中日本所属選手 12月の試合結果(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2025/12/01
2025年11月5日(水) 東京都・後楽園ホール
ホープフルファイトvol.44
【スーパーライト級4回戦】
廣瀬 悠斗(KG大和) vs ○ 堀田 悠真(駿河男児)
4RTKO
熾烈なジャブの刺し合いで始まった試合。
やられたらやり返す、まとめられたらまとめ返す。
スリリングな撃ち合いが展開される中、
3Rの堀田のボディから試合は一気に堀田へ傾いていく。
しつこくボディを攻めながら、4Rに左アッパーのトリプルでダウン奪取。
再開後、またも堀田が綺麗にアッパーを決めたところでレフリーがストップ。
聖地後楽園ホールでのKO劇でB級昇格を決めた。
デビュー戦、地元リングでの敗戦からスタートしたキャリア。
4連続KOで次のグレードへと昇っていく。
この勢いのまま駆け上がるか…来年、地元リングへの凱旋を楽しみにしていたい。
廣瀬 悠斗 6戦2勝(2KO)3敗1分
堀田 悠真 5戦4勝(4KO)1敗
—
2025年11月9日(日) 大阪府・エディオンアリーナ第2競技場
新人王戦西軍代表決定戦
【ミニマム級5回戦】
辻 永久(KWORLD3) ○ vs 細川 弦汰(駿河)
5R判定 2-1(49-46、47-48、49-46)
配信は追ってとなり、試合は見れていないが、
しつこくしつこく細川が攻め上げた様子。
割れる判定も細川らしい。
何を優先するかでどちらとでも獲れるラウンドが並ぶ。
手数、アグレッシブでは細川だが、クリティカルが相手に渡る。
この日もらしく戦っての敗戦なようだ。
これで全日本新人王への道は絶たれたが、
このトーナメント期間にB級昇格の権利は手に入れた。
ラウンドが長くなれば…そしてその長いラウンドを細川らしく走り切れれば…。
疲弊を招きやすい長いラウンドは細川に有利な土俵とも思える。
これから挑んでいくB級戦線を楽しみにしていたい。
辻 永久 4戦4勝
細川 弦汰 8戦5勝(3KO)2敗1分
【フェザー級5回戦】
豊永 太我(ウォズ) ○ vs 植松 風河(駿河男児)
5R判定 2-1(48-47、47-48、48-47)
中日本新人王MVP、全日本新人王大本命と思われた植松がここで敗退。
植松が優勢だったとの声も多く聞こえた試合。
接戦の判定は相手に流れてしまった。
全日本新人王という結果は手に入らなかったが、
負けたからと言って実力が落ちるわけではない。
トーナメント中にはB級1勝をクリア。
より大きな舞台でその力を証明してほしい。
豊永 太我 6戦6勝(1KO)
植松 風河 9戦7勝(5KO)2敗
【ライト級5回戦】
守屋 龍之介(KWORLD3) ○ vs 山本 怜生(中日)
5R判定 2-1(48-47、47-48、48-47)
試合巧者の山本も接戦を落とした。
試合は激しい打撃戦だったとのこと。
敗れはしたが、タフな試合を経た山本。
B級昇格まで残り1勝として次の戦いへ挑んでいく。
来年の再エントリーもあるか…。
C級での1勝を経てB級へと昇格してくか…。
来年の動向に注目したい。
守屋 龍之介 3戦3勝(2KO)
山本 怜生 4戦3勝(1KO)1敗
【スーパーライト級5回戦】
須藤 心太(大鵬) vs ○ 島田 ネン(とよはし)
2RTKO
豪華な右ストレートでダウンを奪い、再開後にも強打を叩きこんでのTKOとのこと。
島田がらしい試合で4連勝。
中日本勢からは唯一、全日本新人王戦戦への勝ち上がりとなった。
2022年から3年続けて全日本新人王を輩出してきた中日本。
4年連続となるかは島田の拳にかかることとなった。
その剛腕に望みを託し、日本ランカーとしての凱旋を心待ちにしたい。
須藤 心太 2戦1勝1分
島田 ネン 4戦4勝(3KO)
【ウェルター級5回戦】
福本 永遠(真正) vs ○ 山中 圭市(中日)
0-3(45-50、45-50、45-50)
劣勢の展開の中、眼底骨折で視界を失った山中。
巻き返し叶わず、フルマークの大差判定負けとなった。
本人曰く「研究されていた」と。
研究・対策が功を奏すのは福永の対戦相手へのリスペクトと、
対山中へ向けた日々の努力があってのもの。
名古屋に帰った山中の口から語られる福本には、
肉体や拳の強さ以上に、「ボクサーとしての強さ」が感じられた。
「強い相手」は成長の糧。
初の敗戦を喫した山中に大きな飛躍の種が蒔かれたように思う。
今後の逆襲に期待したい。
福本 永遠 8戦5勝(3KO)3敗
山中 圭市 3戦3勝(2KO)
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2025年11月9日(日) 大阪府・エディオンアリーナ第2競技場
BENKEI FIGHT VOL.7
【スーパーフェザー級8回戦】
山辺 蓮(市野) ○ vs 船橋 真道(KWORLD3)
8RTKO
スリリングでテンポの速い打撃戦。
拮抗した前半から、ファイトとなった後半で突き放し。
最後の最後まで食い下がる相手をねじ伏せた。
ランカーとなり、相手は死に物狂いで結果を求めてくる。
その厳しさもあった試合、日本ランカー山辺が堂々と試合を制した。
その強さとは乖離した日本下位のランキング。
上が詰まっている状況で飛躍的な上昇は難しいかもしれないが、
しかるべき位置に立ち、王座を狙う姿が待ち遠しい。
山辺 蓮 14戦10勝(8KO)4敗
船橋 真道 14戦10勝(2KO)3敗1分
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2025年11月30日(日) 大阪府・エディオンアリーナ第2競技場
南栄商事株式会社presents 大成ジムMRジム合同興行 TAISEI BOXING PROMOTION vol.28 MR最強マッチvol.7
【53.0㎏契約4回戦】
香川 来希(MR) ○ vs ジェド・エンシナレス(駿河男児)
4R判定 2-0(38-38、39-37、39-37)
序盤にはKOのチャンスもあったようだが、結果は接戦を敗北。
初勝利には届かなかったジェド。
遠回りすればするほど、初勝利が持つ重みは大きくなる。
叶うことなら中日本のリングでその瞬間を見届けたい。
香川 来希 5戦2勝(1KO)2敗1分
ジェド・エンシナレス 3戦2敗1分
【ライト級8回戦】
丸元 大五郎(大成) ○ vs 樋口 和輝(ARITOMI)
3RKO
互角の展開から、痛恨の被弾でダウン。
そのままテンカウントに至ったとのこと。
相手や場所を選ばずのキャリアの中で、A級では3連敗となった樋口だが
ランカークラスの実力は持ち合わせていると思っている。
わずか3戦で樋口にKO勝利を収める相手を称えたいところ。
今後どういった道のりになるか…。
樋口らしいスリリングで熱量の高い試合を演じてほしいと願っている。
丸元 大五郎 3戦3勝(3KO)
樋口 和輝 12戦6勝(2KO)7敗
—
11月の中日本の敵地戦績 9戦3勝(3KO)6敗
所感)
スプリット判定がすべて西日本につくのはさすがに悔しい
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