロな根性戦になること請け合い。
この試合に勝った方が、準決勝で下方 智裕(富士)と対戦。
この男も勇敢。
激戦区ライトフライ級、全ての試合で激戦が予想できる中…
実は僕はブル 弘師の優勝を予想していたりする。
■中日本フライ級新人王準々決勝
【フライ級4回戦】
中村 潔(ARITOMI) vs 溝口 孝良(西遠)
・中村 潔 6戦2勝(1KO)4敗
昨年の中日本新人王戦では決勝で矢吹 政道(薬師寺)に敗退。
それ以来となる試合は、KUWANAジムからの移籍初戦。
二人は1年半前に対戦しており、近距離での撃ち合いを溝口のパワーが押し切っている。
中村のリベンジなるか…この試合に勝てば、準決勝ではかべりーん 祐耶(駿河男児)と対戦。
デビュー戦で中村が勝利している相手であり、中村にとってこの新人王戦は
過去の清算に挑んでいくようにも見える。
・溝口 孝良 3戦1勝2敗
デビュー戦で中村に勝利して以降、パワーだけでなく、
スピードも見せて潜在能力の片鱗を見せた溝口。
しかし、いずれも決定的な一撃をもらってリングに沈んでいる。
手痛い敗北からどう成長を見せるのか…ダークホース的存在にも思える。
■中日本バンタム級新人王準決勝
【バンタム級4回戦】
高井 一憲(中日) vs 荒川 高志(緑)
・高井 一憲 7戦3勝(1KO)2分
3度目の新人王エントリーとなった高井。
過去2年はいずれも優勝候補に敗北。
昨年の試合では、ダウンを奪われながらパワーで盛り返すシーンも見せた。
ハートも力も持った選手。
・荒川 高志 6戦2勝4敗
やっと…やっとこの選手を見れる。
過去僕が目撃した試合ではいずれも敗北。
1勝目から2勝目までが遠かった。
“生真面目”に見える荒川のボクシングは、スター性は皆無だけれど、何か胸に迫って来る…
「強い弱いだけがボクシングの魅力じゃない」と僕はよく言うのだけど、
荒川の姿がその思いを強くさせます。
2勝目を飾った試合、運悪く見逃しているだけに…
勝つ姿を見せて欲しい。
この試合に勝った方が決勝進出。
反対側のブロックでは、有力と見ていた桐林 迅児(HEIWA)が敗北。
勝利したヤノ ジョン(駿河男児)が強さを見せており…。
決勝のハードルは高いものとなりそうですが、荒川が勝ち抜くとかあったら…
そう願う…心からそう願う。
【ライト級4回戦】
加藤 道哉(岐阜ヨコゼキ) vs 前田 隆宏(中内)
・加藤 道哉 デビュー戦
ライト級で新人王にはエントリーしているものの、初戦がいきなり決勝戦。
相手はなかなか強い近藤 裕真(畑中)。
試合は8月の為、この時期にデビュー戦を行います。
果たして近藤に迫れる逸材かどうか…この目で確認を。
・前田 隆宏 5戦1勝(1KO)4敗
デビュー戦で勝利して以降、勝ち星のない前田。
今回の試合が初めて西部日本を飛び出しての試合。
キャリアの差を見せられるか。
【56Kg契約6回戦】
佐伯 瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ) vs 金井 隆明(ロマンサジャパン)
・佐伯 瑠壱斗 5戦4勝1敗
昨年の中日本新人王。
西軍代表決定戦では全日本新人王を獲得する岡本 文太(井岡)にダウンを奪われて判定負け…。
キックボクシングの経験があり、昨年見せた戦いでは飛び抜けたセンスを見せつけていた。
実力があるだけに、再スタートでランク獲りに挑んで欲しい選手。
・金井 隆明 13戦7勝(3KO)6敗
一昨年の西日本新人王。
全日本新人王決定戦に進出するも、そこで敗北してから3連敗中。
新人王戦中に5回戦で2勝を飾っており、A級での試合も待たれるところ。
負け数は多いが、西日本を勝ち抜いた実力は侮れない。
【56Kg契約6回戦】
久保田 祐介(岐阜ヨコゼキ) vs 深蔵 和希(HEIWA)
・久保田 祐介 10戦4勝(2KO)6敗
昨年、猛烈な手数で襲いかかったブルドーザー 大島卓己(薬師寺)を破って以降、現在は3連敗中。
6敗のうち3敗は、中京のホープとしてその名を知らしめる水野 拓哉(松田)に負けたもの。
B級のリングで1勝が欲しいところ。
・深蔵 和希 23戦9勝(3KO)12敗
2011年、2012年と2年連続で中日本新人王を獲得した深蔵だが、
1度目は引分の敗者扱い、2度目は1RKOで全日本新人王には届かなかった。
3度に渡るランカー挑戦も、ランカーの壁に跳ね返されている。
既にA級のリングにも立ち、負け越しながら20戦以上のキャリアを重ねている。
またチャンスをつかむためにも、負けられない1戦。
【56.5Kg契約8回戦】
奥田 翔太(岐阜ヨコゼキ) vs 五十嵐 嵩視(トコナメ)
・奥田 翔太 11戦7勝(2KO)4敗
前回の試合では、中京のホープ水野 拓哉からダウンを奪う善戦。
あの一撃がラッキーパンチでないことを証明できれば
また中日本に色濃いキャラクターの登場と感じられる。
2度のランカー挑戦に失敗後、今回もまた強敵。
茨の道を突き進むのは、それ相応の実力あってのこと。
そこもまた、地方を戦い抜くボクサーらしくていい。
・五十嵐 嵩視 12戦9勝(3KO)3敗
2014年の中日本フェザー級新人王。
前回の敗北は約1年前に今回と同じ岐阜で。
奥田と同門の杉山 令耕(岐阜ヨコゼキ)に喫した負けから再起2連勝。
体に刻み込まれたようなコンビネーションは美しく
ランクを奪い取る姿も容易に想像できてしまう。
中日本が誇る強豪ノーランカーと言っていい存在。
ランカー挑戦に辿り着くためにも、負けるわけにいかない。
【50.5Kg契約 8回戦】
華井 玄樹(岐阜ヨコゼキ) vs 松井 謙太(三河)
・華井 玄樹 8戦7勝(5KO)1敗 日本ミニマム級4位
現WBO世界ミニマム級王者である福原 辰弥(本田フィットネス)が当時保持していた日本ミニマム級王座。
そこに挑んで敗北してからの再起戦。
国内アマチュアの最高峰とも言える大学リーグ戦1部。
そのステージで戦う、名門の東農大で主将を務めていた男。
岐阜ヨコゼキが華井を獲得したというのは当時、ちょっとしたニュースだった。
名前の大きさ故に対戦相手に苦慮し、外国人ボクサーとの対戦を重ねたキャリア。
しかし、その大きな名前とは裏腹に、短期間での王座獲得は叶わなかった。
出直しにはなってしまったが、新章とも言える再出発。
彼がその名を再び全国に轟かせる日が待ち遠しい。
・松井 謙太(三河) 13戦7勝(1KO)6敗
2014年の中日本新人王。
ランク獲りが期待される選手で久田 哲也(ハラダ)や加納 陸(大成)など
日本トップクラスの選手との対戦を重ねている。
そのうえで白星先行は立派な戦績。
今回もまた国内トップクラスの選手が相手だが…
果たして念願叶うか。
———————————
個人的に最も注目しているのは奥田vs五十嵐。
強豪ノーランカー同士の1戦であり、ランク獲りが期待される二人のぶつかり合い。
また、深井、松井などランカーの壁にぶつかりながら戦い続けている選手も期待。
地方ボクシングの主役はこういった選手だと感じる。
また、もちろん華井の復活劇も気になるが…
荒川の勝つところが見たい!
僕はまだ、彼の負け試合しか見たことがない。
仕事で都合が合わないときに限って勝つ…。
僕は彼が勝つところがどうしても見たい。
…かといって相手の高井も好きな選手の一人で。
ミーハー極まりない自分に嫌気がさすが、それはそれ。
次回からは4/23の試合レポを記載。
それが終了次第、こちらの試合結果を記載していく予定。
【カテゴリ別】
2017年中日本ボクシング観戦記一覧に戻る
中日本ボクシング観戦記一覧に戻る
カテゴリ別記事一覧に戻る
【日付別】
【記事一覧】2017年4月に戻る
【記事一覧】2017年に戻る
【記事一覧】に戻る
各選手の戦績はこちら。
ボクシング選手名鑑
コメント