2019/07/20 -愛知・刈谷市あいおいホール- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2019/07/20 -愛知・刈谷市あいおいホール- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 

約2か月ぶりの中日本の興行。
前日の夜からワクワクが止まらない。

少し寝つきが悪かったが、朝はのんびりと起床。
静岡、金沢、三重…遠方が多かった春の興行ラッシュ。
さらに春から夏の間の空白期間は大阪遠征。
まだ暗い中起き出して始発に乗ることも多かった。

自宅から1時間半で到着できる刈谷あいおいホールなら、のんびりと9時半出発。
ゆったりとした感覚で電車に乗り込む。
あまりにもゆったりしすぎて、頭がシャキッとしない。

慣れとは恐ろしいもので、しんどい長距離移動が
観戦テンションを上げていくルーチンになっていたよう…。

刈谷駅に到着すると、とりあえず腹ごしらえにラーメン屋へ。
生ニンニク3つをトッピングし、食後にレッドブルでドーピング。
ニンニクパワー恐るべしで、一気にテンションが上がってくる。

観戦するにも、気持ちを作る作業をしているかどうかで、見える景色は全く違うもの。
うまく自分を高められれば、目の前の試合をより楽しめると感じている。

刈谷あいおいホールに到着したところで、溝越 斗夢(緑)のご家族に出くわしてご挨拶する。
後楽園ホールで一緒に溝越を応援した日が懐かしい。
 

開場前、入り口に並ぶと、そこには先日後楽園ホールで鮮烈なKO勝利を飾った太田 卓矢(とよはし)の姿。
日本王座挑戦圏外の日本17位ではあるものの、ランカーを相手に逆転勝利を勝ち取った。
日サロで真っ黒に焼いたチャラそうな姿とは裏腹に、
下っ足らずで人懐っこいその人柄には、こちらを虜にしてしまう魅力がある。

近くを通りかかった写真家の水野さんが太田に声をかける。
ボクサーを愛し、ボクサーの写真を何十年も撮り続けてきた方。
僕の憧れの人物の一人でもある。

「よかったなぁ!」と言って、ほんとに嬉しそうな顔。
目が落ちてしまいそうなほど、目尻を下げて太田を抱きしめる。
 

自分の大好きなボクサーたちが、いろんなところで様々な人たちに愛されている。
嬉しくてたまらないシーンが続く。
 

開場時間の12:00を迎えて中に入ると、本当に久々な感覚になる。
中日本で最も多く興行が打たれる刈谷あいおいホールだが、この日は4か月ぶり。
今年の中日本全体の興行本数は増加傾向にあるが、三重、静岡、北陸、岐阜と、
地方都市のジムがしっかりと自主興行を開催していることが大きい。

それぞれの土地にそれぞれのボクシングがあり、熱気の種類も少しずつ違う。
どの場所のボクシング興行も大好きではあるけれど…
やはり刈谷あいおいホールへの愛着はある。
 

名古屋市内にも国際会議場など、興行が行われる場所は複数あるが
僕はやはり、刈谷あいおいホールのバルコニーが好きだ。
後楽園ホールのバルコニー以上に、刈谷のバルコニーが好きだ。

人工的な照明に照らされる後楽園ホールのリング。
差し込む日の光に包まれる刈谷あいおいホールのリング。

以前は暗めの客席と対照的に、照明がリングを眩しく照らし出し、男同士の勝負を強く感じさせるような
後楽園ホールの景色こそボクシングの景色…のようにも感じていたが、
会場全体を自然な明るさが包み、どこか暖かく、選手の戦いを浮かび上がらせるような刈谷の景色が
今の僕にとってのボクシングの景色になっている。

刈谷あいおいホールは全国に向かって胸を張れる、中日本の自慢だと思っている。
 
 
 

さて、ここでいつもの言い訳前置き

自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。

そして、TVで観戦するのとは違い、1つの角度しか見れず、スロー再生もない。
レフリーで隠れたタイミングでパンチが入っても気付けないし、かなり離れた自由席での観戦。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。

先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識した上で、読み進めていただきたい。
 
 
 

いつもの定位置に陣取ると、三河ジムの城野 隆暢トレーナーが来てくれた。
話は自然と後楽園ホールで金星を飾った伊藤 仁也(三河)の話になる。
アマチュア時代に五輪代表候補にまでなった中澤 奨(大橋)を1RKOで撃破。
後楽園ホールのマニアたちにその名を知らしめた。

その試合の前まで連敗で、ボクシングを辞めるという噂も聞いた伊藤。
しかし…リングに戻る決心をした伊藤は敵地東京で驚きの結果を見せつけた。

その時に立てられた幟旗…「負けを知りたい」。
もう既に5敗もしている伊藤が、まるで無敗のような文言の幟旗を立てた意味。
 

「伊藤仁也にとっては、負けて立ち上がれなかったときが負けなんです。
 だからまだ、伊藤仁也は無敗なんです。」
 

熱く語ってくれた城野トレーナー。

その通りだと思った。
戦績上の、競技としての負けは負けかもしれない。
でも、その戦績上の、競技としての負けから立ち上がったなら、
人として、一人の男としての負けではない。
 

そんな話をしているうちに第一試合の選手が入場する。
この日のオープニングカードは…まさに負けに負けずに立ち上がり続けた選手の試合。
 

久々の刈谷のゴングが鳴り響く…。
 
 

 

【カテゴリ別】
2019年中日本ボクシング観戦記一覧に戻る

中日本ボクシング観戦記一覧一覧に戻る

カテゴリ別記事一覧に戻る
 
 

【日付別】
【記事一覧】2019年7月に戻る

【記事一覧】2019年に戻る

【記事一覧】に戻る
 
 

各選手の戦績はこちら。
ボクシング選手名鑑
 
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました