中日本所属選手 11月の試合結果(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ! 2023/12/07
第8回WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT
2023年11月4日(土) 東京都:後楽園ホール
■日本フライ級タイトルマッチ
【フライ級10回戦】
飯村 樹輝弥(角海老宝石) ○ vs 村上 勝也(名古屋大橋)
10R判定 3-0(99-91、99-91、99-91)
技術で圧倒的に上回られる。
様々なもので上を行かれる。
試すこと試すこと見事に弾き返される。
そんな試合の中、後半全てをかなぐり捨てたようにがむしゃらに立ち向かっていく村上。
しれっと強くて涼しい顔をして勝っていく…そんな印象の村上が、
日本最高峰の舞台で熱量を爆発させるような戦いを見せた。
思い起こさせるのは井上 夕雅(真正)との試合。
敗北はしたが、熱い熱い戦いぶりだった。
あれから、村上はより強くなった。
今回は大差判定負けだったが、「日本王座を取れるポテンシャル」に疑いはない。
ここから…さらに。
そんな姿を予感させてくれた。
タイトルマッチに1度勝てばチャンピオン。
また挑んで欲しい。
飯村 樹輝弥 6戦5勝(1KO)1敗
村上 勝也 18戦14勝(3KO)3敗1分
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フェニックスバトル106&ふじの国 PROFESSIONAL BOXING 4
2023年11月7日(火) 東京都:後楽園ホール
【スーパーフライ級4回戦】
小川 昂輝(駿河男児) ○ vs 佐藤 諒(KG大和)
2RTKO
ファイター小川が強烈な右を幾度も叩き込んでKO勝利。
相手の粘りに倒すまでには至らなかったが、レフリーが救出してのTKO。
有望なファイターが複数産まれてきている中日本のボクシング。
楽しみな逸材が快勝を見せつけた。
小川 昂輝 2戦2勝(1KO)
佐藤 諒 1戦1敗
【60kg契約6回戦】
大畑 俊平(駿河男児) ○ vs 新井 志道(黒崎KANAO)
3RTKO
後楽園ホールに通い続ける暦年のマニアが「うますぎる」と舌を巻いた試合。
誘い込んでのカウンターから、自ら攻めても圧倒。
「面白くない試合をする」と宣言していた大畑。
B級戦線を一気に駆け上がり、A級戦線に挑んで行く。
大畑 俊平 2戦2勝(1KO)
新井 志道 9戦5勝(3KO)3敗1分
【スーパーバンタム級6回戦】
木村 天汰郎(駿河男児) ○ vs 中西 寛多郎(黒崎KANAO)
6R判定 2-0(57-57、58-56、58-56)
木村が中西のプレスを捌き切った。
過去新人王戦でぶつかった際にはドローの優勢点で中西が勝ち上がり。
木村にとってリベンジの戦いはまたも拮抗した。
中西の強いプレスに、木村が躍り切れたかと言えばそうではないが
フットワークとヒットで僅かな差を産み出して勝利を得た。
この試合展開を作った部分まで含めて、木村が強かった。
天汰郎がようやく復活した。
木村 天汰郎 13戦11勝2分
中西 寛多郎 8戦4勝3敗(1KO)1分
【スーパーフェザー級8回戦】
木村 蓮太朗(駿河男児) ○ vs ジェイソン・ブエナオブラ(比)
8R判定 3-0(79-73、80-72、80-72)
数多くのボディを集めて、木村が一方的な判定勝利。
耐えに耐えたブエナオブラだったが反撃には至らず。
KOには至らなかったが、強さはしっかりと見せつけた。
木村 蓮太朗 8戦7勝(3KO)1敗
ジェイソン・ブエナオブラ 22戦10勝(4KO)9敗3分
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新人王西軍代表決定戦
2023年11月12日(日) 大阪府:エディオンアリーナ大阪第2競技場
※試合映像は確認できておらず。
■2023年度全日本フライ級新人王西軍代表決定戦
【フライ級4回戦】
宮地 龍喜(ミツキ) vs ○ 坂井 涼(畑中)
1RTKO
1Rで二度のダウンを奪ってTKO勝ち。
中日本4回戦では戦う相手がいないと言われた全日本新人王候補筆頭。
その強さをしっかりと示して、全日本新人王戦へ踏み出してくれたようだ。
宮地 龍喜 8戦5勝(2KO)3敗
坂井 涼 5戦4勝(2KO)1敗
■2023年度全日本スーパーフライ級新人王西軍代表決定戦
【スーパーフライ級4回戦】
中上 勝一朗(江坂) vs ○ 藤野 零大(カシミ)
4RTKO
試合映像は確認できておらず。
優勝候補筆頭の犬塚 音也(松田)を退けて勝ち上がった藤野。
成り代わって高い期待値を集めていたが、2Rまさかのダウンを喫した。
しかし、3Rにはダウンを奪い返し、4Rにも追加でTKO。
凄まじい試合を勝ち上がったようだ。
中上 勝一朗 4戦3勝1敗
藤野 零大 4戦3勝(3KO)1分
■2023年度全日本バンタム級新人王西軍代表決定戦
【バンタム級5回戦】
森口 山都(クラトキ) ○ vs 樫谷 樹歌(タイガー)
5R判定 3-0(46-48、49-45、49-45)
樫谷が3Rに片膝をつくダウンを奪われての判定負け。
終盤には激しい試合に発展したとのこと。
今年の新人王トーナメントはここで脱落となったが、B級昇格の権利は手中に。
これから一つグレードの上がった戦いに挑んで行く姿を楽しみにしたい。
森口 山都 7戦6勝(2KO)1分
樫谷 樹歌 6戦4勝(1KO)2敗
■2023年度全日本スーパーバンタム級新人王西軍代表決定戦
【スーパーバンタム級4回戦】
田甫 吉駿(森岡) vs ○ 武藤 涼太(松田)
4R判定 0-3(37-38、36-39、36-39)
前評判の高かった西日本新人王からダウンを奪っての判定勝利。
中日本新人王トーナメントで技能賞を獲得した期待選手。
基本能力の高さはピカイチとも思える武藤が、全日本新人王戦への切符を手に入れた。
田甫 吉駿 7戦5勝(1KO)2敗
武藤 涼太 5戦4勝(2KO)1分
■2023年度全日本フェザー級新人王西軍代表決定戦
【フェザー級4回戦】
眞木 健多(真正) vs ○ 石崎 大二朗(LUSH)
4R判定 0-3(37-39、36-40、36-40)
眞木 健多 8戦4勝(2KO)3敗1分
石崎 大二朗 4戦4勝(2KO)
今年現れた有望なファイターの一人、
石崎が自身の土俵でもある撃ち合いを制したとのこと。
激しい試合を乗り越えて全日本新人王戦へ。
全日本の舞台ではハードパンチャーが待ち受ける。
■2023年度全日本スーパーフェザー級新人王西軍代表決定戦
【スーパーフェザー級4回戦】
小松 直人(森岡) ○ vs 新田 晃生(カシミ)
4R判定 3-0(39-36、39-36、39-36)
最終ラウンド、獲ればドローのラウンドで痛恨のダウン。
万能型で全ての基本値が高いはずの新田の敗戦は驚愕の思い。
毎年思い知る、獲ると思った選手が獲れない全日本新人王。
全国各地に強豪が潜んでいる。
小松 直人 8戦7勝(2KO)1敗
新田 晃生 4戦3勝(1KO)1敗
■2023年度全日本スーパーライト級新人王西軍代表決定戦
【スーパーライト級4回戦】
宮川 竜成(尼崎亀谷) ○ vs 中里 雄大(中日)
4R判定 3-0(40-35、40-35、40-35)
中里が3Rにダウンを奪われての判定負け。
独特のタイミングと丁寧さに惑わされることなく試合を制されたよう。
35歳という年齢でありながら、まだまだ伸びていけるようにもおもえる中里。
今後の刈谷での活躍に期待したい。
宮川 竜成 3戦3勝(1KO)
中里 雄大 4戦3勝1敗
■2023年度全日本ウェルター級新人王西軍代表決定戦
【ウェルター級4回戦】
冨永 大希(仲里) △ vs △ 松岡 蓮(浜松堀内)
4R判定 1-1(39-37、36-40、38-38)
一進一退の試合だった様子。
優勢点で松岡が全日本新人王戦への勝ち上がり。
ギリギリの戦いで苦労人が最終切符を手に入れた。
冨永 大希 5戦3勝(2KO)1敗1分
松岡 蓮 11戦5勝(5KO)5敗1分
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DANGAN261
2023年11月30日(木) 東京都:後楽園ホール
【58kg契約8回戦】
濱口 大樹(ワタナベ) △ vs △ 三輪 珠輝(名古屋大橋)
8R判定 0-0(76-76、76-76、76-76)
前半を強烈な右で圧倒した三輪だったが、両目眼底骨折から、
濱口の攻勢もあって後半をまくられてのドロー。
綺麗で丁寧、器用なボクサーでもある三輪だが、壮絶な試合もいくつもこなして来た。
この試合もまた、そういった試合だったと思っている。
A級初勝利には届かなかったが、聖地後楽園ホールで、
三輪珠輝なんたるかは示してくれたように感じる。
濱口 大樹 15戦6勝(4KO)8敗1分
三輪 珠輝 19戦8勝(1KO)9敗2分
11月の敵地戦績
8勝(4KO)4敗2分
(所感)
西軍代表戦の配信が無くて泣きそう
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