2021/06/27 -名古屋・名古屋国際会議場- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
さぁ、明日は「中日本新人王準決勝」のライブ配信を予定しておりますが、
その1週間後にも名古屋国際会議場での緑ジム主催「GREEN Dream.15」が迫っております。
刈谷あいおいホールより一回り大きな名古屋国際会議場。
会場を抑えるコストも大きく変わる為、「ここぞ」という興行に使われます。
そんな気合の入った数年ぶりの名古屋国際会議場で
当初メインイベントに予定されていたのは、世界を狙える重量級、但馬 ミツロ(緑)が
デビュー戦で日本ヘビー級王者の上田 龍(石神井S)と対峙する試合でしたが
但馬の腰痛で試合中止。
興行自体大丈夫なのか!?…なんて不安もよぎりましたが、
なんのなんの、セミファイナルに予定されていた
日本ユースタイトルマッチをメインに繰り上げて開催されます。
組まれている前座カードも魅力充分でございます。
緑ジムの層の厚さが凄まじい!
…というわけで、今回も当日の観戦を楽しんでいただくための予習を兼ねて。
せきちゃん的見どころ紹介でございます。
【バンタム級4回戦】
小川 椋也(天熊丸木) vs 岡田 篤憲(尾張水野)
小川 椋也 デビュー戦
対人恐怖症ボクサーがいよいよデビュー戦。
彼のここまでの道のりはYoutubeでチェック!(RYO/対人恐怖症ボクサー)
岡田 篤憲 デビュー戦
デビュー戦の為、初見。
両者ともボクサーとしての前情報はありませんが、
これからのどんなドラマを紡いでくれるか楽しみでなりません!
要注目!
【スーパーバンタム級4回戦】
安西 蓮(岡崎) vs 時弘 将志(とよはし)
安西 蓮 9戦4勝(2KO)4敗1分
昨年の中日本新人王。
決勝では2020年の目玉と見られた阿部 史也(タキザワ)を1RTKOに沈めた。
スタイルはまさに獰猛…戦績五分が似合わない実力派。
時弘 将志 3戦1勝(1KO)1敗1分
こちらも昨年の中日本新人王。
全日本新人王候補と噂された村田 翼(和光)に対し、思い切り叩きつける右で2度のダウン奪取。
最後は逆にダウン寸前まで追い込まれながらも、引分けの勝者扱いで中日本新人王を獲得した。
昨年の中日本新人王対決であり、度肝を抜く番狂わせを演じた二人の対決。
安西の獰猛さ、時弘の思い切りの良さ…。
何が起こるかわからない…、現時点考えられる中日本4回戦最高のカードの一つ。
【56.6kg契約4回戦】
木附 大己(緑) vs 太田 彩千耶(中日)
木附 大己 デビュー戦
太田 彩千耶 デビュー戦
両者デビュー戦の為、初見。
新たなボクサーに出会えるワクワクを噛み締めたいと思います!
■中日本バンタム級新人王準決勝
【バンタム級4回戦】
美濃 巧人(とよはし) vs 大城 雄都(トコナメ)
美濃 巧人 1戦1勝
デビュー戦から中日本ベストバウトに挙げたくなる大激闘を演じた。
渡辺 大和(カシミ)を相手に、ボクシングの真核である殴り合いの12分。
中日本新人王決勝をかけて、カメラ大好き美濃 巧人、また派手な試合をやらかすか!
大城 雄都 1戦1勝
今年の中日本新人王トーナメントでデビュー。
デビュー戦では大久保 俊亮(中日)との打撃戦を勝ち上がった。
大きな相手に対して押し負けず、当て感の良さも感じさせた試合。
この試合で中日本新人王準決勝が全て終了。
勝った方が最後の決勝進出者となる。
デビュー戦で接近戦を演じた者同士、この試合もまた熱い物になる予感です。
決勝では、明日行われる菅原 健太(名古屋大橋) vs 渡辺 大和(カシミ)の勝者と対戦。
美濃vs渡辺の大激戦カードの再来も可能性としてはあり得る状況。
【ライト級6回戦】
湯川 成美(駿河男児) vs 長谷 和紀(トヤマ)
湯川 成美 1戦1勝
不祥事を起こし、長い期間リングに上がることを許されなかった
元アマエリート、湯川が今年ようやくデビュー。
プロのリングでその名声を取り返す道のりが始まっている。
この日が中日本のリング初登場。
後楽園ホールでのデビュー戦では、刈谷のリングでも
鮮烈な試合を残した北海道の強豪、東 祐也(北海道畠山)を相手に判定勝利を飾っている。
長谷 和紀 8戦5勝(3KO)2敗1分
2019年の中日本新人王である長谷がアマエリートと対峙する。
5回戦として行われた昨年の中日本新人王決勝では、
技巧派へと変貌した樋口 和輝(ARITOMI)に惜しくも敗れるも、
これまでに見られた後半のペースダウンは解消されていた。
力を伸ばしていることに間違いはない。
バランスの取れた選手と言える長谷。
ここで名のある湯川に勝利すれば、富山のボクシングが盛り上げることも考えられる。
対して湯川は、対戦相手に苦慮する6回戦をなるべく早く勝ち抜けたいところ。
A級でその力を試すべき相手は多数いるはず。
築いて来た選手と、新顔の有力選手。
対極的な構図もまた楽しめる試合。
■日本スーパーバンタム級ユースタイトルマッチ
【スーパーバンタム級8回戦】
溝越 斗夢(緑) vs 石川 春樹(RK蒲田)
溝越 斗夢 11戦8勝(4KO)2敗1分
中日本が誇るNo.1カウンターパンチャーが
ユースのベルトを腰に巻き、メインのリングに立つ。
大会場で突如のメインイベントとなったが、
これまでも注目を浴びる舞台の経験は積んで来たはず。
石川 春樹 11戦8勝(6KO)3敗
デビュー戦を後楽園ホールで見ているが、
パンチ力があり、特に圧力は”凄まじい”とさえ感じた。
日本ユース王座には二度目の挑戦。
2018年の東日本バンタム級新人王。
世界へ飛び出さんとする緑の面々たち。
若い溝越が地元のリングを支えることはそのアシストにも繋がるように見える。
繰り上がりのメインイベント。
大会場のメインカードとして冒険感はあるものの、
決して相応しくないカードではないと感じる。
東からやって来る石川、駆け上がった時期もあり、悔しい敗戦の時期もあり。
数年ぶりに生で見る彼の試合、どんな姿となっているか、楽しみにしたいと感じている。
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