中日本所属選手 6月の試合結果(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2025/07/01
2025年6月14日(土) 兵庫:尼崎アルカイックホール
BENKEI FIGHT vol.5
【スーパーライト級8回戦】
福重 浩輝(KWORLD3) ○ vs 樋口 和輝(ARITOMI)
8R判定 3-0(77-74、76-75、76-75)
4Rにダウンを奪われて劣勢となった展開。
後半6Rから盛り返していくもわずかに届かず。
足を使い、手数とヒットで上回った樋口。
プレスをかけて前に出て印象的なヒットを見せた福重。
4Rに痛恨のダウンを喫したことも勝敗に直結したが、
手数ヒットで上回った樋口のアウトボクシングが評価されなかったことも大きかった。
後半は撃ち合う場面も多く作り、そこで撃ち勝つ場面も多かった。
福重優位につけたつもりのマイジャッジで76-75で福重勝利。
スイングラウンドも複数あり、樋口の勝利でもおかしくなかった試合。
最終ラウンドはこの試合を象徴するような展開。
2分30秒は樋口が有利…30秒間で福重が強く好印象を残した。
攻撃力の選手から、アウトボクサーになった中日本新人王決勝…
B級戦線では激しいド突き合いでその名を全国区にするなど、その姿を変化させてきた樋口。
2年ぶりのリングで魅せたのは、過去からクオリティをあげたアウトボクシング。
今回は評価されなかった…が、手札も厚みもより増えた印象。
樋口は最初から強かったわけではない。
攻撃力こそ高かったが、粗さも目立った選手だった。
何度も飛躍の場面を踏んでA級の熾烈な戦いを繰り広げるところまで来た。
そしてまたここで、飛躍のにおいがする試合…。
こんなに飛躍を繰り返す選手を、僕は見たことがない。
大きく力を伸ばす場面は、登っていく選手にとってつきものではあるが…
その回数が尋常ではない。
次の樋口がどういった試合を見せるのか…楽しみでならない。
恐らく、過去最強の樋口が見れるはずだ。
福重 浩輝 9戦6勝(3KO)2敗1分
樋口 和輝 11戦6勝(2KO)5敗
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2025年6月21日(土) 中国・煙台市
【ライト級8回戦】
アイボル・ムラティハーン(中) ○ vs 湯川 成美(駿河男児)
8R判定 3-0 (79-73、79-73、80-72)
5月の試合が相手都合で流れた湯川に急遽組まれたアウェイ戦。
海外の試合は初となる湯川。
相手はまだタイトルに絡んだこともない、A級2戦目の選手。
しかし、実績と強さが一致しないのはよくあること。
試合内容を見れてはいないが、湯川にとって厳しい結果となった。
「世界で一番勝ちにくいアウェイ」とも言われる中国で
地元選手へ挑んでいったことを大きな経験値としてほしいとも思える。
既に次戦、世界挑戦経験もあるジョー・サンティシマ(比)との対戦が決まってる。
敗北に立ち止まっている暇はない。
アイボル・ムラティハーン 12戦7勝(1KO)2敗3分
湯川 成美 10戦8勝(7KO)2敗
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6月 中日本選手の敵地戦績
2戦2敗
所感)
二人とも次だ次!!!
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