2021/07/18 -刈谷・あいおいホール- セミファイナル・ファイナル(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【ウェルター級6回戦】
能嶋 宏弥(薬師寺) vs 岡田 翔真(姫路木下)
日本ウェルター級20位
能嶋 宏弥 7戦6勝(2KO)1敗
岡田 翔真(姫路木下) 7戦5勝(2KO)2敗
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※試合映像がある為、試合描写については割愛いたします。
静かに立ち上がる中、最初の右ストレートでロープまで吹っ飛んだ岡田。
そこを一気に仕留めた能嶋。
効かせた場面でしっかりと仕留め切った能嶋が、強さを見せつけた試合だが
岡田が力を発揮できたとは思っていない…。
ファーストコンタクトで何かをする前に終わってしまった試合。
また、どこかのリングで岡田の戦いぶりを確認したいと思う。
能嶋にとっては全日本新人王獲得後、日本ランキングを上げていく戦いで、
最高のスタートを切ったように思える試合。
まだ、A級昇格には6回戦であと1勝が必要。
日本王座挑戦権を有する12位までのランキングは9位以降が空位となっている。
ここに食い込んで行くためにも、次の試合が大事になってくるはず。
なかなか試合が成立しずらい中量級のB級戦。
相手を選り好みすることも難しいだろうと感じる。
まずはタイトル挑戦が見据えられる位置へ…楽しみにしていたい。
【スーパーウェルター級8回戦】
丸木 凌介(天熊丸木) vs 畑上 昌輝(長崎ハヤシダ)
日本スーパーウェルター級5位
丸木 凌介 25戦17勝(12KO)7敗1分
畑上 昌輝 9戦6勝(2KO)2敗1分
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一貫して攻め続ける畑上に対し、撃たれているのか撃たせているのか…
要所で強烈な一撃は見せるものの、手数少なく被弾する丸木。
畑上に消耗する気配はなく、3R、アッパーで顔面を跳ね上げられると丸木はダメージを露に。
大チャンスに攻め込む畑上だったが、丸木の左のショートフックがアゴを貫き、大逆転の失神KO劇。
九州から持ってきた自分の横断幕を、自らの手で括りつける姿は
地元の応援を背負っての敵地遠征だったことを感じさせた畑上。
相手を格上と認めて、がむしゃらに攻め込み、大金星まであと一歩。
丸木を追い詰めた畑上のファイトは爽快なものだったと感じる。
丸木としてはまさかの大苦戦。
客席を意識しての演出かと思えるほどの撃たれっぷり。
事後談では「作戦でも何でもない」とのこと。
3R、絶体絶命のアッパーを浴びるまで、
多くの被弾の中で決定的なダメージを殺し続けたものは、
これまでに丸木 凌介に仕込まれたものだったように感じる。
そして、会長である兄からの「フックを下めに」の的確な指示。
この大逆転劇を支えたのは丸木家で演出したもの…のように感じた。
とにもかくにも千両役者っぷり凄まじい。
図らずも、メインとして大いに盛り上げて大役を果たした。
さぁ…日本上位ランカー、ここからはいつ頂点から声がかかってもおかしくない時期。
中日本中量級を代表するボクサー。
我らが丸木が…いつ、そこへたどり着くか。
田中 恒成(畑中)、矢吹 正道(緑)、畑中 建人(畑中)と、
軽量級シーンが活気づいている中日本だが…。
丸木 凌介の再浮上と共に中量級戦線にも熱が注がれる。
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