2023/04/02 -愛知・刈谷あいおいホール- ファイナル(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2023/04/02 -愛知・刈谷あいおいホール- ファイナル(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

【バンタム級8回戦】
テル のび太(緑) vs 杉本 太一(勝輝)

テル のび太 12戦8勝(3KO)3敗1分
杉本 太一 11戦8勝(1KO)1敗2分


会場に鳴り響く入場曲…青コーナーの杉本から呼びこまれるが、流れる曲は…ジャイアン!?
思わず音響さんが間違えたのかと思い、音響席をのぞき込む。
特に慌てるそぶりはない…そこに入場してきたのは、ジャイアンコスチュームの杉本。

まさか…テルのキャラに乗っかっての演出。
なんというサービス精神…!
いきなり度肝を抜かれることとなった。


対してのび太は地元大声援の中で入場。
デビュー戦で1枚もチケットが売れなかった男が、
今や多くのファンを抱えて堂々メインイベンターとして入場。
感慨深い思いになる。


試合の方は、ファイター同士の一戦…のはずが足を大きく使う杉本。
入ってくるのび太に合わせる右はかなり重たそうに見える。

2Rあたりから距離を詰めたのび太。
杉本を捉え始めるが、その分、杉本の力強い右をくらうシーンも増える。

アウトボクシングをする杉本、追うのび太。
この展開なら密着すればクリンチ…になることが多いはずが、そこはお互いに元来ファイター。
ゼロ距離で強烈に拳を叩き込み合う。

後半、杉本が足を止め、ファイトするシーンが目立ち始める。
5Rからは完全に足を止めてのファイト。
のび太が飛び込む場面を捉えながら、もみ合う場面でも激しく撃ち込む。
のび太はボディがジワジワと効き始めたか、少しずつ動きが落ちていく。

それでも、最後は両者振り絞っての死闘。
刈谷が大声援に包まれる。


マイジャッジは76-76でドロー。

公式ジャッジ。
77-75×2、76-76

2-0 勝者:杉本


中日本No.1ファイターがインファイトで上回られた。
最終ラウンド勝負とも思えた試合、まったく落ちることのなかった杉本。
あの場面であれだけの戦いができる、ただただ杉本が強かった。


のび太は連戦連勝でチャンピオンになるような選手ではない。
これまでも負けて負けて一歩ずつ。
中日本新人王決勝では相手に触れずに負けている。

最後には見ているこっちがびっくりするくらいに強くなってる。
そういう意味で、安心して見ていられる選手。
また、きっとのび太は強くなって帰ってくる。

 

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