中日本所属選手 8月の試合結果(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2022/08/29
2022年8月7日
大阪府:枚方市総合体育館
【バンタム級4回戦】
鳥井 士恩(角海老宝石) vs ○ 犬塚 音也(松田)
4R判定 3-0(38-37、38-37、39-36)
次世代を担う犬塚が、東日本からやってきた鳥井と大阪のリングで熱戦。
3Rに奪ったダウンのポイント分で上回っての判定勝利。
中日本では頭一つ抜けた存在である犬塚ではあるが、
全国には強い選手がまだまだいることが示されたように感じる。
とはいえ、ダウンを奪っての明確な勝利は流石の思い。
強敵を乗り越え、今後の犬塚がより楽しみになった。
【フェザー級8回戦】
下町 俊貴(グリーンツダ) ○ vs 水野 拓哉(松田)
7RTKO
3Rにはダウン寸前に追い込まれながら耐えきり、
7Rに捨て身のアタックを決行…しかし、下町は崩せず。
日本ランキングはこの試合時点9位ではあるが、堅固に崩れない下町の力は
チャンピオンクラスにも思えた。
多くの相手をリングに沈めて来たパンチ力も相まって勝負所での特攻では
どんな展開でも水野が希望を失わせることはないことを感じさせてくれた。
水野のボクシングが「面白い」ことに陰りはない。
WBO-AP王座挑戦以降3連敗とはなったが、ここからの復活を期待したい。
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2022年8月11日
大阪府:枚方市総合体育館
【58.5Kg契約4回戦】
ポジティブ 太郎(六島) vs ハンマー・タク(岐阜ヨコゼキ)
※2022年10月9日へと延期
【52.5Kg契約8回戦】
古谷 昭男(六島) ○ vs 矢島 大樹(松田)
8R判定 3-0(78-72、78-72、79-71)
日本3位にランキングされる古谷に対して、2Rにはダウンを奪われる窮地。
しかし、中盤には猛攻で盛り返し見せ場を作った。
7Rに2度目のダウンを奪われ、大勢は決したと思えた以降も、
最後まで勝負をあきらめず、
「デビュー4連敗からランカーになった男」らしい試合を展開した。
勝負には負けた…しかし、その魅力は充分に現してくれたと感じる。
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2022年8月14日
兵庫県:神戸市立中央体育館
【女子52.5kg契約6回戦】
前田 宝樹(姫路木下) ○ vs 近藤 佐知子(駿河)
6R判定 (59-55、60-54、60-54)
近藤がジャブで遠ざけようとしても、強烈な踏み込みで入ってくる前田。
近い距離で崩れた形の撃ち合いに強い近藤だが、
その場面でも飛び込んで先に撃ち込む前田に上回られる。
近藤も強烈に返し、女子とは思えぬパワーあふれるパンチの応酬。
お互いの良さが出た上で、前田が強かった試合と感じる。
近藤らしさは存分に感じられた。
大好きな「さっちゃん」の姿を久々に見ることができた。
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2022年8月14日
大阪府:エディオンアリーナ大阪第1競技場
■OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ
【スーパーフェザー級12回戦】
力石 政法(緑) ○ vs トムジュン・マングバット(比)
4RTKO
日本人有力選手たちが、アジアの強豪達に敗れ続けた日。
他の強豪達と同じく、勝負に来るマングバットのスリリングの強打を回避しながら
強烈なアッパー一閃でリングに沈めた。
難しいと言われる初防衛戦でその強さを叩きつけたような快心の勝利。
強豪ひしめく階級、勝ち続ける他に道は無し。
少しでも大きなチャンスに恵まれて欲しいと感じる。
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2022年8月26日
東京都:後楽園ホール
【64.5Kg契約4回戦】
嘉生 心(駿河男児) ○ vs 中山 啓(川崎新田)
1RTKO
カウンター一撃で試合を決めたとのこと。
UJでもU-15でも負け越し、アマ戦績はなし。
そんな男がプロのリングでは快心の勝利でスタート。
これから繰り広げる物語を楽しみにしたいと思う。
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2022年8月28日
京都府:KBS京都
【スーパーフライ級6回戦】
森野 大地(フュチュール) ○ vs 松浦 克貴(岡崎)
4R負傷判定 3-0(38-37、39-36、40-35)
フルマークから1P差までポイントが開いた試合。
初回にバッティングカットで松浦が負傷、2Rにはダウンを奪われた。
内容は確認できていないが、窮地が重なる中での試合だった様子。
苦しい試合の経験を、持ち帰って昇華して欲しいと感じる。
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(所感)
さっちゅわぁぁぁん!大好きだぁぁぁ!!!
中日本選手8月の敵地戦績合計 7戦3勝(1KO)4敗
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