2020/11/01 -刈谷・あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
さぁ、日本王者も産まれ、現在ガンガンと勢いに乗る緑ジムが主催。
中日本の選手たちに、東から西から西部から寄ってたかって好選手たちが襲い掛かる。
中日本vs中日本は僅か1試合!
負けるな頑張れ中日本!なんて地元愛で熱くなれてしまう1日!
【バンタム級4回戦】
ドプラド・フェリペ(緑) vs 平井 乃智(寝屋川石田)
ドプラド・フェリペ デビュー戦
ブラジル出身のボクサーらしいですが、デビュー戦の為初見。
中日本で活躍する選手にはブラジル出身選手が何人かおりますが、
いずれもリングで強烈な個性を発揮しております。
新たなブラジリアンにワクワクしていたいと思います。、
平井 乃智 2戦1勝(1KO)1敗
中日本のリング初登場。
前戦では壮絶な撃ち合いの末にプロ初勝利を飾ったそうな。
好戦的な選手な様子…刈谷にその雄姿を刻み付けるか。
もちろん一概には言えないが、撃ち合いに強い印象もあるブラジリアン。
西からやって来るのはは前戦で激しい試合を勝ち抜けた平井。
両者とも初見なので、何かを言うには情報が足りないが…。
背景からワクワクさせてくれる試合に感じる。
【54.0キロ契約4回戦】
美濃 巧人(とよはし) vs 渡辺 大和(カシミ)
美濃 巧人 デビュー戦
デビュー戦の為に初見。
ムードメーカーな様子で、とびきりの笑顔が魅力的。
昨年12月には第1試合に出場予定の平井 乃智と対戦する予定だったが怪我による棄権。
仕切り直しの1戦、カメラ大好き!とよはしのお調子者がようやくベールを脱ぐ。
渡辺 大和 4戦2勝2敗
敗れた2戦はいずれも海外でのもの。
昨年12月には地元リングで2勝目を挙げた。
デビュー戦のみしか見れていないが、被弾も少なくボディから試合を制した姿が印象的。
この日唯一の中日本対決。
一度はデビュー戦を怪我で流してしまった美濃がようやくデビュー戦。
相手は戦績五分とは言え、韓国、中国と海外での2試合を踏み、国内に限定すれば2連勝の渡辺。
修羅場を越えた渡辺の成長と、新たに登場するボクサーを楽しみにしていたい。
【ウェルター級4回戦】
上村 健太(緑) vs 加々田 優人(寝屋川石田)
上村 健太 デビュー戦 サウスポー
本日メインのリングに上がる、力石 政法(緑)に憧れるサウスポーが登場。
憧れの先輩がメインを張る日にデビュー戦のリングを踏む。
いったいどんな選手なのか、初見となるその姿を楽しみに待っていたい。
加々田 優人 デビュー戦
アマチュアでは20戦以上の実績を持つ。
名門興國高時代には高校選抜にも出場、関西2部リーグの龍谷大で大学ボクシングの舞台も戦った。
実績ある選手が刈谷のリングでプロデビューする。
緑ジムのデビュー戦選手が、アマ実績のある選手とデビュー戦。
ホームの選手が迎えるにしてはあまりにも強気なマッチメイクに思えるが…。
それもまた緑らしいカードに思える。
上村がいきなりの高い壁を越えていけるか…。
【51.6キロ契約6回戦】
マンモス 和則(中日) vs 岩崎 圭祐(オール)
マンモス 和則 9戦6勝(6KO)2敗1分 サウスポー
破格の強打を誇るサウスポー。
「刈谷伝説の4回戦」、「衝撃音のKO劇」など6回戦ながら数々の名場面を刻んで来た選手。
振り回してガス欠していた4回戦時代から大成長を見せ、
前戦では相手を一撃で失神させる5RTKO勝利を収めている。
岩崎 圭祐 7戦4勝(1KO)2敗1分
昨年の西日本新人王。
全日本新人王決定戦は僅かに届かずスプリットの判定で敗れている。
スピードに秀でた選手と聞く。
サウスポー、破格の強打…避ける理由となる要素を
いくつも持ち合わせるマンモスの対戦相手に名乗りを上げた岩崎。
撃ち合えば、それだけで刈谷にその雄姿が刻まれることになる。
足を使うなら、マンモスが過去からの成長を試される試合となるが…果たして。
岩崎がどう出るかによって試合展開が決まりそうにも感じる。
※中西 寛多郎選手、半月板損傷の為試合中止
———–
【54.5キロ契約4回戦】
テル のび太(緑) vs 中西 寛多郎(HKスポーツ)
テル のび太 9戦5勝(2KO)3敗1分
B級ライセンスを持つ生粋のファイター、テルが4回戦のリングに立つ。
相手はかつてテルを完璧に空転させた木村 天汰郎(駿河男児)の全日本新人王を阻んだ中西。
間接リベンジ、そして日本ランカー撃破なるか…。
中西 寛多郎 4戦3勝1分 日本バンタム級17位
前回刈谷のリングに登場したのは作戦の中日本・西部日本新人王対抗戦。
抜群の巧さで木村 天汰郎を引分けながら優勢点で下して勝ち上がると
全日本新人王を手中に収め、日本ランキングへと入った。
近い距離で巧さを見せつけた中西と、生粋のファイター テル。
正面衝突もあり得る鳥肌カード!
半端な技術なら潰してしまうと思えるテルの追い足がまた、激しい試合を予想される要素とも感じる。
———–
【スーパーフライ級8回戦】
頼政 和法(レパード玉熊) vs 村上 勝也(名古屋大橋)
頼政 和法 14戦5勝(2KO)6敗3分
B級昇格後1敗1分から2連勝でA級へと昇格し、この試合がA級初戦。
勢いに乗る中いきなりのランカー挑戦となる。
座右の銘は努力…4回戦で負け越しながらA級まで辿り着いた選手。
村上 勝也 11戦8勝(2KO)2敗1分 日本フライ級14位
しれっと強くてしれっと勝つ。
「日本王者になっておかしくない逸材」とささやかれて来た男。
スマートな戦いぶりで、いつも涼しい顔だったはずの村上。
前戦、昨年の中日本最高試合とも思える大激戦を繰り広げた。
あの敗北から、村上がどう変化しているのか…。
激戦を経験し、それに病みつきになっていく選手もいる。
そして相手は、粘り強くA級まで上がってきた油断ならない選手。
村上のボクサーズロードにとってターニングポイントとなるようにも思える試合。
【59.5キロ契約8回戦】
力石 政法(緑) vs それいけ 太一(湘南山神)
力石 政法 9戦8勝(4KO)1敗 日本ライト級2位 OPBF東洋太平洋ライト級9位
兄の矢吹 正道(緑)が日本タイトルを獲得してから3ヶ月。
国内でのシビアなランカー対決を制し続けて来た力石も、
日本王座挑戦のカウントダウンが始まる位置に来た。
しかしながら、まだまだその力を全て発揮しきるには至っていないような状況。
この選手が、国内ファンを驚嘆に包む日を心待ちにしている。
それいけ 太一 10戦7勝(5KO)3敗 日本スーパーフェザー級16位
変則的な動きと独特のタイミング。
戦いにくい要素を多く持ち、これまで不利予想をひっくり返したことも。
前戦で4連勝がストップしたが、ここで上位ランカーとの対決というビッグチャンスを手に入れた。
ランキング差から行けば「内容を問われる」なんて言われそうな試合だが…。
これまで、不利予想をひっくり返す、それいっちゃった試合も演じて来たそれいけ太一。
日本上位まで登り詰めたところで足元をすくわれるのも、よくありすぎるくらいによくあるケース。
力石にとって、絶対に負けられない試合であり。かつ、油断ならない試合。
これに勝てば…大きな期待がかけられる立ち位置へと、一つ階段を上ることとなる。
【カテゴリ別】
2020年中日本ボクシング観戦記一覧に戻る
【日付別】
【記事一覧】2020年11月に戻る
各選手の戦績はこちら。
ボクシング選手名鑑
コメント