2019/03/31 -愛知・刈谷市あいおいホール- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2019/03/31 -愛知・刈谷市あいおいホール- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 

雨が降ったり止んだりの前夜。
春の冷え込みが残ったまま決戦の朝が来る。

メインのカードが中日本の選手同士となるのは今年初。
海外の選手だったり、普段見ていない東や西の選手と
中日本の選手が拳を交える試合はまだ気持ちが楽だ。

普段から見て来た…愛着沸きまくった選手同士が星を潰し合う。
どちらかが…今日負ける。

見たいけど見たくない…複雑な感情が交錯する好カード。
セミファイナル以外、全てがそんな試合。
揺さぶられる一日…なんとなく家を出るのが遅くなる。
 

重たい気持ちと裏腹に、湧き上がるワクワク感。
混じり合うことのない二つの気持ちを抱えてバスに揺られる。
 

12:00開場のこの日、到着は11:30頃。
思ったよりも来場者が多い。

チケットに11:30開場とミスプリントされていたようで
開場時間より早く到着してしまったファンが多くいたようだ。

入口のところで中日本新人王から全日本新人王に駆け上がり、
現在はジム経営をしながらフリーボクサーとして戦う森定 哲也(天勝)を見つける。
声をかけようかと思ったが、隣にかわいらしい女性を連れていたため無粋にも思えて、通り過ぎる。

大阪で見た向 裕也(TOP STAR)との死闘が脳裏にこびりついて離れない。
少しふっくらとした森定のシルエット…彼の今後の展開が気になるが…尋ねるのはまた今度にしよう。

一旦喫煙室で煙草をふかしてから、会場入り口に戻ると既に開場時間直前。
ほぼほぼ開場と同時に刈谷あいおいホールの客席へ飛び込み、いつもの位置に駆け込む。

観戦場所がいつも近く、よく会話するファンの方と顔を合わせ、昨年11月の試合映像をいただく。
びっくりのもらい物にテンションが上がる。

地方のリングの生観戦、試合は記憶に留めておくばかり。
チケットの半券やパンフレットでその記憶を呼び起こすのも楽しみの一つだが…
これでいつでもあの日の選手たちの戦いぶりを目にすることができる。
その日を最後にリングを去った選手もいる。
嬉しくてたまらなかった。
 

バルコニーから、岐阜ヨコゼキジムの横関会長を眺めていると
三重県にある市野ジムの市野会長が通りかかり挨拶を交わす。

どちらのジムも4月に自興行を控える。

4月14日(日) メッセウィングみえ
4月28日(日) 岐阜・じゅうろくプラザ

中日本新人王戦も組み込まれ、地方を支えるメインイベンターが看板を背負う両興行、
どちらも楽しみなカードが並んでいる。
 
 

開場時間から試合開始まで、その時をリングを取り囲む関係者を眺めて過ごす。
刻々と近づくその時に向かって徐々に徐々に気持ちが高まっていく。
 

ふと客席に目をやると、森定がこちらに気付いたようで、チラチラとこちらを見ている。
いたずらっぽく手を振ると、わざわざこちらに来てくれた。
フリーとして試合は続けていくそうで、日本のリングにもABC管轄で上がる予定だそうだ。

彼らフリーボクサーはABC管轄の興行で合ったり、ルートを共有したりで
寄り固まって見えることもあるが、決して集団として捉えられる存在ではない。
その名の通り、フリーであり、個々の道のりを行く者たち。

最近、中村 優也(TOP STAR)らが那須川 天心とのスパーリング企画に名乗りを上げて話題になったが
彼らとは全く違う方向で、森定には森定の…彼らにひけをとらない魅力がある。
森定の戦いぶりもまた、人目に触れて欲しいものだったりする。
驚くほど純朴に、ただ、殴り合いが好き…ちょっと危ないその発想が森定の素顔だと感じている。
 

その後も、三河ジムの方だったり、緑ジムで矢吹 正道(緑)力石 政法(緑)のミットを持つ
加藤トレーナーと初めてお話させてもらう。

加藤トレーナーは緑ジムの松尾会長がどれだけの熱意を持っているのか熱く語ってくれた。
目の前にあるリングが、様々な人たちの、様々な愛情で出来上がっていることを感じる。
 
 

さて、ここでいつもの言い訳前置き

自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。

そして、TVで観戦するのとは違い、1つの角度しか見れず、スロー再生もない。
レフリーで隠れたタイミングでパンチが入っても気付けないし、かなり離れた自由席での観戦。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。

先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識したうえで、読み進めていただきたい。
 
 

高まるところまで高まってきた感情に、眞野リングアナの声でいよいよスイッチが入る。
第一試合…両選手入場。
 
 
 

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